小粒目や丸顔が気になるそこのあなた、顔のコンプレックスとは今日でお別れです! 今回は「MAQUIA」3月号から、ヘア&メイクアップアーティスト・河北裕介が教える、美人度が増すメイクコントロール術をお届けします。
目と眉の距離コントロール
=眉を含めた目周りの空間に注目。
目元のパーツ同士の距離感は、顔印象を大きく左右するポイント。眉間や目と目の間が離れた“遠心顔”は、可愛らしいけどやや子供っぽい印象。また、目と眉の間が広いとのっぺりして見えがち。“いい女”を狙うなら、全体的に顔の中心に寄った“求心顔”を目指して。パーツ同士の距離を少しずつ狭めれば、ぐっと美人度が上がる。
距離コントロール 使用アイテム
どんな顔立ちの人も、使うのはこの3品のみ。ブラウンシャドウとパウダーアイブロウ、毛流れ&色を整える眉マスカラを用意。
A ルナソルのアイシャドウ
肌なじみのよいブラウン系アイシャドウ。重ねてもにごりのない、シアーな発色が美しい。ルナソル スパークリングアイズ 01 ¥5000/カネボウ化粧品
B キッカのアイブロウパレット
眉色やなりたい印象に合わせて、単色でも色を混ぜても使える。ブラシも優秀。キッカ エンスローリング アイブロウケーキ 03 ¥6000/カネボウ化粧品
C THREEのアイブロウマスカラ
眉にハリとコシを与え、毛流れを美しく整える。細めの軸が眉毛一本一本を捉え、ムラなくつく。ニュアンス アイブラウ マスカラ 02 ¥3200/THREE
光と影で凹凸コントロール
=目、頬、輪郭の立体感がポイント。
「メリハリのある立体顔」っていい女の条件としてよく耳にするけど、要は、光と影の入り方。まずは目周り、頬、そしてフェイスラインに注目してみて。のっぺりしているなら光を入れてふっくらさせる。くぼんでいるなら影を消す。丸みがあるなら影をさしてシャープに。顔の凹凸が引き立ってくれば、表情にも深みが増す!
凹凸コントロール 使用アイテム
必要に応じて、3つのアイテムを投入。いずれも顔立ちにすっとなじみながら、さりげなくかつ確実に顔の凹凸をコントロール。
光をつくる
D エトヴォスのハイライト
河北氏プロデュース。天然ミネラルと植物由来オイル配合で、しっとりと肌になじみつつ自然なつやを生む。ミネラルハイライトクリーム¥3500/エトヴォス
影を消す
E フランシラのコンシーラーパレット
気になる部分をカバーしながら、高いスキンケア効果で一日中しっとり。河北氏プロデュース。ナチュラルRコンシーラー¥7000/フランシラ&フランツ
影をつくる
F NARSのシェーディングカラー
繊細なパウダーがぴたっと肌にフィット。やや赤みのある淡いブラウンは、自然な影色づくりにぴったり。プレストパウダー 5003N ¥4000/NARS JAPAN
CASE
小粒目×丸顔×のっぺり
各パーツが小さめで骨格はややフラット。日本人に多い顔立ちには光と影のメリハリを。
さりげない骨格強調メイクで忘れられない美人印象を残す
パーツは求心的に。顔のフレームは思い切って削る
小粒目は“求心”を意識しつつ、目頭側もアイホールもオーバーめに色をのせることで、縦&横幅を拡張させるのがコツ。丸みのあるフェイスラインには思い切ってシェーディングをし、さらに顔中央にはハイライトを足して。顔の中心に目線が集まり、求心的な“いい女”顔に。
使用アイテム
距離コントロール
広めに色をのせ、目の縦横幅を強調
A+B+C
Aの左下を上まぶた目頭からアイホール全体に。この際、目頭側もアイホールもかなり広めにオン。下まぶたにも同色を目頭から目尻へ。Aの右下を上まぶた目頭からアイホールに。目のキワにはさらに重ねて奥行きを。Bの2色を混ぜて鼻筋の延長線上から眉を描き始め、眉尻へ。最後にCを眉全体に。
凹凸コントロール
顔の外側には影、内側には光を
D+F
Fをブラシに取り、額からあご先までフェイスライン全体にさっとひとはけ。さらにDをスポンジに取り、鼻筋と頬に軽くなじませて。顔の中心に光が集まり求心的な印象に。
「MAQUIA」3月号
撮影/彦坂栄治〈まきうらオフィス〉(モデル) 冨樫実和(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/SHOCO(モデル) モデル/三枝こころ 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 構成・文/吉田百合(MAQUIA)
【MAQUIA3月号☆好評発売中】