鵜飼香子さん×宮崎麗果さんのフェムケア対談。菌活＆温活で女性の体はもっと快適に！

いち早くフェムケアを取り入れてきた美容ジャーナリストの鵜飼香子さんと、植物療法にも詳しく、サロンも経営する宮崎麗果さんの対談の模様をお届け。健康や美肌にも密接に関わるという、フェムケアにおける菌活&温活ケアについて語り合います。

鵜飼　先日、宮崎さんのサロンで、ハーブの蒸気を下半身の粘膜に直接あてて内側から温める『ハーバルインナースチーム』を体験しました。リラックスしましたし、何よりポカポカ感がずっと続いていて。全身の巡りが一気によくなり、元気になりました。
宮崎　ありがとうございます。膣は、他の皮膚に比べて約42倍も吸収率が高いから、効果がスピーディなんです。
鵜飼　肌の透明感も格段に上がるし、疲れも吹き飛ぶしでいいことずくめ。フェムケアにも、巡りケアだなって、あらためて。
宮崎　私自身、流産を経験したり、一時期なかなか妊娠できなかったりした時期があって、自分の力で体を内側から温められるようになるのが、いちばん理想的じゃないかなと思うようになったんです。
鵜飼　私も20代の頃に流産を経験し、温活に目覚めました。けれど、昨今はエアコンや長時間にわたっての同じ姿勢での作業、体を締め付ける服装や下着などで、冷えてる女性って多い。私は家では下半身を締め付けないよう、ふんどしタイプの下着を穿いてたりするんですよ（笑）。
宮崎　素晴らしいです！ 私は保温性と保湿性に優れた、今治タオル素材のショーツライナーを愛用しています。あと、体が温まるハーブティーもよく飲むように。胃腸にもいいですしね。
鵜飼　最近、腸だけでなく膣も菌活流行り。ストレスや性交渉、洗い過ぎなどにより悪玉菌が増えることで膣内環境が悪化する、ということで「帝人」が膣内環境を整えるサプリを発表し、話題になっていましたね。
宮崎　腸と膣はご近所だし、体はつながっていますもんね。私的には、腸や膣に善玉菌を与えることも大事ですが、殺菌や洗浄のし過ぎなどによっていい菌まで流してしまわないことの方に注力しています。だって、なくしたものを復活させることの方が大変ですから。
鵜飼　今まで菌活にピンときていませんでしたが、これを機にハマりそう（笑）。
宮崎　肌同様、デリケートゾーンの菌活と温活もエイジングケアの要ですから、ハマるが勝ちだと思います。

菌活ケアによる健やかな
膣内環境の育成に注目！
「デリケートゾーンのかゆみやニオイ、乾燥、また生理の憂鬱などの不調を減らすためには、膣内環境を良好に保つことが大事なのだそう。帝人の発表によれば、健やかな膣には大量の乳酸菌が棲み着いていて、乳酸菌＝善玉菌は膣を酸性にし、悪玉菌の繁殖を防いでくれるのだとか。そんな膣の菌活の鍵となるのが、膣内に棲息する善玉菌“ラクトバチルス乳酸菌”。内外から取り入れたいですね」（鵜飼さん、以下同）

温活ケアで、婦人科系や
心の不調を寄せ付けない
「生理痛も生理不順も冷えと密接な関係があるので、温めケアは大切です。基本は、お腹や三首（首、足首、手首）を温めるのがお約束。外出する際は首に巻く大きめのスカーフを携帯し、家では足首ウォーマーやお腹周りを温めるEMS付きのギアが活躍。筋肉がないと冷えが加速しますからね。時にはハーブやよもぎ蒸し、お灸などで膣から温めてくれる施設に頼ると、気持ちまで上向きます」

鵜飼さんがおすすめする&気になる、フェムケア目線の温めサロンたち。「一体、どんな感じ？」をご紹介します。

MAQUIA7月号
撮影／榊原裕一（モデル）　久々江 満（物）　ヘア＆メイク／新見千晶　スタイリスト／福永いずみ（鵜飼さん）　取材・文／中島 彩（MAQUIA）　企画・構成／吉田百合（MAQUIA）

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
※この特集で紹介している施術の効果実感には個人差があります。
※記載されている料金は施術のみで、初診料やクリニックによってはカウンセリング料などが必要になります。