新トリビア続出で再び注目を集める卵。良質なたんぱく質たっぷりの卵を、おいしく美容に生かすレシピを、「MAQUIA」8月号で紹介中。 まずは、卵の美容ポイントをチェック! 医学博士の松倉先生と、管理栄養士で料理研究家の関口さんに教えてもらいました。
医学博士 松倉知之先生
松倉クリニック&メディカルスパ院長。美と健康を、内側と外側から追求する美容外科のパイオニア。
管理栄養士・料理研究家
関口絢子さん
企業や各種メディアなどを中心に、レシピやコラム、企画提案。近著に『脳と体に効く油』(宝島社)。
卵トリビア1
なんと1日1個以上食べてもOK
松倉先生「たんぱく質は健康なら摂りすぎて困るということはないので、たんぱく質が豊富な卵は積極的に食べてほしいですね。ただ、卵のアレルギーを持っている人は控えたほうがいいです」。
関口さん「他の食材も食べてたんぱく質を補うと考えたら、1日3個ぐらいが妥当だと思います」。
卵トリビア2
卵×ブロッコリーでシミ予防に!
関口さん「「たんぱく質と鉄分が含まれる卵に、抗酸化作用のあるビタミンCとルテインが含まれるブロッコリーを組み合わせると、シミ対策に効果的」。
卵トリビア3
実は栄養豊富なスーパーフード!
松倉先生「体を構成する20種類のアミノ酸のうち、食物でしか摂取できない9種類を必須アミノ酸と呼びます。卵は、その必須アミノ酸のバランスがパーフェクト。さらに、髪、肌、爪を作るビタミンや、肌の代謝・修復に必要なミネラルも豊富。まさに、美に欠かせないスーパーフードなんです」。
卵トリビア4
卵をたくさん食べてもコレステロール値は上がらない!
松倉先生「コレステロールにも、善玉(HDL)と悪玉(LDL)があって、このバランスがとれていれば、ある程度摂っても大丈夫。ただ、糖質を摂りすぎると悪玉を増やしてしまうので注意。卵をたくさん食べたからといって、LDLコレステロールの数値が極端に上がるということはないので、安心して」。
卵トリビア5
卵×発酵食品で快腸!
関口さん「腸内環境をよくすると、体の免疫が高まり、美容にも効果的。みそやキムチ、塩麹など発酵食品と組み合わせてみて」。
卵トリビア6
一番、消化吸収しやすいのは半熟卵
関口さん「たんぱく質は、熱を加えすぎると、凝り固まってしまい、消化吸収に時間がかかってしまうんです。なので、卵は卵焼きよりも半熟状態の目玉焼きやゆで卵、温泉卵で食べると最適です。手っ取り早く食べられるゆで卵は、空腹を感じにくいので、ダイエット中の間食にもオススメ」。
卵トリビア7
卵×トマトで若々しい肌!
関口さん「たんぱく質豊富な卵とリコピンが含まれるトマト、さらに良質な油を組み合わせれば、肌の新陳代謝が促進されます」。
卵トリビア8
卵×肉でアミノ酸吸収量UP!
関口さん「アミノ酸スコアが100の卵とお肉を合わせて食べると、よりたんぱく質のバランスがよくなり、効率よく吸収できます」。
【正しい卵の取り扱い方法】
尖った方を下に保存
関口さん「市販のパックに入っている状態が最適な保存法。気室のある丸い方を上にするほうが卵の呼吸がスムーズと言われています」。
卵は洗わなくてOK
関口さん「卵は流通する前に洗浄・すすぎ・乾燥されています。汚れがある場合は拭き取って」。
賞味期限は冷蔵庫で1週間
関口さん「食中毒の原因となるサルモネラ菌が増えるには、室温で約2週間程度必要。生食なら冷蔵庫で1週間、加熱するなら2週間を目安にして」。
混ぜすぎ注意!
関口さん「卵料理をおいしく作るポイントは、卵白と卵黄を混ぜすぎないこと。均一さがないほうが、加熱した時にジューシーな美味しさが生まれます」。
カラザは取っても取らなくてもOK
関口さん「カラザもたんぱく質の一部。取り除かないほうがたんぱく質をより多く摂れます」。
料理家 星谷菜々さん
女性誌などで複数の連載を持つ人気料理家。7月にレシピ本『フルーツスイーツダイアリー』(グラフィック社)を発売。
輝く白い肌に!
イタリアン目玉焼き
(メイン画像)
卵×トマトは、美白、美肌を狙えるゴールデンコンビ。切って焼くだけのカンタン調理だから、忙しい朝でも美をキープするのにベストなレシピです。
材料(2人分)
プチトマト…8個
オリーブオイル…小さじ2
卵…2個
塩…適量
こしょう…適量
バルサミコ酢…小さじ1
パセリ(みじん切り)…適量
パン…適宜
1. フライパンにオリーブオイルを中火でよく熱し、半分に切ったプチトマトを並べ、卵を割り入れる。
2. 蓋をして弱火にし、好みの硬さに焼いたら器に取り出し、塩、こしょうを振る。
3. 2のフライパンにバルサミコ酢を入れて、トマトの煮汁をこそげ落とすように、余熱で煮詰めて、2にかける。パセリを振りかけ、パンを添える。
次回は、卵を使った美肌メニューをご紹介します。
MAQUIA8月号
撮影/福尾美雪 レシピ・料理・スタイリスト/星谷菜々 取材・文/宮平なつき 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA8月号☆絶賛好評中】
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