“肌が本来持つ力を信じて、引き出すこと”を信念に、女性の肌悩みに向き合ってきたオルビスユーが、さらに独自のアプローチで進化。その背景を伺いました。
気になるブランド&美ネタに触れたい、語りたい!
マキア編集長が最新美容に直あたり取材
エミトーーク
第12回 ORBIS(オルビス)
自分らしく、自然に年を重ねる
スマートエイジング®を提唱
オルビス株式会社 商品企画グループ 係長
馬場 愛さん
2015年に入社。メイク分野全般の商品企画に携わった後、2017年よりスキンケア分野の開発を担当。「オルビスユー」ではコンセプトの構築から、製品の処方開発、販売企画までを一貫して担当する。
マキア編集長
清田恵美子
MORE編集部から広告部での営業職を経て、’14年からMAQUIAへ。フットワークの軽さがモットー。実際に試して感じて、直あたりレポートをお届け。
肌悩みとして挙げられる
“何となく不調”
清田 オルビスを代表するスキンケアシリーズ「オルビスユー」が、8月23日にパワーアップして登場しますね。前回のリニューアルからもう4年が経っていたなんて、意外!
馬場 おかげさまで、高いうるおい力やテクスチャーのよさ、シンプルなステップ、手頃な価格帯などをご評価いただき、新たにオルビスファンになってくださる方が増えました。
清田 そんな人気製品をリニューアルするきっかけはあったのですか?
馬場 私も含め、※1初期エイジング世代は、うるおいだけではない肌実感が欲しくなるころ。というのもこの世代は、これまでと違う肌の変化を如実に感じがちなので。でも本格的なエイジングケアをするにはまだ早いし、すごく葛藤するんです。
清田 まさにマキア世代の悩み!
馬場 水をめぐらせてうるおいを高めることを主眼にしていたオルビスユー。もっと根源的なところへアプローチして、自分の力で肌力を生かすことができないか?とポーラ化成工業の研究員に相談してみたところ、最新サイエンスとしてマイトファジーの知見を伺いました。
清田 オートファジーは耳にしますが、マイトファジーは初耳です。
馬場 オートファジーは、細胞が自らの一部を分解する作用(自食作用)の呼称。マイトファジーは、ミトコンドリアを選択的に分解する機構のことで、このマイトファジーの活性が低いと、皮膚の保湿因子の合成酵素遺伝子が減少することが判明。そもそも紫外線などでマイトファジーの活性が低下するのはわかっていたのですが、今回、初期エイジング世代の肌細胞ではこの活性が大きく低下することを見出したのです。
清田 肌がガクンと落ちたと感じる時期と一致するということ?
馬場 研究の結果、マイトファジー活性が低下するとうるおい力も下がるため、季節に関係なく肌の調子が悪くなる。つまり、初期エイジングを感じる肌不調の一因がここに!
清田 これは何とかしなければ!
肌の基礎体力に着目。
変化にゆらがない肌へ
馬場 そこで新生オルビスユーは、このマイトファジー研究からヒントを得た思想と成分アプローチを採用。さらに、ポーラ・オルビスグループ独自の肌荒れ防止有効成分として「※2DF-パンテノール」を※3国内唯一の高濃度で配合。この2つのアプローチにより、うるおいに満ちた、変化にゆらがない肌へと導きます。
清田 そんな先進サイエンスが、基礎スキンケアに搭載されているなんて! しかも、3品とも医薬部外品だなんて、うれしすぎます。
馬場 初期エイジング世代のゆらぎやすさは、うるおいケアによって落ち着かせることはできます。でも、それ以上の肌実感をもたらすには、肌のバリア力を維持する必要が。だからこそ医薬部外品にしたかったんです。そのために開発のハードルが高くなり、時間もかかってしまいましたが、ようやく実を結びました。
清田 オルビスユーの代名詞にもなっているローションの“とろぱしゃ”なテクスチャーを残すのは大変だったのではないですか?
馬場 そうなんです。とろっと感はそのままに、浸透感にこだわり、サンプル数はなんと90超え! でも、その甲斐があって、究極のバランスの“とろぱしゃ”が完成しました。
清田 スッとなくなるようになじむこのテクスチャーには本当に驚きました! どうして肌がゆらぐのか、その理由がわかると心構えができるし、それを解決する方法が見えると年齢を重ねることがポジティブに受け入れられるようになりますね。
馬場 もともと持っている自分の力で肌を立ち直らせるということを、オルビスユーを通して伝えていきたいと思っています。ぜひ多くの方に使っていただき、オルビスユーの実力を肌で体感してください!
※1 年齢に応じたお手入れが必要だと感じる初期エイジングケア世代 ※2 デクスパンテノールW ※3 2022年5月Mintel社データベース及び先行技術調査による当社調べ
A
オルビスユー
フォーミングウォッシュ
[医薬部外品]
うるおいを守りながら優しく洗う洗浄成分とクレイ配合。化粧水のなじみがよくなる肌へ整える。120g ¥1980/オルビス(8/23発売)
B
オルビスユー
エッセンスローション
[医薬部外品]
とろみ化粧水が肌に触れるとみずみずしく弾けてなじみ、うるおいの膜を形成して肌を守る。180ml ¥2970/オルビス(8/23発売)
C
オルビスユー
ジェルモイスチャライザー
[医薬部外品]
速攻×持続の2段階保湿で、長時間うるおいを閉じ込め、ハリ肌が続く、水感ジェルクリーム。50g ¥3300/オルビス(8/23発売)
テクスチャーもさらに進化
なじませたときの“ぱしゃ”が全然違う! 弾けた後、肌に入っていくスピードがすごく、スッとなじむ。それでいて後肌はしっとり。
ぷるぷるっとして軽やかにのび広がるのに、ちょうどいいコク感もあって肌に落ち着く感じ! なのに、ベタつきもなく使いやすい。
一緒に“その先”に行ける予感!
「オルビスユーは、身近で、寄り添ってくれるというイメージでしたが、今回のリニューアルで“その先”まで一緒に伴走してくれるような頼もしさを感じました。初期エイジング世代がターゲットですが、肌の基礎体力に着目しているという意味では、年齢に関係なく寄り添ってくれそうです」
MAQUIA 9月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/清田恵美子(MAQUIA)
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