「MAQUIA」2月号では、美肌にとってNGな「クセ」について、ドクター目線でアドバイス。生活習慣を見直すだけで、もっと肌はキレイに!
無意識にやりがちな仕草が汚肌の原因
そのクセやめたら美肌になった!
きちんとケアしてるのに肌にはトラブル。そんなことありませんか? ひょっとするとそれ、“クセ”のせいかも。生活習慣を見直すだけで、美肌につながるヒミツが隠れている!
教えてくれたのは…
銀座ケイスキンクリニック院長
慶田朋子先生
歯に衣着せぬ物言いで的確に肌をジャッジ。さまざまな肌悩みに対して丁寧に向き合い、最適な施術を提案する予約の絶えないクリニックの美人院長。
クセ
ついついお菓子に手が伸びる
間食はシワやコラーゲン減少につながる
注意すべきは“食べ過ぎ”&“空腹状態でとる糖”。糖がコラーゲンなどのタンパク質に結びついて変性する糖化は老化を加速。コラーゲンの劣化からくすみやキメの悪化、シワにつながります。糖質の少ないものを選んだり、食べる順番に気をつけてみて。
間食をゼロにするのが難しいなら、栄養豊富なおやつに変えてみて。美禅食バー(6本入り)¥1080/ドクターシーラボ
クセ
考え事をするときはつい頬杖をついちゃう
頬杖でかけている圧が毛穴を詰まらせるもとに
顔を触るという“刺激”は毛穴を詰まらせ、ニキビができるきっかけになる可能性が! また、手のひらについている目に見えない無数の汚れや菌は肌荒れのモト。意識して触らないようにしましょう。
クセ
キメ顔が左右非対称になりがち
ズバリ、その表情のまま歪みます
例えば、片眉をあげたり、片方だけ口角をあげるといった表情がクセになると筋肉までクセづいて非対称になる場合が。今は一瞬の表情でも何十年後かにはそれがあなたの顔。よくやっている表情を鏡で観察してみて。
クセ
眠るときも常にカーテンはレースだけ
朝のたった1時間でも確実にシミの原因に
目覚めに太陽の光を取り入れるなら、歩いてカーテンを開けに行き目から光を取り込む方が◎。ベッドと窓の位置関係で、顔の片側だけに光が当たるようになっていると顔の片側だけにシミが増えてしまうかも。
紫外線対策をしないとこんなにシミが…
日焼け止めの使用習慣の有無でシミの数に差が。寝るときに日焼け止めを塗るわけにはいかないので、遮光カーテンなどで対策を。
クセ
表情に力が入り過ぎ
今は一時のシワでも時がたつと消えなくなります
眉間や鼻にシワを寄せたくしゃ笑顔や、おでこにシワを寄せるほど目を見開いて驚く表情。続ければ続けるほど、シワが定着。ふいうちの表情を、加工しないとSNSにアップできないなら見直しどき。
クセ
乾燥を防ぐために暖房はつけずに加湿器をたく
加湿をしているつもりが逆に乾燥する環境に……
部屋で加湿器をたくなら室温も上げるのが鉄則。特に冬は、外気が冷たく窓が冷えます。室温を下げてしまい、水分は窓につく結露と化すだけ。部屋を暖かくして加湿器をたく方が保湿されやすい状態になります。
クセ
いつも同じ方を下に寝ている
ほうれい線を寝押ししていることに!
顔の左側を枕につけて寝るのが好き、など、好みってありますよね。でも毎日続けると、頬が圧迫されてほうれい線が深まってしまうかも。せめて入眠する前までは上向きを意識したり、コスメに頼っては?
顔の対称性は加齢とクセで失われる
46歳と50歳の比較写真。右半顔の輪郭が大きく変化しており、顔の高い部分(赤で囲まれた部分)も非対称さが増している。加齢も原因だがクセによってさらに変化が大きくなることも。
どうしてもやめられないなら…
美容液を投入しても。睡眠時のシワの原因、ハリや弾力不足にアプローチ。オーキデ アンペリアル ザ ナイトセロム 30ml ¥58400/ゲラン(1月2日発売)
クセ
ブラシを何往復もしてシェーディング
フェイスラインだけニキビができる人は要注意です
使い倒したブラシや痛く感じるようなブラシを使って、フェイスラインに何往復もシェーディングを入れているなら注意です。摩擦で角層が厚くなって毛穴を塞ぎ、ニキビができやすい環境に。1往復程度を肌あたりの良いブラシで!
クセはこうして見極めて
肌状態が左右均等でないところにクセあり!
片側だけ乾燥している、一部分にのみニキビができる。それは普段のクセのせいかも。普段の行動を意識してじっくり観察してみて。
ふいうちの写真こそ見つめるべし!
写真を並べて見ると同じ表情になってない? 得意な表情によって肌悩みが生まれている可能性が。カメラロールのパトロールを。
自分でわからないクセは人に聞け!
クセは基本的に無意識なもの。一緒にいることが多い人などに自分のクセを聞いてみて。肌トラブルにつながる原因が判明するかも。
MAQUIA 2月号
イラスト/菜々子 取材・文/浦安真利子 企画/横山由佳(MAQUIA)
最終更新日: