公開日：2024.06.21

ドクターシーラボの純粋レチノールとビタミンCの可能性を深掘り！【MAQUIA JOURNAL】

世界に発信、最新トータルエイジングケア研究

クリニック発ブランド、ドクターシーラボが明らかにした2大エイジングケア成分の可能性をレポート。世界最大級の皮膚科学会でも発表された、興味深い研究発表内容もご紹介します。

美容皮膚科学の現場から生まれた
クリニック発のブランド

シロノクリニック恵比寿院の外観。健康な肌を目指して、全国各地から患者が訪れる。

教えてくれた方

研究で培った経験をコスメの開発に応用
ドクターシーラボの誕生は1995年。「当時、東京・恵比寿のシロノクリニックで、レーザー治療のアフターケアとして処方薬を提供。その知見を活かしてより多くの人に役立ててもらいたいと、製品化したのが始まりでした。今もクリニック発ブランドとして、“ひとりひとりの肌に向き合って悩みを解決する”という姿勢を大切に、皮膚科学研究に基づいて製品を開発しています」（西澤さん）

特に当時から力を入れているのが、今でこそ当たり前になっているコラーゲンケア。「肌がハリツヤを失うメカニズムや解決法を模索し、肌の奥からハリをサポートする成分や処方の開発に励んでいます」（安藤さん）

長年の研究が明らかにした
純粋レチノール×ビタミンCの力

2大成分の同時配合が
予想を上回る効果を発揮
風船を使った実験で確認したように、透明感やツヤには肌のハリが重要。「ドクターシーラボでは、肌奥のハリケアによい成分を、皮膚科学に基づいて探求。レチノールの中でも効能や安定性のバランスが絶妙な純粋レチノールと、数あるビタミンCの中でも角層のより深くまで、より早く届く高浸透ビタミンCを同時に与えるのが理想的、という結論に達しました」（西澤さん）。ところが純粋レチノールと高浸透ビタミンCは、一緒に配合するとどうしても不安定になってしまう。「この課題を解決したのが、ドクターシーラボの研究力です。25年にわたる純粋レチノール研究（と20件の特許）と、20年かけた高浸透ビタミンCの研究から得た知識を応用し、両成分を2層式にすることで同時配合に成功。その2成分を組み合わせた液体で研究を行ったところ、肌奥のハリが向上することを確認。同時に透明感、うるおいまでアップし、純粋レチノール×高浸透ビタミンCが予想以上の相乗効果を生み出すことが明らかになったのです」（西澤さん）

実験で可視化された事実。
ツヤとハリは表裏一体

ツヤと透明感には肌奥のハリが必須だった
美肌に欠かせない、ハリ感メカニズムについても研究を続けるドクターシーラボ。ハリと透明感に深い関係があることを実験で可視化に成功。「下の比較画像を見ると、空気をたくさん入れてハリを出した風船はツヤがあるけれど、空気が不足してしぼんだ風船はくすんでツヤのないことが分かります。これは肌でも同じこと。肌にハリがあればツヤと透明感が際立ちますが、ハリが不足した肌はくすんだ印象になり、ツヤも失われがち。ツヤと透明感には肌奥のハリが不可欠だということが、確認できました」（安藤さん）

空気をいっぱいに入れてハリをもたせた風船。表面がパンと張ってスムースになっているため、光をなめらかに反射して光沢が出ている。

空気が不足して少ししぼんだ風船。表面に細かな凹凸が現れ、くすんだような印象に。光を乱反射するためツヤ感も弱くなってしまう。

世界最大の皮膚科学会で
ドクターシーラボの研究成果を堂々発表！

エイジングケアの可能性を開拓

純粋レチノールと高浸透ビタミンCに関するドクターシーラボの研究成果は、今年の米国皮膚科学会（AAD）年次総会で発表された。「まず、同時配合が難しい、純粋レチノールと高浸透ビタミンCを2層式にすることで同時配合を実現したことを発表。また、純粋レチノールと高浸透ビタミンCを併用することで、真皮の水分量、コラーゲン量、メラニン関連の測定値で優位な結果を出したことも明らかにしました。メラニン量減少は我々も本当に驚いていて、これは、メラニン産生の抑制をする高浸透ビタミンCと、排出を促す純粋レチノールの組み合わせならではの効果だと考えています」（西澤さん）。「今回の発表で、純粋レチノール×高浸透ビタミンCの成分の有用性を発表し、高い注目を集めました。今後もクリニック発ブランドとして研究を続け、さらなる美肌効果を明らかにしていきたい」（安藤さん）。
ドクターシーラボ製品の今後に、期待が高まる。