意外にも人の目線はフェイスラインに向けられていることをご存じですか? 「MAQUIA」2月号では、フェイスラインの引き上げ術を美プロが伝授。まずは“たるみ”の正体を基本からおさらい!
たるみを知ってたるみを制す!
たるみを改めて見直し
どうして、フェイスラインが崩れるの? まずは“たるみ”の正体を基本から学んで、ケア見直しのヒントに!
教えてくれたのはこの方々
ビューティ
サイエンティスト
岡部美代治さん
商品開発、マーケティングの経験を生かし、美容理論や先進コスメを解説。
資生堂
化粧情報開発センター
櫻井菜海子さん
スキンケア領域全般に精通。最先端の肌サイエンスを社内外に向けて発信。
松倉クリニック代官山 院長
貴子先生
腕利きの美人女医であり、透き通るような美肌と抜群のプロポーションの持ち主。
Q.顔のたるみって、どんなところに何歳から出るの?
A.主に目の下、頬、フェイスライン
「斜め45度から鼻の横、口元、フェイスラインを見ると一目瞭然。影が目立っていたらそれがたるみです。年齢は人それぞれですが、実は20代から始まっています」(櫻井さん)
Q.たるみやすい骨格ってある?
A.骨格がしっかりしている人は意外とたるみにくい
「骨が細い人、顔が細い人、あごが小さい人、頬骨が細い人は要注意です」(貴子先生)。「欧米人に比べ日本人は特に目の下のたるみが目立ちやすい傾向が」(櫻井さん)
Q.たるみやすい肌質ってある?
A.脂肪が多い人は要注意!
「皮下脂肪が蓄積されると筋肉の衰えとともにたるみに。また肥大化した脂肪細胞はコラーゲンを分解することもわかっています」(櫻井さん)
Q.間違ったスキンケアでたるむこともある?
A.ゴシゴシ洗顔や目元のぐいぐいマッサージに注意
「ゴシゴシと下方向に引っ張るのはたるみの原因に」(櫻井さん)。「過度なマッサージや保湿不足には気をつけて」(貴子先生)
Q.引き上がった印象のためにできることは?
A.UVケア、表情筋エクササイズ、食生活、メイクも有効
「紫外線ダメージを防ぐ・表情筋を鍛える・食生活で皮下脂肪の蓄積を防ぐ! この3拍子が揃うことが一番有効。あとは、日々のマッサージケアやメイクによる工夫を」(櫻井さん)
Q.たるみって遺伝するの?
A.生活環境の影響はあるのかも
「これは現時点では明らかになっていません。しかし、同じ生活環境、特に食の影響は関連するかもしれません」(櫻井さん)
Q.たるむ裏には “つまり”があるって本当?
A.セルライトがつきやすい人はたるみやすい
「セルライトが多い人はたるみやすい傾向が」(貴子先生)。「リンパのつまりが即たるみにつながりはしませんが、むくみに影響します」(岡部さん)
Q.たるみが若年齢化しているって本当?
A.今の人は実はそれほどたるんでいない
「今の人は美容意識が高いのでとてもキレイ。美にこだわるがゆえに気になるのかも。強いて言うなら痩せすぎ&無表情な人は気をつけて」(岡部さん)
Q.ダイエットとたるみって関係ある?
A.過度なダイエットはたるむ原因に
「肌は年齢を増すごとに柔軟性が悪くなります。30 歳を過ぎてから極端なダイエットをすると、皮膚がたるんで戻らなくなる人が多いですね」(貴子先生)
MAQUIA2月号
撮影/押尾健太郎(モデル) 岩城裕哉(物) ヘア&メイク/長井かおり 小田切ヒロ〈LA DONNA〉 スタイリスト/辻村真理 モデル/スミス 楓 福吉真璃奈(マキアビューティズ) 取材・文/靏田由香 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA2月号☆好評発売中】
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