ほとんどのアイパレットは、セットされている同系色をグラデーションで使うのがセオリーだったはず。なのに、この秋は反対色を組み合わせたパレットや、締め色が入っていないパレットなど、個性的なアイテムが大集合。一見使いこなすのが難しいイメージだけれど、塗り方の法則を決めてしまえば簡単に!
教えて! 長井かおりさん
【締め色がないアイパレットの活用テク】
1_ 「なじむグレーはまぶた全体に、明るい色はどちらかを選んで」
組み合わせ次第でバリエは無限大。「4色の質感が同じだから使いやすい。グレー、オレンジの明るい色は、どちらかを下まぶたの目尻に入れてみて」。ヴォランタリーベイシス アイパレット 06 ¥6200/セルヴォーク
2_「ポイントでシルバーを入れるとグッとおしゃれに!」
キラリとパールが光る抜け感パレット。「右下のオレンジをアイホールに、上段のピンクを重ねて。下まぶたの目尻に左下のシルバーを入れるとおしゃれな目元に」フーミー アイシャドウパレット S.P ¥1800/Clue
3_ 「グリーンかパープル、濃い色は下まぶたに使うとGOOD」
肌に近い質感を追求。「右上のセージグリーンをアイホールに、左上のライトベージュをオーバー気味に重ねる。グリーンかパープルどちらかを下まぶたの目尻に」。キッカ フローレスグロウ リッドテクスチャー アイシャドウ EX12 ¥5500/カネボウ化粧品(限定色)
4_「メイクもアクセ感覚で。服や小物とトータルで色合わせを」
きらめくシャインカラーで目元を華やかに彩る。「ヴィヴィッドカラーは洋服やアクセの色と合わせるとセンスよく見える!」。ルナソル アイカラーレーション 01 ¥6200/カネボウ化粧品
メイクポイントはここ!
「鮮やかなヴィヴィッドカラーは下まぶたにさりげなく!」
使いこなすのが難しいカラフルカラー(パレット左の2色)は下まぶたの目尻など狭い範囲に入れて、さりげなく印象的に見せるのがポイント。洋服やネイル、アクセサリーなどと同系色を選ぶとバランスよく仕上がります。
PROCESS
1.濃いカラー(パレット右下)を指にとり、アイホールに塗る。指を滑らせるようにして薄く広げて。
2.ラメカラー(パレット右上)を指にとり、ポンポンとやさしく叩きこみながら1に重ねる。1よりやや広めに入れると1の色が淡くなり、自然な発色に。
3.ヴィヴィッドなカラーはパレット左上のみを使用。黒目の外側から下まぶたの目尻にだけ入れる。
難しいと思っていたカラフルな秋色が自然に!
いつもと違う新鮮な自分に出会える
グレーブルーニット¥20000/バトナー(デミルクス ビームス 新宿) イヤリング¥2800/mimi33(サンポークリエイト) リング(人差し指)¥1500、(中指)¥2100/ともにアネモネ(サンポークリエイト)
ヘア&メイクを担当したのは…
Profile / ながいかおり。『MAQUIA』をはじめ、美容誌、TVなど多数のビューティメディアで活躍するヘアメイクアーティスト。誰でも簡単に美しくなれる独自のメイクテクニックに定評があり、イベントや監修に携わる。『必要なのはコスメではなくテクニック』(ダイヤモンド社)、『テクニックさえ身につければ“キレイ”はもっと引き出せる』(講談社)など、著書多数。
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撮影/当瀬真衣〈TRIVAL〉(モデル)、久々江 満(物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/柿原陽子 モデル/泉 はる 取材・文/佐久間千絵 構成/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)