この秋は、パープルやグリーンなどのコントロールカラー、オイル状の下地、色をブレンドするタイプなど、ユニークな下地が続々とお目見え。だけど、肌色っぽくないのに、本当になじむの? 使いこなすコツを人気ヘアメイク長井かおりさんに聞いてみました!
教えて! 長井かおりさん
【何が正解? 肌色以外のベースアイテム】
1_「パープルは透明感アップに最適!」
色ムラやくすみを瞬時にカバー。高い保湿力でみずみずしい肌に。「白く、透き通るような理想の肌に整えてくれる!」 ステージ パフォーマー ブロック:ブースター アイシー モーヴ SPF50·PA+++ 30mL ¥4500/シュウ ウエムラ
2_「ニキビの赤みや、肌の色ムラにはグリーン」
赤みやニキビあとをカバーするグリーン。「鼻を中心に顔の中央を三角に塗ると立体感が出て、毛穴レスななめらか肌に」 エレガンス モデリング カラーアップ ベース GR400 SPF25·PA++ 30g ¥4500/エレガンス コスメティックス
3_「ツヤっとした肌をねらえるオイル下地」
純度の高い22Kゴールドパウダー配合のプライマー。毛穴もアラもカモフラージュ。「オイルインでなりたいツヤ肌に。乾燥しやすい肌に最適」 。アプソリュ ゴールデンプライマー 15mL ¥10000/ランコム
4_「あらゆる肌悩みを瞬時にカバー」
イエロー、ブルー、レッドの3色を混ぜると肌になじむ色に変化。「これだけで肌が8割整うからファンデーションは少量でOK」 。ディエム クルール カラーブレンドグローファンデーション 全4色 SPF20·PA+++ ¥5300(ケース別売り ¥1200)/ポーラ
メイクポイントはここ!
「下地は“なると塗り”で手早くムラなく仕上げる!」
今回は、透明感をアップさせるパープル系をチョイス。下地を置くのは両頬と額の3か所。“なると状”にのせ、広い面に広げてから塗り始めるのがムラなく均一に塗るコツ。5点置きよりも肌に触れる回数が少なく、負担をかけずに手早く塗れます。
PROCESS
1.両頬と額の3か所に、指でぐるぐると大きめのなると状に下地をのせる。
2.指先で内側から外側の方向に、なると状の下地を薄くなじませるようにムラなく伸ばす。
3.塗り終わったら、スキンケアするときのように手のひらで顔を包み込んで下地をピタッと定着させる。
4.フェイスラインや生え際には塗らずに、指1本分残しておくとのっぺりとして見えずに自然な立体感が生まれる。
下地は“なりたい肌別”にセレクトを。
使い方をマスターすれば
透明感あふれる立体フェイスに
グレーシャツ¥39000/リト×デミルクス ビームス(デミルクス ビームス 新宿) イヤーカフ(上※2コセット)¥1680、(下)¥1100/ともにアネモネ(サンポークリエイト)
ヘア&メイクを担当したのは…
Profile / ながいかおり。『MAQUIA』をはじめ、美容誌、TVなど多数のビューティメディアで活躍するヘアメイクアーティスト。誰でも簡単に美しくなれる独自のメイクテクニックに定評があり、イベントや監修に携わる。『必要なのはコスメではなくテクニック』(ダイヤモンド社)、『テクニックさえ身につければ“キレイ”はもっと引き出せる』(講談社)など、著書多数。
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撮影/当瀬真衣〈TRIVAL〉(モデル)、久々江 満(物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/柿原陽子 モデル/泉 はる 取材・文/佐久間千絵 構成/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)