あなたが痩せない理由は筋肉の位置にあった!? 「MAQUIA」6月号の『話題のエクササイズで1ヵ月痩せ』特集から、パーソナルトレーナーの大久保圭祐さんが教える筋膜ボディセラピーをお届けします。
読者Iが挑戦
あと少しだけ痩せたいんです
「筋膜ボディセラピー」
一番効果があったのはココ!
ウエスト-5.5cm!
ぽっこりと出ていた下腹に劇的な変化が。ボトムの1サイズダウンにも成功★
全身の巡りを改善!
筋膜ボディセラピー
「朝晩の運動のおかげで、次の日のカラダが元気に!」
教えてくれたのは
パーソナルトレーナー 大久保圭祐さん
体の構造を知り、どう動かしているのか意識することで、所作までも変わっていき、自然と痩せ体質に。『筋膜ボディセラピー』(三栄書房)
痩せるカギは本来の位置
に筋肉を戻すこと!
シェイプアップをするために筋トレをしているのに、いつのまにか脚が太くなっていたり、はたまた全く効いている様子がなかったり……。その原因、筋肉があるべき位置にないからかも。
「筋肉は、たくさんの筋繊維を“筋膜”というボディスーツのようなもので包み込んで成り立っています。この筋膜、隣接しあう筋膜同士でくっつく“癒着”が起こりやすい。癒着した筋膜のまま運動しても十分な効果は得られません。まず癒着した筋膜をゆるめ、筋肉を本来の位置に戻すことが重要。筋肉が正しい位置に戻って初めて、筋肉に正しく刺激を入れられます。そして刺激で縮めた筋肉は、最終的に伸ばすストレッチで再度元の長さへ。この3ステップを繰り返すことで効率よく脂肪燃焼ができるのです」(大久保さん)
まずはココから!
足底12点意識
足裏をひとつの面としてとらえるのではなく、細かく12点を意識して、足裏の感覚を高める。
足裏は地面につき体重移動
片方の足を前へ出し、体重をかける。3点を意識し、それぞれの四角形をなぞるように体重を移動。
足裏3点を意識→細かく12点意識を
親指の付け根の下、小指の付け根の下、かかとの3点を意識し、その3点を四角形で囲み12点を意識。
ゆるめる
大腿四頭筋のリリース
太もものこわばりをほぐすことで、筋膜の癒着を取り除き、筋肉が適切に動くように!
垂直と平行に圧を加えてほぐす
①太ももの筋肉が硬くなっている部分にひじを置き、筋肉がゆるむ感覚が得られるまでキープ。その後、平行にスライド。②ひじで垂直圧を加えたままひざ伸ばしを繰り返し、太もも全体をゆるめて。
伸ばす
脚のストレッチ
ウォーミングアップではなく、トレーニングで縮めた筋肉を戻すためのストレッチ。
筋肉を本来の位置に戻す
①うつぶせでひざを曲げ、かかとをお尻につける。②もう片方の足を外側に曲げ、体と垂直になるように太ももを上げる。③片方の脚を股関節から内側にねじる。④あごを引きながら、腕で地面を押すように上体を起こす。お腹、骨盤から脚の付け根、太ももを伸ばす。反対側も。
整える
左右10回2セット
筋膜チェーンランジ
大きい太ももの筋肉に刺激を与えて活性化することで、代謝を高めて太りにくい体へ。
1 腕に負荷をかける
ひじを伸ばし、両手で500mlの中身入りペットボトルを持ち、まっすぐに立つ。
2 大きく踏み込む
踏み込んだひざが直角になるように腰を落とす。このとき、ひじは伸ばしたまま。
3 そのまま腕をねじる
踏み込んだ脚と同じ方向へ、腕をねじり、1のスタートポジションへ戻る。
4 左右交互に行う
今度は反対側の脚で前へ踏み込み、反対側へ腕をねじる。左右交互に行って。
左右10回1セット
ワンレッグ デッド リフト
お尻の上部に刺激を与えるので、キレイなボリュームを出し、脚全体を引き締める効果が。
バランスをとりながら体幹を鍛える
①ペットボトルを床に置き、1歩半下がる。その場で片脚のひざを直角に上げる。②脚の付け根に物を挟むように股関節を曲げ、上半身を前に倒す。もう一方の手でペットボトルにタッチ。
③上体を元に戻す。④再度上半身を前へ倒し、反対の手でペットボトルをタッチ。この動作を片脚10回ずつ行ったら、反対側の脚で繰り返す。
MAQUIA6月号
撮影/藤澤由加(モデル) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/藤田智子 モデル/テイラー鈴木 イラスト/田中麻里子 取材・文/谷口絵美 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA6月号☆好評発売中】