「日焼け止めは夏だけ」「毎朝、ちゃんと塗っているから大丈夫」そのUVケア、もしかしたら間違っているかも!? 日々の紫外線の蓄積は、肌の老化やトラブルの元凶に。紫外線から肌を徹底的にガードするために、的確なケア法をトータルビューティアドバイザーの水井真理子さんに教えていただきました。


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出典:気象庁「日最大UVインデックス(推定値)の年間推移グラフ」 (http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html)を加工して作成


紫外線=シミができる、だけではありません
UV対策=エイジング対策!


紫外線を浴びることによる肌の老化現象は“光老化”と呼ばれ、日焼け止めを塗ると、その進行を緩やかにすることができます。紫外線量のピークは夏ですが、年間を通してずっと地表に降り注いでいることが、上のグラフからはっきり見てとれます。


紫外線の蓄積は、表面だけではなく肌の深部までダメージを与え、“老け肌”を招いてしまいます。紫外線対策はスキンケアと同じくらい、将来の肌のために大切!マキア世代にとっては、毎日必須のケアといえるでしょう。



UV対策にまつわる素朴な疑問……


Q1.日焼け止め効果のあるファンデーションを塗るだけではダメなの?


UVアイテムとファンデーションは重ねたほうがベターです。SPF20のものをふたつ重ねたからといってSPF40になることはありませんが、より崩れにくく、紫外線防止効果は高まります。特にこれからの季節は上手に重ねてみてください。



Q2.SPFやPAの数値はどう選べばいいの?

最近の製品は高SPF/PAのものが多いので、ライフスタイルや感触、使い心地を優先して選んでよいと思います。こまめに塗り直しすることも大事。通勤中、駅~オフィスまで数分しか歩かない人なら、SPF値は30もあれば十分。塗り直せない人や、長時間の外出やスポーツなどをする人は、数値の高いものを選びましょう。どうしても汗をかいて日焼け止めが取れてしまうことがあるので、そのときにはやはり塗り直しは必要です。



Q3.UV対策アイテムの正しい塗り方を教えて!

のびがいいからちょっとでOK!なんて思っていませんか?しっかり厚めに塗るほどUVカット力は高まります。塗ったつもりが、きちんと塗れていない人が多いのが現状。日焼け止めは塗り残しのないよう、耳の後ろや髪の生え際など、すみずみまで。容量を守り、のびがいいものでも、しっかり塗った方が無難です。

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肌には思っている以上に凹凸があるため、ただ広げるだけでは塗りムラができてしまいがち。ベースメイクを塗る要領で顔全体に広げたら、手のひらで優しく押して日焼け止めを均一に密着させましょう。塗る→ハンドプレスで押し込む、この2ステップで肌に入れ込むひと手間を習慣にして!



撮影/坂本よう子 ヘアメイク/新見千晶 文/中島和美




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最終更新日:

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