先進のサイエンスを搭載しながら、見た目にも麗しいスキンケアを次から次へと登場させるジバンシイ。新たに登場したのは、若い世代に向けたエイジングケアスキンケア。その真意を、来日されたローラン・ノゲーラさんに伺いました。

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「エイジングサインが現れていない若い世代特有のニーズに応えます」

ジバンシイ
科学コミュニケーション

ディレクター
ローラン・ノゲーラさん

生物学者・生化学者。1997年にパルファム ジバンシイ社で製品全般の研究開発・品質管理部門を担当。現在、化粧品、フレグランスのコンセプト作りから開発までを統括。

マキア編集長
湯田桂子
2004年にマキアを立ち上げた創刊メンバーのひとり。マキアの合言葉は、“願望実現ビューティ”!


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若い肌の疲れを払拭し、
今すぐ最高の素肌へ

(右から)セラムに浮かぶマイクロパールが肌本来の機能を高め、生き生きと輝く肌へと整える。ランタンポレル ブロッサム セラム 30㎖ ¥12400、リッチなテクスチャーのクリームに配合されたマイクロパールが疲れのサインを取り除く。同 ロージー グロウ 15㎖ ¥7200、肌にエネルギーを注入するフレッシュなクリーム。同 クリーム 50㎖ ¥11700/パルファム ジバンシイ(LVMHフレグランスブランズ)


忙しい毎日の疲労が最初の
エイジングのきっかけに

湯田 エイジングケアラインの「ランタンポレル」から、若い人に向けた「ランタンポレル ブロッサム」がデビューしましたね。若い人の肌を研究された結果、エイジングケアが必要だったということですか?
ローラン 私は生物学の専門家ですからあらゆる肌を研究します。もちろん研究所には、若い人の肌を専門に研究する者もいます。私たちの使命は、女性が何を必要としているのかを知り、その答えを導くことにあります。そうしてたどり着いた1つの答えが、「ランタンポレル ブロッサム」です。ご存じかとは思いますが、エイジングにつながる要因の80%以上は環境やライフスタイルから引き起こされます。そして今回着眼したのは、疲労によるエネルギーの低下が、本格的なエイジングが始まる前の若い肌にも影響を与えるということでした。
湯田 確かに若い人たちは忙しいですからね。具体的には、どのような影響が肌に出るのでしょうか?
ローラン 予定の詰まった多忙なライフスタイル、睡眠不足、PCやスマホの長時間の使用などにより疲労が蓄積されると、くすみやツヤのなさ、小ジワ、乾燥、キメの乱れ、メイクののりの悪さなど、さまざまな形で肌の不調が現れます。
湯田なるほど。今まで好調だった肌が、ある日突然ガクンと落ちた、という状態ですね。でも、若い世代の彼女たちにとっては、“エイジング”の自覚はありませんよね?
ローラン 生物学的には20歳ごろからエイジングの進行は始まっているのです。ただ、表面的にはまだ現れていないだけ。細胞レベルではすでにエネルギー不足になりがちで、エイジングは進行しているのです。
湯田 日本では“25歳がお肌の曲がり角”なんて言いますが、実際には20歳が曲がり角なんですね。お話に出てきたエネルギーとは?
ローラン 生命活動、つまり細胞を構成するのに必要なものです。細胞のエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)は、細胞のエネルギー工場であるミトコンドリア内で作られます。細胞にエネルギーが絶えず注ぎ込まれることで、細胞の回復、保護、連携がスムーズになされ、本来の肌機能が高まるのです。
湯田 疲労により、そのエネルギー不足が若い肌に起こっているのですね。環境的要因も考えられますか?
ローラン もちろん。紫外線や大気汚染、物理的な刺激に、ストレスも影響しているでしょう。
湯田 でもそれは、若い人に限りませんよね?
ローラン 外的要因はすべての人に等しくありますが、若い肌特有の疲れは、ライフスタイルに大きく起因します。ある程度の年齢になると生活習慣をコントロールするようになりますが、若い人は体力があるため無理をすることが多い。これが知らず知らずのうちに蓄積し、細胞エネルギーを低下させてしまうのです。
湯田
 私もその年齢の時は、体力を過信して極度の疲労に陥っていたかも。それは世界的な傾向ですか?
ローラン そうです。
湯田 大気汚染も忙しさもワールドワイド。ということは、世界的に老化が早まっているということですね。
ローラン その通り! 都心に住む人ほどストレスにさらされることも多く、その傾向が顕著ですね。
湯田 では「ランタンポレル ブロッサム」は、悩みにアプローチする、というものではなく、肌エネルギーを上げるためのものなのですか?
ローラン 具体的な悩みに対処するのではなく、エネルギーを上げ、ツヤや輝きのある、質感の美しい肌にすることが目的です。問題を感じていない人も、何かしらの肌変化を瞬時に感じられます。

ロージーピンクの効果で
瞬時に血色ツヤ美肌へ

湯田 瞬時に、というのは、セラムに配合されているピンクパールによる視覚効果ですか?
ローラン セラムに浮かぶロージーピンクのマイクロパールには、生き生きと血色のいい肌へと導く成分が入っているんです。視覚効果としては、光を拡散し、ソフトフォーカス効果で肌のあらを飛ばす微粒子パウダーが配合されています。
湯田 「ロージー グロウ」はスキンケアであると同時にハイライター? しっかり色がつくのかと思いきや、ほのかなピンクで、肌が色ツヤよく。ジムや温泉、家で彼と過ごすときにもよさそう。
ローラン 生き生きとしたツヤと血色感を出しますからね。
湯田まさに女性のニーズがギュッと詰まっている製品ですね。
ローラン アジア人のリサーチから出てきたニーズでしたから。
湯田 なるほど、納得です。

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血色のいいツヤ肌を
瞬時に叶える、見せる!

美容賢者をうならせたランタンポレルから若い世代向けのラインが誕生。伺えばそれは、実にユニークな科学とメイクの合わせ技。若さや体力を信じての多忙が、肌のエネルギー量ダウンを引き起こし、それが肌落ちや初期老化につながる、という事実も新しければ、同時にピンクの光で瞬時にキレイに見せてしまおう、という発想も斬新。確かにすっぴんをきれいに見せなきゃならない時もある。強くて自信の肌に変える手放せなくなりそうな、魔法のコスメです。


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MAQUIA1月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/湯田桂子(MAQUIA)

最終更新日:

MAQUIA書影

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