「オルビスユーが新しくなった!」とのニュースを受け、真相を伺いに、オルビスの小林琢磨社長の元へ。そこで見えてきたのは、新時代のエイジングケアの提案。詳しくお届けします。Image title

新生オルビスユーが
提案する、
『ここちを美しく。』


オルビス
代表取締役社長
小林琢磨さん

2002年ポーラ化粧品本舗(現ポーラ)入社。ディセンシアの社長として同社の売り上げを大幅に成長させた後、17年にオルビスへ。18年1月より現職。


マキア編集長
湯田桂子

2004年にマキアを立ち上げた創刊メンバーのひとり。マキアの合言葉は、“願望実現ビューティ”!

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30代から始める
シンプルラインナップ


(左)モロッコ溶岩クレイ配合で、毛穴の汚れや皮脂などを一掃。次に使う化粧水のなじみを高めるブースター洗顔料。オルビスユー ウォッシュ 120g ¥1800、(手前)濃密ウォータージェリー仕立てのリッチなコクが肌に触れた瞬間に溶け出し、スッと浸透。内側から湧き上がるハリ感を。オルビスユー ローション 180ml ¥2700、(右)濃密なのに軽やかなスフレジェリー。みずみずしい潤いのベールでツヤ肌に。オルビスユー モイスチャー 50g ¥3000/オルビス(10/23発売)

肌を自らで鍛える
“細胞フィットネス”発想


湯田
 2014年に大人のためのオルビスブランドの象徴として登場した「オルビスユー」が、この秋、新しく生まれ変わりました。これまでのものも大好評だと伺っていましたが、人気ラインをどうしてリニューアルされようと思ったのですか? 
小林 オルビスは創業以来、肌が本来持っている力を信じ、不要なものには頼らない、という信念のもと商品開発を続けてきているブランドです。それは今回リニューアルをしても変わりません。ただ、美しく年齢を重ねるために、もっと何かできるのではないか? オルビスだからできるスマートエイジングケアとは? という思いから開発に着手しました。
湯田 人気なのにあえて変わろうとするとは、冒険ですね!
小林 冒険はある意味、オルビスらしいスピリッツなのです。それこそオルビスが創業した31年前にオイルカットのスキンケアを提唱したことも、化粧品を箱に入れず、袋タイプの個装にしたのも冒険ですよね。冒険することがオルビスの価値、とも言えるのです。
湯田 そんなオルビスが新たに提案するスマートエイジングケアが、新生「オルビスユー」というわけですね。新たに“細胞フィットネス”というアプローチを打ち出していますが、これはどういった意味なのですか?
小林 目指したのは、肌のセルフコントロール。例えるなら、体幹を意識して体を動かすヨガやピラティスのようなイメージです。大人の肌悩みには、その場しのぎで対応するだけでは根本解決になりません。肌の根幹を意識して美しくなる。つまり、“肌本来の力”を存分に活かし、自立した美しさへ導く。それが“細胞フィットネス”なのです。
湯田 まさにオルビス誕生以来のフィロソフィである“自らの美しくなろうとする力”を引き出すことが、この言葉に集約されていますね。その具体的なアプローチが“水”なんですよね。
小林 オルビスは、エイジング症状の根本原因は、肌の細胞内部に水が届かない“細胞脱水”であることに着目しました。細胞内部を水分で満たすため、たどり着いたのが、水の通り道を作るカギとなる「キーポリンブースター」です。肌全層に水の潤いを巡らせることで、細胞機能を活かした自立肌へと導きます。

“心地よさ”の積み重ねが
真の美しさを生み出す


湯田
 ウォッシュ、ローション、モイスチャーの3品が登場するなか、ローションがそのことを一番象徴していると感じました。新製品発表会のとき、ローションのテクスチャーを“とろぱしゃ”と表現されていたのですが、まさにその通りでした! とろみのある化粧水を肌にのせるとぐんぐん浸透し、それが長時間続いて肌が本当にふっくらする。編集部で私の席が、ちょうどエアコンの真下にあり、ものすごく乾燥するのですが、これでケアをしていると水が巡っているからか、乾かないんです。
小林 ありがとうございます。オルビスユー全品を溺愛していますが、もし1品だけ選ぶとしたらやはり私もローションでしょうか(笑)。オルビスユーはテクスチャーにとにかくこだわり、理屈を抜きにしても、この心地よさや潤い感、調子がよくなる肌状態を感じていただけるよう設計しています。
湯田 近年はいわゆる肌科学だけでなく、脳科学の観点から感覚が及ぼす影響を重視する化粧品が数多く見受けられますが、まさにオルビスユーにもその流れを感じます。
小林 化粧品は美しくなるための1つのソリューションではあるのは間違いありませんが、それ以上に“心地よさ”こそが、女性を美しくするものだと確信しています。化粧品は毎日使うものですから、心地よさの積み重ねが本質的なキレイにつながると信じています。
湯田 確か、オルビスユーの“ユー”とは“YOU”のことで、“あなた”という意味が込められていましたよね。
小林 はい。“あなた”の内側に眠っている“自ら美しくなろうとする力”を引き出したい、という願いを込めています。水分が満たされることでハリが生まれ、肌がみずみずしく輝き出す。すると、これにより肌全体に押し返すような弾力感と透明感が生まれ、頬にハリやツヤが宿ります。こうして自ら巡り、キレイになっていく自立した肌実感を、30代からの大人肌へお届けします。
湯田 与えるだけのエイジングケアでなく、自らの力で美しくなる、というのは本当に現代的。今後のオルビスユーからも目が離せませんね。

Image title心地よさとサイエンスが
融合し、キレイを応援


女性が以前より格段に忙しくなっている今、エイジングケアに求めるものは何か。その答えが「心地よさ」だった、というのは至極納得です。使うたびに癒され、毎日の「気持ちいい」を積み重ねることが美しさにつながり、そのコスメには最先端科学が搭載されている。しかも使う品数が少なくてよく、お値段も手頃とくれば言うことなし!「肌本来の美しくなる力を引き出す」という信念のもと、思い切ったリニューアル。新たなる私たちの味方の誕生です。


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MAQUIA12月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/湯田桂子(MAQUIA)

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