コロナ渦以降、外出接触回避で化粧品を始めさまざまな物をネットで購入する人は増えたと思います。
三桁の値段で買える激安なお値段に目を引く広告もあります。
同時にニュースなどで格安の商品が実は定期購入の義務が付帯などが多く注意喚起のお知らせをよく見るようになりました。
実際、国民生活センターに2016年から2021年に定期購入に関する相談件数が3倍になったそうです。
定期購入でトラブル件数も増えたので2022年6月1日から改正特定商取引法が出来て注文する直前の画面で商品の量や支払う回数や総額が分かりやすく表示することを販売業者に義務づけられました。
とはいえ、業者が「わかりやすく書きましたよ」といっても消費者側には分かりにくい表現になっていることもあるわけで私達が注意をすることは常に必要です。
「安い!」と飛びついた商品は初回のみの値段であって実際に説明をよく読むとわかりにくいように表現がしてあり初回の安価の購入には定期購入がついてきているという内容が多いそうですからネット通販歴が浅い、高齢の方などに注意するように教えてあげたりしてもよいのかもしれません。
私が今年に入って味わった体験記をご紹介します。
昨年の冬に成分的にもとても良くぜひ使ってみたい美容アイテムがありました。
初回は安く、それには定期購入がついていきていることは読むと分かったので数ヶ月は続けてみようと思っていて実際に数ヶ月使用していました。春夏になって使用量が減ったのでまた秋冬に使いたいなと思いて行き購入をいったん止めようと思ったところそれがとてもハードルが高く驚いたのでご紹介させていただきます。定期購入にはこんな落とし穴もありますからご注意くださいね。
私が購入した定期購入品の解約の仕方


購入はネット可能ですが、解約はネットでは出来ない。実質解約ができるのはたった1日のみ10時〜17時。
電話受付のみ午前10時〜午後5時のみ。
仕事をしていて電話が困難な人もいるでしょう。
その電話は話し中が多かったことも印象に残りました。


限られた時間の中で電話をる人はその10時〜17時の短時間では解約を申し出たくても繋がならなかったら、その短い時間内に出来なかったら解約ができないわけです。


解約ができる期間が問題あり(超短期間)で「定期購入次回お届けのお知らせ」がメールで来た日を含んで実質翌日までにコールセンターに電話で解約を申し出るのみ。
何とそのメールは17時00分過ぎに届きました。そのメールを即座に見ても電話は繋がらない時間帯にその解約可能が可能期間になるお知らせのメールが配信されるのです。
実質たった1日(メールが来た日の翌日10時から午後5時まで)しか解約を申し出る方法がないのです。企業側は定期購入で得た顧客をいかに手放さないかに必死でその巧みな考えられた手法に感心しました。もしその次回お届けのメールが迷惑メールに振り分けられたら(受信設定をしても相手のアドレスが変わることもあったりした場合はどうなるのかも不安)とか、忙しかったり体調が悪かったりでメールをこまめに見られない日もあるので毎日メールを気にしなくてはいけない拘束感も味わいます。
定期購入のお知らせがいつ届くかはセンターに尋ねても教えてはいただけません。「お客様によって購入の時期も違いますから次回のお知らせのお送りの時期は違うのでお答えいたしかねます。」といった回答。自分で注意するしかありません。この体験で思ったことは「安い買い物には罠もある時がある」「販売側はその安価で販売した回収する仕組みを持っている」ということです。
ひたすらひたすらメールを目を皿のようにして見続けて解約をすることが出来ましたが、もうこの会社からお買いものをしたいと思わなくなりました。
とても有名な芸能人の方が広告に出られていまして華やかで定期購入解約方法までよく見ていなかった私が悪いので以後は注意をしています。企業側にすると初回購入逃げを防止する策なのでしょうが定期購入、初回が安い購入は解約方法を調べてから購入すると安心だと思います。最初の安価の購入のみで離れるユーザーを阻止しようとする企業側の努力なのでしょうがこんなに解約のハードルが高いのも困りますね。ネットの購入は便利なようでこのようなこともありますから注意してトラブルにならないようにいたしましょうね!
(トップ画像はフリー素材から頂いた画像です。)

  • 初回が安い化粧品通信販売の落とし穴。(私の実体験記)_1_1
shino

MAQUIA エキスパート

shino

16年目/乾燥肌

プロ顔負けの美容マニア

得意な美容ジャンルは スキンケア。鋭い観察眼と豊富な経験をもつスキンケア通。コスメの発表会 セミナーレポートに定評あり。

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