夏の紫外線をじかに浴びる髪は、変色したりキューティクルが剥がれたり……さらに猛暑で汗をかく量が増え、頭皮の毛穴が皮脂でつまりがちになり、髪の毛のダメージは深刻に。トータルビューティアドバイザー 水井真理子さんに、美髪を保つ洗い方や頭皮ケアの基本を教えていただきました。

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夏こそ、頭皮の毛穴に詰まった汚れをもみ出して


頭皮には、顔の約3倍といわれる量の皮脂腺があり、皮脂を分泌しています。その皮脂が髪に行き渡ってツヤのもとになるのです。ところが、頭皮をしっかり洗えていないと汚れが毛穴を詰まらせ、皮脂が内側に滞ってさまざまな頭皮トラブルや髪のパサつきの原因に。



マキア世代だと、シャンプー後の髪にばかり気を取られて、髪を育む頭皮を大事にしていない人が多いですね。あなたも、表面に見えている部分ばかりをお手入れしていませんか? 頭皮はすこやかな髪を育てる土壌。まずはしっかりと汚れを取り除き、血行を促進させて、頭皮にたっぷりと栄養を届ければ、外からのダメージに関係なく、豊かな土壌から元気な植物が育つように、美しい髪が芽生えるのです。


頭皮の血流が悪くなると髪に栄養が行き渡らず、髪全体のハリ・弾力が失われます。すると髪にコシがない、ボリュームが出にくい、抜け毛などの悩みへとつながってしまいます。頭皮の血行をよくすることは、すこやかな髪を保つための基本のお手入れ!


シャンプーの時は、ヘアサロンで美容師さんが洗ってくれるように、指の腹を使い頭皮の毛穴をもむようにして、丁寧に洗うことを心がけましょう。最近は、ジェルネイルなどで爪が長い人も多いので、頭皮用マッサージグッズを使うとスムーズに洗えるのでおすすめ。


頭の中で洗いの残しが多い、耳周りや側頭部。このあたりをしっかりほぐせば、血液やリンパの流れがよくなり、疲れも一掃。頭全体が軽くなり、フェイスラインのたるみ予防にもなりますよ。正しいシャンプーマッサージ方法を行うことで、頭皮の状態が整い、髪の毛がフワッとしてくるのを実感できるはず!


次回は、「頭皮ケア&UVケア&髪のツヤ出し」におすすめのアイテムをご紹介します。お楽しみに♪



撮影/坂本よう子 ヘアメイク/新見千晶 文/中島和美



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