前髪が邪魔になってきた、毎日のスタイリングが決まらない……などなど、髪の悩みは尽きないもの。
「印象を一番左右する前髪を制するのがカギ。美容師がきちんとカットしたところに、セルフカットでメンテナンスすれば、気分も変わるし、好きな長さをキープできますよ」と教えてくれたのは、人気サロン、ガーランドの野口和弘さん。
今回は野口和弘さんに、アレンジの幅が効く流行の“透け感バング”の作り方をレクチャーしてもらいました!
まず準備する道具はこの3つ。
セルフカットに必要なのは、長さを調整するハサミと、ボリュームを調整するセニング(すき)バサミ、コーム、クリップなど。髪を切る際は、風呂場を使用するかケープをしておくと散らからない。
ハサミとセニングバサミ、コームがセットに。マペペナチュラルヘアスタイル簡単ヘアカット3点セット¥2800/シャンティ
それではLet’s Start!
1 根元を立ち上げるようにブロー
まず最初に、ロールブラシで根元を立ち上げるようにブロー。仕上がりをイメージしながらカットすれば、切りすぎなどの心配も無用。
2 前髪の幅を決めてブロッキングする
前髪の幅を決めてブロッキング。黒目の外側付近を基準に、面長はやや広めに、丸顔は少し狭めに幅を決めると、小顔に見せることができる。
3 中央〜黒目の外側へハサミをタテに入れてカット
カットスタート。コームで毛束をそろえ、毛束の中央から、それぞれの黒目の外側に向かって、ハサミをタテに入れながら少しずつカットする。
4 端はやや斜めに、ラウンドするようにカット
前髪の両端は、少し斜めになるようにハサミの位置を下げながらカット。利き手側をカットするときは失敗しやすいので、より慎重に。
5 セニングバサミで毛先をすく
毛先のみをセニング(すき)バサミですいていく。この時も、パツンとしたラインにならないように、ハサミをタテに入れて、少しずつすいて。
6 内側の前髪の中間をセニングバサミですく
前髪の毛量が多い人は、内側の毛をすく。前髪を内側と外側に分けて、外側をクリップで留め、内側の毛束の中間部分をセニングバサミですく。
重すぎず軽すぎず、パツンとしたラインが出すぎないナチュラルな透け感バング。両端を長めに残すことで小顔に。
ワンピース¥23000/ノーリーズ銀座本店(ノーリーズ)
伸びてきた前髪は、ちょこっと自分でメンテするだけで女っぷりが格段にアップ!
簡単なワザで、ワンランク上の女性らしさをキープして♡
MAQUIA2015年3月号
撮影/布施鮎美(モデル) 宮本暁子(物) ヘア/野口和弘〈Garland〉 メイク/鈴木 翠 スタイリスト/穂苅夏子 モデル/埜村莉子 板橋美奈 山本遥夏 山城悠希 取材・文/池山章子 構成/山下弓子(MAQUIA)