メイクもファッションも明るくウキウキする季節♪ のはずなのに、なぜか楽しい気持ちになれない、疲れている、笑えない、気持ちが乗らないアガらない……。そんな元気のない症状について、オンライン編集部の菊池が「代官山こころの相談室」の臨床心理士である林先生にお話を聞いてきました。

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「5月病」って何? どんな人がなりやすいの?

実は「5月病」は病名ではありません。医学用語で言うと「適応障害」にあてはまります。簡単に言えば、ある社会・生活環境にうまく適応できず、さまざまな心身症状があらわれ、日常に支障をきたすのが適応障害です。


典型的な「5月病」は、新しい環境になじもうと4月から緊張感にあふれた時期を過ごした人が、ゴールデンウイークでいったん休んだ後に「だるい、いつも疲れている」「何もかも億劫」「ゆううつ」などの不調があらわれるもの。


でもこれは5月に限らず、例えば 研修などが一段落する6月頃でも起こりますし、夏休み明けになる人もいます。環境が大きく変化する時期にはいつでも「5月病」はあり、なんです。


では、どんな人が「5月病」になりやすいのでしょう?

◆几帳面で真面目

◆「~しなくては」「~すべき」と考える傾向が強い

◆責任感が強い

◆なんでもきちんと完璧にやろうとする

◆頼まれるとNOと言えない

◆言いたいことが言えない

◆争いが嫌い

◆人に嫌われることはしたくない

◆人の期待に応えようと頑張る


あれ? こんな人って、会社や組織にとっては業績を上げてくれる貴重な存在そのものですよね! 実は、そういう人ほど、知らず知らずのうちにストレスを抱え込みやすいのです。


そのまま放っておくと「うつ病」を発症したり、症状が重くなって長期休暇を取らなければならないほど深刻化したりすることもあるので、「私もそうかな」と思ったら、慎重に自分を見つめ直すことが必要です。


次は「5月病」の乗り切り方について紹介します。 こちらから>>

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文/蓮見則子

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