「MAQUIA」4月号から、メイクのプロフェッショナルたちに聞いた「自分に似合うメイク」の見つけ方をご紹介します。自分だけの正解を見つければ、今までで一番、あなたを輝かせるメイクに出会えるはず。
アーティストに聞きました
どうしたら自分に似合うメイク、見つかりますか?
“自分だけ”のさらなるキレイを具現化するために。プロフェッショナルたちからの提言が、きっと新しい気づきをくれる!
似合うに必要なのは…
「好き」を極める
“好き”という気持ちは“似合う”を見つけるブースター。自分への愛も忘れず“好き”を追求!
“大人キレイ”の未来を照らす
岡野瑞恵さん
「自分のもつ素材で
憧れに近づけたら
自分らしさも叶う」
自分の“好き”を見つけて。なりたい顔が具体的にあるなら、自分の好きなパーツを軸に“憧れ”との差を埋めていけばいい。他人から見た“似合う”が、自分と一致しないこともあるから、カウンターのBAさんにしてもらったメイクで1日過ごしてみると、なじむにつれ見えてくるものがあるかも。プチプラコスメで“チャレンジしやすい環境”を作るのもおすすめ。
大人可愛いメイクの第一人者
高橋里帆さん
「好きなら似合う!
自分の中の違和感
に負けないで」
好きな色は、似合う。たとえばピンクでも、洋服ならパステルよりくすんでいるほうが自分には似合うとか、きっとわかっているはず。それなら同じ感覚で試してみては? チャレンジするときは、まず好きなパーツ以外で使ってみて、ほかのパーツはいつもと同じように。そうすれば自分自身の違和感も薄くなって、しっくりとくれば、もうこっちのもの!
透明感・旬・可愛いの三位一体
中山友恵さん
「好きなアイコンの
真似からでもいい。
まずチャレンジ!」
まず鏡の前で自分としっかり向き合う。もしまっすぐ自分を見られないなら、体幹を鍛えるのもアリかも。身体の軸が通ると、気持ちがポジティブになるから。基本的に似合わないメイクなんてないし、コスメは使い方次第。新しい自分発見には、カウンターのBAさんにメイクしてもらうのもいい。そして自分自身にもっと興味をもてば、似合う幅が広がると思う。
“今欲しい顔”を創る感性はピカイチ
犬木 愛さん
「“似合う”は気持ち
に左右されるから
“好き”を増やして」
服でもコスメでも「これが好き」と言える人は、それをまとう自分が見えている。堂々と着こなす人は、どんな服でも似合ってしまう。だから自分の中でNGを増やさないこと。そして素の自分が持っている要素は、生かすこと。欠点のない美人は、むしろ人の記憶に残らないもの。“完璧”から外れたところが際立って、チャームポイントになることもあるから。
似合うに必要なのは…
「好きなパーツ」
から変えてみる
すべてを一気に更新すると、見慣れない顔に……。ならば、まず自信の持てるパーツから攻めて。
緻密さと詩的な感性を併せもつ
岡田いずみさん
「つけたとき、顔が輝く。
それが“似合う”のサイン」
メイクは理想のキレイを体現し、気持ちのベクトルをググッと高めてくれるもの。自分の顔の一番好きな、見て欲しいパーツにとても丁寧に色や光をのせて視線を集めれば、なりたい自分を明確に表現できます。またそれによって全体のバランスもとりやすくなり、やりすぎ感のない自然で自分らしいメイクに。
キュートなヘアメイクに支持集中
Georgeさん
「ワクワク楽しんでできる
ことはきっと似合っていく」
いつの間にかメイクが義務や“隠すこと”になり、挑戦するワクワク感を忘れていそう。同じものを使い続けないことは「似合う」を見つける秘訣。一度に全部ではなくひとつずつ変えて、それがなじんできたらまた次へ。自分の顔を好きになり、パーツをよく理解すること、客観的に見てくれる第三者の存在も大事。
個々の可愛さを引き出し指名多数
木部明美さん
「新しいことをひとつだけ、
プラスしてみる」
すっぴんの自分と鏡越しに向き合い、どうなりたいか考えながら、好きなパーツにプラスする。欠点に足すと、どうしても“カバー”になってしまうから。厚い唇が好きなら、あえてそこに濃い色をのせるとか、枠に捉われず自由に。目も脳もすぐ慣れるから大丈夫!そのパーツがきっともっと好きになれますよ。
MAQUIA4月号
撮影/土佐麻理子(Georgeさん) 岡部太郎<SIGNO>(岡田さん) Kisimari<W>(木部さん) 神戸健太郎(岡野さん、中山さん) 永躰侑里(高橋さん) 寺田茉布<LOVABLE>(犬木さん) 取材・文/巽 香 構成/木下理恵(MAQUIA)
【MAQUIA4月号☆好評発売中】