中村アンの惚れる色気 セクシーの条件を齋藤薫さんが語る!

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今、求められるのはどんな女性? 「MAQUIA」9月号では、女も惚れるセクシーを徹底解剖! 今回は、時代のセクシーアイコン・中村アンさんがご登場。みんなに好かれる絶妙な女性像に迫ります。

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中村アンから紐解く、現在形のセクシー

 齋藤薫が考える、セクシーの条件 

美容ジャーナリスト
齋藤 薫さん

女性誌編集者を経て独立。多数の連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)など著書多数。


流れるような仕草

そもそも仕草は、無意識でこそ美しい。だからちゃんと身につけておきたいのは、ひねりの技。それこそ右耳のイヤリングは左手でつける……みたいな。そしてもうひとつ、“流れるようになめらかな仕草”こそが、女らしい色気のカギ。次の動作へ移るときの流れの中に、そこはかとなく湧きあがる空気感が人を魅了するのだ。


やや低めのウィスパーボイス

声って大事。外見のセクシーをアニメ声で台無しにしてしまう人も少なくないから。欧米では“低めの声”がセクシーの絶対条件。主役級の美人女優は全員声が低めだ。それも低めにこそ知性セクシーが宿るからなのだ。そこに少し息が混じると、神秘性が加わって理想的なウィスパーボイスに。


清潔感

色気は意識して作ろうとすると必ず下品になる。いや色気と下品は本来紙一重で、だから知性や気品といった、一見、色気と対極にあるような要素と一緒に併せ持つことが大切なのだ。そこでアザとくならないために絶対不可欠なのが清潔感。色気を美しさに変えるのも、実は清潔感だったのだ。


大人のユーモア

色気は、ただ眺めているだけじゃなく、その人をもっと知りたい、関わりたいと思わせる引力。だからこそ見た目だけじゃない、知性も必要だし、ウィットも不可欠なのだ。そういう意味でユーモアを理解し、自らもユーモアで返せる大人の感性が、隠れた条件。人間的色気のキモである。


程よいスキ

“スキ”がないと退屈な女になり、ありすぎると危ない女になる。スキっていちばん難しい。とりあえず、誰でも“その扉”を入っていけそうなのに、イザ入ろうとすると簡単じゃない、でも何とか入れそう……と相手を右往左往させる“適度にして巧みなスキ”が欲しいところ。


3秒長めの視線

色気はほんのちょっとした間合いに生まれるもの。例えば、相手を見る視線が通常よりも少し長い時、時間にして2~3秒ほど。それだけでも相手には理屈を超えた色気として伝わり、心を捉えるもの。長く見つめた分だけ、自分を強く印象づける。それこそが目ヂカラなのだ。



齋藤薫スペシャル寄稿

中村アンのセクシーさの秘密。


初めてこの人を見たとき、ある種の衝撃が走ったのは確か。日本にもこういう女性がいたのだという衝撃が……。それというのも、日本にはとても珍しい“グローバルな真のセクシー”を宿した人、そう感じたからなのだ。

 ともかく日本人は歴史的に、セクシーを宿すのが苦手。日本の男が「色気」より「可愛さ」を望んだせいだろうか? だからちゃんと身についていないというのが現実とは言え、意図的に振る舞おうとすると絶対に失敗する。それも真のセクシーとは、“人格”と同じようにもともとその人の内面に宿っていて、だから何をするのでも、とても自然にそこはかとなく湧きあがってくるものだからなのだ。

 そういう意味でもこの人、中村アンさんは、少しも奇をてらわず、自然体のままでセクシーが湧きあがる人。しかも、どこか欧米的な英語のSEXY。日本語のセクシーとは明らかな違いがある“グローバルなセクシー”と言っていい。そこにあるもっとも大きな違いは、欧米では“人としての魅力”をセクシーと表現すること。異性にのみアピールする“性的魅力”ではなく、同性をも惹きつける人間的な引力。それをこの人は日本女性として珍しく持っていると言いたいのである。

 欧米人は、知的で機知に富んだ、人間的にゴージャスな女性をこそ、セクシーであると評価する。聡明で教養もあって、感性も鋭く、何より世の中や人間を正しく見つめる視力のいい目を持った人を。だからコメントは、いつも切れ味鋭く、真理を突いていて、それでいて人を傷つけない、そういう絶妙なバランスこそが、セクシーの絶対条件なのだ。

 でもそこに美しさや華やかさ、艶めかしさといった外見のセクシーを併せ持たないと人を魅了できないのもまた確か。そういう人は、きわめて希有。だが、アンさんはまさにその一人。ハーフ?と思うほどの彫りの深いくっきりした美貌はもちろん、引きしまったグラマラスなプロポーション、そしてふんわりロングの髪をエフォートレスにあしらうセンスまで、全身から湧きあがるもののすべてがセクシー。でももしこれでこの人が、冷たく人を寄せつけないタイプだったら、きっと異性の一部だけに崇められる美女にとどまったかもしれない。この人が、男も女も惹きつけるのは、笑顔しか思い出せないほどにこやかで明るく、人なつこい優しさに満ちているからさらに言うなら、佇まいにしっとり感と凛とした涼やかさ、両方宿しているのも見逃してはならない。

 かくして条件のすべて併せ持っている、という意味で本当にゴージャスな人。日本の女もこういうセクシーをこそ、身につけるべきなのである。


MAQUIA9月号

モデル/中村アン 撮影/增田勝行〈SIGNO〉(モデル) ヘア&メイク/篤史〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/SHOCO  取材・文/栗田瑞穂 構成/若菜遊子(MAQUIA) 


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