基本知識と、毎日の食事の見直しでお腹ぽっこりを解消! 「MAQUIA」6月号では、森 拓郎先生が脂肪太りタイプにおすすめのダイエットを指南。
欲しいのは、キュッとした
くびれとぺたんこ感!
あなたがすべき
「腹トレ」100問100答
しばらく姿を見ないくびれに、視界を遮るぽっこりお腹……。現実逃避する前に、全方位から切り込む腹トレテクに挑むべし!
食事制限より質と量の見直しを
森 拓郎先生監修
脂肪太りで
お腹ぽっこり解消
体重やBMIは平均的、顔や手脚もけっして太くないのに、実は体脂肪率の高い“かくれ肥満”タイプが、じわじわと増殖中。
Q ぽっこりが気になり始める
体脂肪率のボーダーラインは?
A 体脂肪率が25%を超えた
あたりから気づくはず
「健康に過ごせる体脂肪率の範囲は20〜30%ですが、美容基準値の上限は24%。体脂肪率が25%を超えるとお腹のラインが気になり始め、26%以上になると完全な脂肪太りといえます」(森さん、以下同)
Q どうして手足にはつかず
お腹だけに脂肪がつくの?
A 生活習慣や食がダメ!
「丼モノ、ラーメン、カレー、菓子パンなど脂肪になりやすい糖質+脂質の“悪魔のコンビネーション”や、低カロリー食品が好きな人は、たんぱく質不足でお腹につきやすい。運動不足や夜更かしも代謝低下を加速させます」
Q 見た目に特徴はある?
A 全身ぽっちゃり、手足が細いのに
下腹部ぽっこりも要注意!
「全身ぽっちゃりの洋梨型シルエット、もしくは手足が細いのに下腹部がぽっこりしているのが特徴。筋肉が少なくて脂肪が多いので肉をつかむと柔らかく、セルライトやむくみが気になりやすい傾向もあります」
Q よく耳にする内臓脂肪と
皮下脂肪の違いは?
A 内臓脂肪は落としやすく、
皮下脂肪は落としにくい
「女性に多い皮下脂肪は、増えすぎたり筋力不足や冷えで血行が悪くなると、頑固なセルライトになります。内臓脂肪は皮下脂肪より奥にあり、落としやすい。女性よりも男性につきやすい脂肪です」
Q 皮下脂肪を落とすためには、
何から始めればいい?
A 根本は食事の見直し
「たんぱく質を積極的に摂って筋肉量を上げることが不可欠。基礎代謝が増え、インナーマッスルが強化されると、お腹は自然に引き上げられます。代謝を上げる筋トレも必須」
Q 1日3食食べたほうがいいの?
A 1日分のたんぱく質が足りていれば、
無理せず2食でもOK
「重要なのは、1日に手のひら2枚分のたんぱく質を摂ること。たんぱく質の量が足りていれば、1日2食でも大丈夫。ただし夕食が遅いと内臓に負担がかかるので時間は意識して」
Q それなら食事制限すればお腹はへこむ?
A 極端な食事制限は筋肉量が
減ってしまうので、逆効果
「低たんぱく・低カロリーな食事は、代謝を上げるのに必要な筋肉を落として脂肪をつけるだけ。手足や顔は細いのに、お腹だけぽっこりなキューピーちゃん体型になってしまいます。まずは、質と量の見直しを」