「MAQUIA」1月号では、冷え&むくみを解消するさまざまなアプローチ法をご紹介。今回は、体を冷えやすくする大きな要因、ストレスにフォーカス。
ストレス、自律神経、血管、リンパ。
セルフチェックでタイプを見極め!
冷え&むくみ解消100問100答
体を冷やす隠れた要因
ストレス編
ストレスは体を冷えやすくする大きな要因。賢くストレスケアをして冷えを防いで。
〈教えてくれた方たち〉
ハーバード大学 医学部教授
根来秀行先生
医学博士。専門は内分泌、腎臓病学、睡眠医学など多岐にわたり、国際的に活躍中。
順天堂大学教授
小林弘幸先生
日本体育協会公認スポーツドクター。国内における自律神経研究の第一人者。著書多数。
Q ストレスで体が冷えるしくみとは?
A 交感神経が優位になり、
血流が低下。結果、冷えます
「ストレスがかかると交感神経が優位になり、すると毛細血管の上流にある動脈の筋肉が緊張し、毛細血管に行く血流が減ります。そのため体が冷えるのです」(根来先生)
Q ストレスを解消すれば冷えも改善しやすい?
A むしろ改善の近道です
「ストレスが解消すると副交感神経が優位になりやすくなるため末梢の毛細血管まで開いて血液が隅々に流れ冷えが改善しやすくなります」(根来先生)
Q ストレス冷えしやすい性格ってある?
A 完璧主義や几帳面な性格
「責任感が強く、完璧主義で几帳面な性格だと小さなことも気になってストレスが増え冷えやすくなります。大ざっぱな性格のほうが冷えにくいです」(根来先生)
Q 笑うだけでも効果ある?
A 作り笑いでも効果あります
「笑うと自律神経のバランスが整うことが科学的にも確認されていて、ストレス冷え予防にも効果的。作り笑いでも同じような効果があります」(根来先生)
Q お酒は冷え解消にいい?
A 適量なら効果的。飲みすぎ・寝酒はNG
「適度な飲酒は、血管を拡張させるのでストレス解消効果があり、ストレス冷え対策にもなります。ただ飲みすぎや寝酒は逆効果なのでNG」(根来先生)
Q 睡眠はストレス冷えの改善にも大事?
A もちろんです
「睡眠中の明け方にかけて分泌のピークを迎えるコルチゾールというホルモンは、ストレスに対抗するホルモン。これをきちんと分泌させるためにも睡眠は重要です」(根来先生)
MAQUIA1月号
撮影/天日恵美子(モデル) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/立石和代 モデル/鹿沼憂妃 イラスト/齋藤よしこ 取材・文/関本陽子 和田美穂 構成/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA1月号☆好評発売中】