水毒とは、体の中の水の流れが滞っている状態のこと。
水には体に潤いをめぐらせ老廃物を回収する役割があります。そのため流れが滞ると肌がくすんだり、むくんだりして、美を損ねてしまう原因に。
特に最近の女性は、筋力の低下や不規則な生活のせいで代謝が衰え、水毒になっている人がほとんど。
おなかがぽっこり出ている、足首のくびれが目立たない、朝起きると顔がむくんでいる、などに当てはまるなら要注意! 今日から水毒レスな生活を始めましょう。
前回に引き続き今回も、美人整体師・朝井先生が実践している、水毒デトックスのための習慣を教えてもらいましょう!
1日20秒でOK!
逆立ちで内臓を戻す
「逆立ちをすれば、重力の影響で下半身に溜まった水毒を、一気に上へ流せます。しかも、同じく下がりがちな内臓が元に戻るから、ぽっこりおなかも解消できる。慣れないうちは、20秒でOK。慣れたら、1分続けます。ただし、めまいの恐れがあるので、長時間は禁物」
ぐっすり眠れる全裸睡眠
「眠るときは、何も身につけない“全裸睡眠”を実行しています。気・血・水のめぐりを遮る衣服から解放されることでエネルギーが循環して、体が温まります。睡眠の質も、ずっとよくなりますよ」
リンパの詰まり解消
脇の下マッサージ
ワキの下にはリンパ節がたくさん。ここが詰まると、デコルテや腕に、水毒が溜まりやすくなるのでマメにマッサージを。
「ワキに拳を挟むだけで、十分ほぐれます。ここがほぐれれば、二の腕のむくみも緩和。二の腕をスリムにしたい人や、デコルテの肌ツヤをよくしたい人は、ぜひトライして」
オフィスでこっそり
ひざ裏のツボ刺激
ひざの裏には、委中といって、脚に溜まった水毒や老廃物を流すのに効果的なツボが。
「脚を組んで座り、ひざで、反対のひざ裏を押すと、委中を刺激できます。ふくらはぎも押せば、むくみ予防効果がアップ。仕事中でも、デスクの下で、こっそり実践できます」
椅子に座って脚を組む。下になったひざで、上にのったひざの裏を押す。そのままひざで押し上げるように揉めば、委中のツボを刺激できる。
皮膚や粘膜にも優しさを
オーガニックコスメでケア
「頭皮やワキの下の皮膚は、外部からの成分を吸収しやすい、といわれています。また、性器や口腔などの粘膜も、吸収力の高い部分。私はシャンプーや制汗剤、歯磨き粉は極力ナチュラルなものを選ぶように心がけています」
(右から)発泡剤を含まない歯磨き粉。メイド オブ オーガニクス オーガニック アロエベラ トゥースペースト グリーンハーブ 75g ¥1200、アルミニウム不使用の制汗剤。同DE ロールオン レモン 70㎖ ¥1500/たかくら新産業
次回からは、むくみの原因の水毒をデトックスしてくれる食べ物をご紹介します。
お楽しみに♪
MAQUIA6月号
撮影/角田修一(朝井先生・モデル) 久々江 満(物) ヘア&メイク/中山友恵〈Three Peace〉 スタイリスト/福永いずみ モデル/佐原モニカ イラスト/miya 取材・文/風間裕美子 構成/芹澤美希(MAQUIA