肌に徹底的に寄り添い、本当に必要なケアをストイックなまでに追求し続けるクリニーク。創業時から変わらず、今も多くの人から愛され続けているその理由とは？ さらに、先進の皮膚科学をベースにした最新のエイジングケア製品についても伺った。
東京・丸の内で開催されたイベントでは、乾燥による小ジワやお肌のたるみなど、肌エイジングケア※にアプローチする「スマート リペア」の新作クリームをお披露目。PCやスマホによる悪姿勢に着目し、フェイスラインのお肌のゆるみや首元の乾燥による小ジワをターゲットに。
※年齢に応じたお手入れのこと
（右）シャープで引き締まった肌印象へと導く新エイジングクリーム。スマート リペア アップ クリーム 50ml ￥13200（2024年1月1日発売）（左）シリーズの代表的アイテム。コクがありなめらかなテクスチャーで素早くなじみ、引き締まった弾力美肌へと導く美容液。スマート リペア セラム 30ml ￥10450、50ml ￥15950／クリニーク
皮膚科学発想で美しい肌を創るクリニークのこだわり
当日は、アメリカから来日したクリニークの顧問皮膚科医であるデビット オラントラック博士と、スキンケア製品開発を牽引するジャネット パルドさんがクリニークの歴史、フィロソフィーについて語った。
「クリニークは、私の父であるノーマン オラントラックと、雑誌編集者のキャロル フィリップス女史の『美しい肌は、創り出すことができるのか？』というテーマの対談をきっかけに、1968年にスタートしたブランド。化粧品はイメージで語られることが多かった当時、皮膚科学理論をベースにしたコスメとあって、とても画期的でした」（オラントラック博士）
「クリニークのベーシックスキンケアは、博士が提唱したソープで“洗う”、ローションで“ふき取る”、乳液で“潤す”のシンプルな３ステップ。シンプルなルーティンで肌を変えることができるこのメソッドは、創業時から今日まで提案し続けられています」（ジャネットさん）
さらに、クリニークは、100％無香料、50年もの間、600万回を超えるアレルギーテストを実施してきたほか、皮膚科医の問診をベースに、肌診断を初めて導入するなど、改めてそのこだわりを知ることとなった。
皮膚科医視点でエイジングケアにもアプローチ
クリニーク顧問皮膚科医
デビット オラントラック博士
N.Y.を拠点に、妹のキャサリン オラントラック博士とともに、クリニークの顧問皮膚科医を務める。米皮膚科学会をはじめ、多数の専門学会に所属し、米国や欧州でも講演活動も行う。
クリニーク グローバル プロダクト ディベロップメント シニア ヴァイス プレジデント
ジャネット パルドさん
巧みな製品コンセプトを描き、それを実現させるイノベーター。25年以上の開発経験を持ち、2003年にクリニークの製品開発トップとして数々のイノベーションを生み出している。
イベント終了後、時間をいただき、さらにクリニークのスキンケアのこだわりについて特別にお話をいただいた。
「創業当時の1968年ごろのスキンケアは、肌タイプに合わせて化粧品を選ぶこともなく、脱脂効果の高いソープで洗顔し、クリームを塗るのが基本。しかも、香料によるアレルギーが起きることもありました。その概念を皮膚科医視点で覆し、システム化したのがクリニークです」（オラントラック博士）
「当時は、肌悩みに対しての解決法が少なかったため、クリニークをスタートさせると、『私たちの肌悩みに寄り添ってくれる』と、連日多くの人が詰めかけたと聞きます」（ジャネットさん）
さまざまな肌トラブルは、正しいスキンケアによって解決できることをクリニークはどこよりも早く提唱していたのだ。そして、皮膚研究は深化し、エイジングケア研究にも余念がない。
「『健康な肌こそが、美しい肌の基本』をフィロソフィーに、肌への刺激が少なく、効果を最大限に生み出すことに注力しているクリニークが、エイジングケア製品を初めて発売したのは1977年。以来、40年以上もの間、エイジングケア製品に関する研究を重ねています」（ジャネットさん）
「そして、今でも皮膚科医視点に加え、肌の老化に対して、皮膚科学、皮膚生理学的観点からも研究をし、これらのアプローチを組み合わせることが、効果的なエイジングケアに重要だと考えます」（オラントラック博士）
クリニーク独自の「CL1870ペプチド複合体（ハリ成分）」をキー成分にした革新的なエイジングケアは、確かな満足感を肌にもたらす。
（右）こっくりとしながらも肌にピタッとフィットして引き上げ感をもたらすクリームは、フェイスラインから首元のケアに最適。スマート リペア アップ クリーム 50ml ￥13200（2024年1月1日発売）（左）３つの先進アプローチで多角的にエイジングサインへ働きかける美容液。クリームとのセット使いがおすすめ。スマート リペア セラム 30ml ￥10450、50ml ￥15950／クリニーク
