「MAQUIA」7月号では、昨年11月号で大好評を博した神崎さんの眉企画が、パワーアップしてカムバック! 明快な理論とテクニックに基づいた、眉にまつわる100のアイデアを惜しみなく披露してくれました。
「大体のことは、眉で解決できます」
\私たちの“眉神さま”/
神崎 恵 100の眉アイデア
Part1
神崎的
眉論
これまで何万人もの眉に向き合い続けてきた神崎さん。そんな彼女が辿り着いた、最新の眉哲学に迫ります。
01.
眉で人は生まれ変われます
「私のレッスンで自分に合う眉が描けるようになった方は、表情や姿勢も生き生きして自信が溢れてくるんです。眉は見た目の上でも重要ですが、そうやって気持ちに響いて人生を変えてくれるものだと思っています」(神崎さん)
02.
10代の頃、メイクさんによって
自分の顔が変わるのはなぜだろうって考えた時に
それが「眉の違い」だって気づいたんです
03.
骨格に沿った眉をベースに時代に合わせた
ニュアンスを「ちょっぴり」プラスするといい
「以前はトレンドで眉のフォルムが大きく変化していたけれど、今は骨格に合うナチュラル眉が基本に。そこに“ちょっぴりアーチ”“ちょっぴり平行眉”といった時代を反映した微調整を加えてアップデートするのがおすすめ」
04.
美眉の条件は形のみにあらず。
毛量&生え方のバランスも重要
「人によって眉の毛量が違うし、生え方にクセがある方もいる。そういったバランスが全てフォルムに影響するから、形だけ整えればいいっていう話ではないんです。平面で捉えず、立体的なパーツとして考えることが大切に」
05.
旬の眉メイクは「毛流れ」がカギ
「今っぽい眉作りの決め手は毛流れ。もとから生えているようなフサフサ感を演出するのが主流になっています。毛が少ない人は逆毛を立てると◎。眉頭に高さがあるとナチュラル感が出るので、毛並みを描き足すという手も」
06.
私も細くて薄い眉が
ずっとコンプレックスでした
「抜いてないのに細いし、眉尻も薄い。眉頭以外は毛流れが出せない眉に悩んだことが、研究を始めたきっかけに。以来、安室ちゃん風の細眉も平行眉も経験。現在の基本眉に辿り着くまであらゆる眉を試しましたね」
07.
永遠の眉ミューズは長谷川 潤さん
「美眉と聞いてパッと思い浮かぶのが、長谷川 潤さん。ああいった豊かで素晴らしい毛並みを持っていると、その人自身の存在もヘルシーで凜としたイメージになりますよね。ナチュラルな美しさでありながら洗練ムードも漂っていて、私にとって時代を超越した究極の理想眉です」
08.
肌と同様、眉も風合いが印象を決める
「実は形以上に重要なのが、眉の風合い。ツヤ感やふわんとした柔らかさなど、眉の質感を変えると顔全体の印象も変化するんです。アイブロウパウダーなどのアイテムの風合いも今っぽく進化しているので、こだわって選んでみて」
09.
眉は左右非対称で当たり前。
完璧を目指しすぎないで
「眉は毛の生え方もバラバラで、左右で毛量や筋肉のつき方も違うため非対称なのは当然のこと。ミリ単位で揃えようとすると眉にネガティブな意識が生まれるので、完璧を目指しすぎないことも大切」
10.
眉の印象は毛の1本、2本で
大きく変わっていくんです
11.
眉丘筋は顔の動きで育つもの。
動画撮影で表情のクセまでチェックして
「大人の眉は、描く以前の状態にも向き合う必要が。というのも、顔の動きによって眉丘筋が発達することで、眉の高さや位置が左右でズレていく場合があるんです。自分が話している時の表情を動画で撮影して確認し、普段から眉の動きを意識することが大切です」
12.
眉は骨格。
決して主役にしてはダメなんです
「骨格って全ての土台ではあるけれど、メイクの主役にはならないじゃないですか。眉もそれと同じで、“眉毛の人”という印象になってしまう仕上がりはNG。顔立ちを引き立てる眉メイクを心がけましょう」
13.
顔との関係性を考えずに
眉をメイクしてる人が多いなって思うんです
「顔の中には眉以外にもいろんなパーツがあるのに、多くの人はその関係性をぶった切るような眉メイクをしているんですよね。色合い、形、雰囲気などのバランスを無視して仕上げると、眉だけが孤立して顔のノイズになってしまう。骨格に合わせるのはもちろん、しっかりブラッシングしたりぼかしこんだりして、他のパーツと調和させる点がポイント」
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MAQUIA 7月号
撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/犬木 愛〈agee〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami〉 スタイリスト/石関靖子 モデル/神崎 恵 イラスト/吉岡香織 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)
最終更新日: