人気ヘア&メイクアップアーティスト・千吉良恵子さんの神業で、アプリ要らずの加工レス肌に! 「MAQUIA」2月号から、鉄板コスメや仲良しのヘアメイク、中野明海さんとのスペシャル対談をお届け。
千吉良恵子流
加工レス肌
「1つのアイテムですべてカバーしようとすると、厚塗りになってしまうんです。毛穴を消す下地、くすみを飛ばす下地、ふんわりフォギーなリキッド、ツヤを放つハイライト、柔らかなヴェールをかけるフェイスパウダーと、それぞれの役割を持ったアイテムを、スポンジでパッティングしながら薄膜に重ねて悩みを飛ばしていく――。すると、内からほんのりとしたツヤを感じる加工レス肌に仕上がります。寒い冬、体温を感じるその人らしさが覗く肌はきっと触れたくなるはず。」
\中野さんが語る/
千吉良肌のここが素敵
「その達者な技術に、誌面を見ていてよく手が止まります。ちぎりんの肌って、モデルの表情がイキイキと輝いて見えるとともに、お値段がお高そうな品のいい印象になるのが魅力的♡」
#これがプロの超絶ワザ
#加工なし
千吉良恵子
アプリ要らずの
神ベースメイク
いつでもアプリで加工したような美肌でいたいけれど、そういうわけにはいかないのが現実……。だからこそ知りたい、トラブルを魔法のように消し去って、肉眼で見ても完璧なベースメイクテク。業界一の美肌作り職人が、その神業を披露。
“隠すのは8割まで。
その人が透ける
息づくような肌が理想”
――千吉良恵子
“アイテム数は多め。
1つ1つを薄膜に
重ねるのがポイント”
――千吉良恵子
“ツヤ、立体感、血色感が
際立ち、元の素肌も
キレイに見えますよ”
――千吉良恵子
KEIKO CHIGIRA
ヘア&メイク歴30年。旬のスパイスを巧みに取り入れつつも、ハッピー感と遊び心を忘れない新鮮なメイクで人気を博し、第一線で活躍し続ける。繊細なタッチで作り上げられる、品の良さとその人らしさが透けるような肌は思わず見惚れるほど。
悩みが気にならない、
厚塗り感ゼロ肌が共通点
2人が目指すのは、トラブルが気にならないけれど厚塗り感は一切感じさせない、加工要らずの肌。にも関わらず、使うアイテムもプロセスもまったく異なるのが面白い。
千吉良(以下C) 私の肌作りは、下地を2つ、ファンデーション、フェイスパウダー、ハイライトとそれぞれの悩みに特化したアイテムをスポンジでならしながらミルフィーユのように重ねていくイメージ。薄膜の層を重ねるごとに肌悩みはカムフラージュされるけど、その人の体温や肌感はうっすら透ける仕上がりになるんです。明海さんの肌は、完璧カバーですよね?
中野(以下N) そうなの。毎回、肌状態によってアイテムもプロセスも変えるけれど、今回はトラブルが多い肌を想定して作りました。下地の代わりにクッションファンデーションで艶やかに補正した後、肌悩みはコンシーラーをスポンジで、ひとつひとつ徹底的に消すように。意外にテク要らず。
C あまりに簡単で驚き! もともと私はコンシーラー使いが苦手だから、下地とファンデーションを混ぜたお手製コンシーラーで肌に段差が出ないようカバーしていました。
N それも、なめらかで自然で素敵。
C 向き合って話す際、相手との距離って約70㎝ぐらいだから、8割ぐらいでカバーできていればいいと思ってるんです。その人らしさが透ける息づくような肌に仕上げたくて。
N 私は、ちぎりんと反対で、どんなに接近しても悩みがまったく見えない肌にしたかった。でも、ツヤと透明感があって粉っぽさがないから、厚塗りには見えないでしょ?
C 恋人同士の距離もOKですね。
N コンシーラーとチークをミックスして、もっとも視線が集まる頬あたりをトラブルレスなぷるぷる血色肌にしているのもポイントなの。
C こんな簡単にお悩み一掃できるなら、私も早速真似してみますね。
MAQUIA2月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 山口恵史(物) ヘア&メイク/千吉良恵子〈cheek one〉 スタイリスト/辻村真理(モデル) モデル/藤野有理 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/芹澤美希(MAQUIA)
【MAQUIA2月号☆好評発売中】
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