スマホやPCで下を向く姿勢は首のシワや肌のゆるみにも……。フェイスラインや首のケアにぴったりのクリームが登場！
クリニーク グローバル プロダクト ディベロップメント シニア ヴァイス プレジデント
アイダ ウォンさん
製品戦略や世界中のクリニークのスキンケアとメイクアップイノベーション開発を担当。スキンケア製品のグローバル開発に従事し、これまでも数々のヒットを生み出している。
エスティ ローダー ジャパン リサーチ＆ディベロップメント ヴァイス プレジデント
笠川由美さん
エスティ ローダー カンパニーズの研究開発のAPACにおけるシニアリーダーの一人。複数のマーケットやAPACチームと連携し、製品開発戦略の立案と実行を行っている。
クリニークの歴史やフィロソフィーに続き、イベントでは、最新の知見を生かした製品開発に携わるアイダ ウォンさんと、笠川由美さんが登壇し、新しく仲間入りをした「スマート リペア アップ クリーム」の特長やエビデンスが解説された。
「『スマート リペア』は、クリニーク独自のハリ成分「CL1870ペプチド複合体」をキー成分としたエイジングケアシリーズ。レチノール誘導体（次世代型レチノイド）を配合した美容液をはじめ、複数にわたるペプチドをベースに、アイテムごとに特徴的な成分を厳選して配合しているシリーズです。美容液、乾燥小ジワなどのサインにアプローチするエイジング ケア クリーム、アイクリームに加え、この度発売となるのが、「スマート リペア アップ クリーム」です。１月に発売されるこの新エイジングケアクリームには、引き締めにアプローチする４つのペプチドを組み合わせた、「引き締めペプチド ブレンド」を配合。スマートフォンや、PCなどを見て、下を向く姿勢は、首に負荷もかかりますし、肌のゆるみの原因に。首やフェイスラインのケアにぴったりな、現代の女性のお悩みに寄り添える自信作です」（アイダさん）
「クリニックでレーザー治療を受けられるかは、肌の状態に左右されます。特に、首など皮膚の薄い部分は、施せる治療も限られてくると聞いています。厳しいアレルギーテストを実施している※クリニークの化粧品は、敏感肌でも使えて美しさを引き上げることができます」（笠川さん）
※ただし、全ての方にアレルギーがおきないというわけではありません。
さらに、アイダさんと笠川さんの個別取材では、「スマート リペア アップ クリーム」のテクスチャーについても言及。
「成分開発はもちろんですが、それと同じくらいテクスチャーにもこだわりました。どんなにいい成分でも、使用感がよくなければ毎日使っていただけませんから。肌に塗った際の引き上がり感を実現し、触っただけで弾力感を感じられ、ハリを連想させるクリームへと仕上げました」（アイダさん）
「フェイスラインのお肌のゆるみやたるみ、毛穴の開きが気になる肌はもちろん、美容施術後のアフターケアや敏感肌の方でもお使いいただけます」（笠川さん）
もっちりとした弾力感のあるリッチな濃厚テクスチャーは、肌の上でピタッとフィットし、引き上げてくれるような頼もしさがある。
最新のブライトニングサイエンス
イベントでは、どこよりも早くクリニークのブライトニング研究における最新知見を笠川さんが教えてくれた。
「外資ブランドとして日本で初めてブライトニング製品を発売したクリニークは、40年以上にわたり色素沈着研究を続け、テクスチャーを含め、日本人の肌にフォーカスをした製品を開発しております。クリニークではブライトニングを①メラニン生成抑制、②抗炎症、③キメを整える、④潤いを与える、の４つを基軸に研究しています。また、肌には「糖化」と言われる現象が起こる事が知られており、肌内でタンパクと糖が結合すると黄ぐすみとなって肌表面に変化が現れたり、水分が失われて乾燥したりします。クリニークのブライトニング成分『UP302』は糖化した肌に潤いを与え、ツヤを与えます」（笠川さん）
シンプルな佇まいでありながら、皮膚科学に基づき効果と安全性に注力しながら開発されるクリニーク製品。「美しい肌は、創り出すことができる」をフィロソフィーに、健やかな肌、そして、最新研究によるエイジングケアもブライトニングケアも、両方できるのが魅力的だ。
●お問い合わせ／クリニーク お客様相談室 0570-003-770
撮影／藤澤由加 取材・文／藤井優美<dis-moi> 構成／中島和美（MAQUIA ONLINE）
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最終更新日：
