「MAQUIA」3月号では、メイクアップアーティストの小田切ヒロさんがシンメトリーメイクをご紹介。眉頭と眉尻を合わせて。

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人間はそれを”美しい”と感じるようにできている

左右対称こそ

美人顔の基本です

骨格の歪み、表情グセ、視力の違いなど、顔が完璧な左右対称の人はほぼ皆無。けれどちょっと左右のズレを修正するだけで美人度アップ、『シンメトリーメイク』をご紹介します。

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メイクアップアーティスト

小田切ヒロさん

LA DONNA所属。藤原美智子さんのアシスタントを経て独立。編集部からのさまざまな難題にもヒロ流で真摯に応える頼れる存在。


シンメトリーな個体ほどモテる、という学説も!?

人の顔は左右非対称ではあるものの、対称に近づけることで魅力的に見える効果が。動物行動学的にみると「左右対称のシンメトリーな個体ほどモテる」という学説も。そこで今回、小田切ヒロさんがシンメトリーメイクを分析し、テクニックを伝授。

 「左右の顔バランスを調整するときにまず、左右どちらに合わせるかを決定することが重要です。ポイントは“利き顔”。モデルさんでもタレントさんでもメイクをしていると“利き顔”があることに気づきます。利き手と同じ原理で、筋肉がよく動くせいか頬の筋肉が引き締まり“利き顔”のほうが幅や長さが若干狭いのが特徴です。逆にその反対の顔は間延びして見える。“利き顔”のほうが写真映えするので、撮影では“利き顔”を撮ることが多く、プロのメイクアップアーティストは、自然と“利き顔”に合わせて左右対称になるようメイクをしています。
 左右の“微差のズレ”をメイクで少し修正し、左右対称に近づけるだけで美人度が全然違いますよ」


左右対称にするには?

「利き顔」に合わせてメイク

目が大きく、眉、頬、口が上がっている側の顔が「利き顔」。目尻、眉尻の上がり方もチェックして。肉眼ではわかりにくいから自撮りで確認してみよう。


微差を少しずつ合わせる

向かって右が「利き顔」の場合、右からメイクします。仕上げたら左も同様にメイクして鏡で違いを確認。微差ですが、左を右に合わせていくのがポイント。

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STEP1 眉

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POINT

存在感が大きいため調節効果を感じやすいのが「眉」。毛流れと眉の形、濃さ……わずかな違いが大きな差につながるのも眉です。全体はアイブロウパウダーで、毛の薄い人はパウダーの代わりにペンシルで一本一本毛を描き足して。

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使用アイテム

自然な立体感。インテグレート ビューティトリックアイブロー BR631 ¥1000(編集部調べ)/資生堂

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透明タイプ。アイブロウ マニキュア ティアドロップ ¥2800/アディクション ビューティ

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眉頭のトップを足し隙間を埋めるよう描く

実際の眉色より薄めのパウダーをセレクト。一番右のチャコールと二番目のブラウンを混ぜて使用。

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眉頭の寝ている毛を眉マスカラで起こす

目の錯覚で眉が上を向いているだけで、全体の印象が引き締まり眉位置の下がり具合を修正できる。

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眉尻は眉頭より下げないよう注意

基本は、眉尻と眉頭の高さを同じに描くこと。パウダーなら濃さも調節しやすく立体感を出せる。


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MAQUIA3月号

撮影/青柳理都子(モデル) 小川 剛〈近藤スタジオ〉(物) ヘア&メイク/小田切ヒロ〈LA DONNA〉 スタイリスト/立石和代 モデル/樋場早紀 構成・文/秋田ゆみ子 企画/髙橋美智子(MAQUIA)


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