肌のアラ、ファンデーションの厚塗りで隠していませんか? 「MAQUIA」10月号では、さり気ない仕込みでナチュラル美肌に見せる、ベースメイクのコツとアイテムを紹介中。その中から、肌にぽつんと現れて美肌を台無しにする、シミとニキビの隠し方を、チラッとお見せします。小田切ヒロさん
ヘア&メイクアップアーティスト。確固とした理論を持ち、今っぽくてリアルに使える製品をお見立て。
ポツンと目立ってオバサンぽいシミは
濃厚コンシーラーとFDやお粉の層で隠して
小田切さん「実はシミがほのかに浮いているくらいの薄肌も今っぽいのですが、やっぱりシミは気になるもの。濃密だけど厚みの出にくい、チップタイプのコンシーラーが適任です。ファンデーションはパウダリーならコンシーラーを先に塗り、リキッドならコンシーラーをそのあとに。仕上げのパウダーも重ね、3層ヴェールでカバーして」。
1. コンシーラーをシミよりもひとまわり広めに直塗り。シミ部分には触れず肌との境目だけを指でポンポンなじませる。
厚みを出さずハイカバー
軽やかなのに高密着。シワなどの溝にも対応。マイファンスィー モイスチャー フィット コンシーラー ミディアム ¥3600/江原道(9月5日限定発売)
2. パウダーをパフにとり、よぶんな粉をはらってから、カバーした部分をやさしく押さえる。こするとはがれるので厳禁。
美白ケアも同時進行
雪のように繊細な透明美肌に。美白効果も嬉しい。マキアージュ スノービューティー Ⅱ(医薬部外品)¥6500(編集部調べ)/資生堂(9月21日限定発売)
白肌印象をダウンさせていたシミがほぼ完璧に消滅。色はしっかり隠れているのに、“いかにも隠している感”がないのがポイント。
清潔感とあか抜け度がガタ落ち
ニキビの赤みは暗めの色でつぶすべし
小田切さん「ニキビの凹凸は隠すのが難しいものですが、赤みをカバーするだけでもかなり目立たなくなります。強い赤みは、肌よりも少し暗めの色でつぶすとキレイに隠れるので、コンシーラーは色調整がしやすいパレットが便利。仕上げはパウダーでは軽すぎてしまうので、パウダリーファンデーションを重ねてしっかりWカバーを」。
自分色にカスタマイズ
日本人の肌に合わせた厳選カラー。ほどよいかたさで色同士をブレンドしやすく、思い通りの色が作れる。マルチコンシーラー パレット 5YRライト/5YR ダーク ¥4500/シュウ ウエムラ
1. コンシーラーの2色を混ぜて、自分の肌よりやや暗めの色を作る。ニキビよりもやや広めに塗り、赤みをしっかり隠す。
2. 肌とコンシーラーの境目を指でぼかしてなじませる。パウダリーファンデーションをスポンジで軽く押さえて定着させる。
赤くふくらんだニキビで挑戦。ふくらみは隠せないものの赤みが消えるだけで、ほとんど目立たなく。かなり至近距離でないと見えない。
MAQUIA10月号
撮影/藤澤由加(人) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/小田切ヒロ〈ラ・ドンナ〉 スタイリスト/福永いずみ モデル/石井里奈、石上智恵子、狩野明日香、中西麻里衣(マキアビューティズ) 取材・文/摩文仁こずえ 構成/火箱奈央(MAQUIA)
【MAQUIA10月号☆好評発売中】
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