「MAQUIA」5月号では、「あなたを変える美女ヘア100」を掲載中。今回はViolet 前原穂高さんが提案する顔形別のベストスタイルを紹介します。
教えてくれたのは……
Violet 代表 前原穂高さん
理論に裏付けされたデザイン提案力が評判。芸能人やモデルにもファンが多い。
髪で肌の露出を調整して、理想の卵形に
「まん丸な顔が気になる」「このエラをどうにかしたい」「顔が長すぎる」など、顔型で悩む人は多いはず。でも実は、顔型の悩みはほとんどが顔まわりの髪の毛で解決できてしまうんです。「前髪を下ろしたり、すき間をつくったり、顔まわりをハネさせたり、内側に入れたり……。顔型の悩みを解決するために重要なのは、髪の毛で肌の見え方や全体のフォルムを調整すること。さらに、髪の向かう方向で視線を顔型から逸らすテクも効果的です」（Violet 代表・前原穂高さん）
面長タイプ
「顔が縦に長い面長さんは、丸顔さんとは逆に、顔の見える範囲を横に広げるのがコツ。厚め前髪と頬まわりの丸みが有効です」
A 面長さんの場合は、おでこに重めの前髪を下ろすのが効果的。おでこを隠すことで、縦に長い印象を大幅にカバーできる。すき間はあまりつくりすぎないこと。
B 顔まわりの毛束を横に広げ、さらに裾にくびれをつくることでひし形のフォルムになるようスタイリング。全体に丸みが出て、縦長な印象を解消できる。
丸顔タイプ
「丸顔さんは、顔が縦長になるように髪型をつくるのがポイント。前髪のすき間で肌の露出を縦長にし、ほっそりした印象に」
A 前髪を作る場合は、三角形にすき間をつくって、肌の見える部分を縦に広げます。こうすることで顔の丸さが解消され、卵形の輪郭に近づくことができます。
B 顔まわりはレイヤーを入れてリバースに流す。外側に毛束を散らすことで視線を顔から逸らすことが可能に。逆に内側に入れると丸さが強調される。
逆三角形タイプ
「頬骨が出っ張っていて、あごが細い逆三角形さん。頬骨を隠すようにスタイリングすることで、理想の顔型に近づけます」
A まずは、出っ張っている頬骨を、あご下ラインの長め前髪で隠す。こうすることで、逆三角形の角張った印象が、柔らかく女性らしいイメージに。
B 頬骨を隠した長めの前髪は、リバースに流すとより効果的。顔の内側と外側の両方をひし形のフォルムに整えることで、小顔効果がグンと高まる！
ベース型タイプ
「あごのラインやエラが気になるベース型さん。顔まわりの毛束で気になる部分をさりげなく隠すのがもっとも効果的です」
A 気になるエラのハリは、顔まわりの毛束で隠すことでさりげなくカバー。このときの毛束はリバースに入れることで、視線を逸らす効果もあり。
B 前髪を立ち上げたり、サイドの頬骨付近からカールを広げたりして、全体のウエイトを高めの位置に持っていく。エラから視線を逸らせてベター。
MAQUIA5月号
写真提供／Violet 取材・文／池山章子 構成／山下弓子（MAQUIA）
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