キャラ強めの鼻は、光と影を駆使して存在感薄めの「忘れ鼻」に。「MAQUIA」9月号では、2大鼻悩みをカバーするメイクテクを、「真似メイク」の達人かじえりさんが指南。
この方に聞きました!
高須クリニック院長
高須克弥先生
「Yes!高須」のキャッチフレーズでおなじみ、日本を代表する美容整形外科の権威。独自の審美眼と歯に衣着せぬトークが人気。
忘れ鼻ってナニ?
どんな鼻か思い出せない
存在感のない鼻=美人鼻
「典型的な美人の鼻は、存在感がないもの。〝あの人、いったいどんな鼻をしていたっけ?〟と思い出せないぐらい主張のない鼻がちょうどいいんです」と語るのは、「忘れ鼻」という言葉の生みの親である高須先生。美人の条件というと目の大きさが注目されがちだが、バランスのいい鼻は年齢に左右されずにバランスのいい美人顔でいるための最重要パーツ。「鼻の幅は、顔の横幅を5等分したときに、ちょうど真ん中のラインにスッと入るくらいがベスト。鼻の高さは、鼻の長さの1/3が黄金バランスです。また、顔全体で見たときに他のパーツとの調和がとれていることも大切です」
Dr.高須セレクト
忘れ鼻美女
沢尻エリカさん
目や唇の印象は残るが、鼻の存在感が記憶に残らない、典型的な忘れ鼻の黄金バランス美人。
小嶋陽菜さん
通った鼻筋とスリムな小鼻が好バランス。目と口に視線が行き、鼻の印象が残らない忘れ鼻の典型。
ヘア&メイクアップアーティスト
かじえりさん
メイクで有名人の顔に近づける「真似メイク」の達人。Youtubeの「KAJIERI MAKEUP」チャンネルは登録者数10万人超え。
どんな鼻の人だって、
鼻筋を通すと美人度3割増し
「私自身、鼻にコンプレックスがあるので、ハイライトとシェーディングがマスト。鼻筋を通すだけで、小顔に見えるし美人度が3割はアップするんです。つい鼻ばかり見てしまいがちですが、全体のバランスも重要。特に、眉は鼻の一部といっても過言ではないほど。眉の影と鼻筋の影をつなげることで、自然に鼻筋を引き立てることができます。鏡で見るだけでなく、触ってみてくぼんでいるところに影をつけるとうまくいきますよ」
大切なのはバランス!
鼻に目を行かせない
パーツ調整メイクとは
鼻の存在を忘れさせたいなら、鼻だけを見るべからず! 顔全体を見て、他のパーツとのバランスを調整するのが成功のカギ。
眉 鼻根のラインに自然につなげると鼻筋が通って見える。目から遠ざけると鼻に視線が集まりにくい。
目 鼻との距離感でバランスを調整。鼻の長さが気になる人は涙袋や下ラインを強調するとカバーできる。
頬 チークの位置を下げたり外側にしてバランス調整。頬を鼻から遠ざけると、鼻から視線をそらせる。
口 上唇の山を足して人中を縮めたり、下唇の下の影を足すことで唇を鼻から遠ざけるなどして調整を。
あご ハイライトであご先に立体感を出してバランスアップ。あごを出すことで鼻から視線をそらす効果が。
2大鼻悩みをメイクで解決