「MAQUIA」10月号では、夏の強力な紫外線でダメージを受けた肌・髪・爪・目のダメージをリカバリーする方法を、食とダイエットのプロがお答えします。

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酷暑の影響をリセット

夏の肌・髪・爪
ダメージ回復編

夏の暴飲暴食や強力な紫外線でダメージを受けた体を、内側からしっかりリカバリーする方法を伝授。


教えてくれたのは…

管理栄養士
前田あきこさん

認知行動療法を取り入れた栄養・運動・生活指導を行い、現在までに2万人以上を体質改善に導く。


ララクリニック
青木 晃先生

抗加齢医学の第一人者。TV出演などを通じて生活習慣病や抗加齢医学の啓発に従事している。


サロン・ド・メリッサ代表
山田祥子さん

25年以上の経験をもつエステティシャン。医療機関と提携し、分子整合栄養医学に基づく栄養療法も行う。


肌のダメージを回復する

Q美白のために日頃から摂っておくといい成分は?
A ウコンやL-システイン

「肝臓が疲れていると日焼けしやすくなり、肌もくすみがちに。ウコンやL-システインには肝機能を整える効果があるので、日頃から摂り入れておくと美白につながります」(前田さん)

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(右から)表皮の下からメラニンを無色化。チョコラBBルーセントC(第3類医薬品) 60錠 ¥1695/エーザイ 効率よく吸収できる、微細吸収型クルクミン配合。カロリミット®ウコンドリンクW 100㎖×6本¥1105/ファンケル


Q 肌のハリを復活させる食べ物が知りたい
A 鮭や鶏ささみ、カリフラワーなどが○

「鮭やタラ、鶏ささみや豚ヒレ肉などのたんぱく質は必須。そのほかコラーゲン合成を促す牛すじやフカヒレ、カリフラワーやスプラウト類などのビタミンCも一緒に」(青木先生)


Q 自分の肌に足りない栄養って調べられる?
A 分子整合栄養学に基づく検査で調べられます

「分子整合栄養学を取り入れているクリニックやサロンでは、血液検査で自分に足りない栄養を調べられ、どんな栄養を摂るべきか指導してもらえるのでおすすめ」(山田さん)


Q エイジングケアに いい食べ物とは?
A 食べ物より「食べ方」を工夫して

「栄養素を過不足なく、バランスよく摂るのがエイジングケアの基本です。そのためには野菜とそれ以外のものを一口ずつ交互に食べる、“交互食べ”を習慣づけるといいでしょう」(前田さん)


Q むくみ解消にいい食べ物が知りたい
A ミネラル豊富な海藻を摂りましょう

「夏のむくみはミネラル不足の疑いが。海藻類でミネラルを補いましょう。胃に負担がかかるので、冷たいサラダはNG。あたたかいスープなどで摂るのがおすすめです」(前田さん)


Q チョコやスナック菓子がニキビの原因ってホント?
A 一概には言えません

「糖質の摂りすぎは皮脂分泌のバランスを崩すので、お菓子類はニキビの原因になり得ます。けれどホルモンバランスの乱れやストレスなどニキビの原因はほかにも」(青木先生)


【次のページをチェック!】髪・爪・目のダメージを回復編  》》

髪・爪・目のダメージを回復する

Q 紫外線で髪がパサパサに。美髪を取り戻すのに必要な栄養素って?
A  たんぱく質、ビタミンB群、亜鉛などを

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「傷んでしまった髪は外から保湿剤などを補う必要もありますが、肝心なのは次に生えてくる髪を健康にすること。たんぱく質、ビタミンB群、亜鉛などを摂るのが効果的」(山田さん)


Q 抜け毛や薄毛ケアにおすすめの栄養素は?
A ヘスペリジン

「柑橘類、特に青みかんの皮やスジに含まれているヘスペリジンには体表面の血流をよくする働きが。頭皮の血流が改善されれば健康な髪が生えてきます」(前田さん)


Q 爪を強くする食べ物は?
A 卵や豆腐、鶏胸肉などがおすすめ

「爪がもろいのは、にんじんやかぼちゃなどのビタミンA不足が原因かも。鶏胸肉などのたんぱく質のほか、牛乳や小魚などのカルシウムも一緒に摂って」(青木先生)


Q ささくれができるのは、何が不足しているせい?
A 水分不足のせいです

「体内が水分で満ちていないと、末端にまできちんと栄養が届きません。パンよりごはん、パスタよりフォーなどより多くの水分を含む食品を摂る工夫を」(前田さん)


Q 疲れ目にいい食べ物は?
A アロニアがおすすめ

「アロニアはブルーベリーよりもアントシアニンが多く、食物繊維もバナナより多いと言われています。さらにはβーカロテンも含んでいるなど、今注目の食材です」(前田さん)

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巡りをよくする亜麻仁油やハーブエキスも配合。美容の土台を整える。アロニアHEATリズム 330mg×60粒 ¥2700/オルビス


Q 白目をキレイにするには?
A ウコンや緑黄色野菜が◎

「夏の終わりに白目がにごったり黄ばんだりして見えたら、肝臓が疲れている可能性が。ウコンなどで肝臓をケアするほか、緑黄色野菜などで目まわりの血流改善を」(前田さん)



MAQUIA10月号

撮影/天日恵美子(モデル) ヘア&メイク/岡田いずみ スタイリスト/武田亜利紗 モデル/イーラン イラスト/加納徳博 取材・文/国分美由紀 和田美穂 関本陽子 企画/髙橋美智子(MAQUIA)


【MAQUIA10月号☆好評発売中】


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