私も環境も美しい、がビューティの新基準。「MAQUIA」3月号では、いちはやく“思い”をアクションに変えた3人にインタビュー。エシカルな暮らしや美容についてうかがいました。

人と環境にやさしいHappyの輪を広げよう!“思い”をアクションに変えた3人にインタビュー_1

私も環境も美しく、がこれからのビューティの新基準
美容で広げよう、Happyの輪♡

エバンズ亜莉沙さん

エシカルコーディネーター
エバンズ亜莉沙さん
学生時代を環境共生都市ポートランド近郊で過ごし、国際NGOの通訳インターンで世界一周を経験した後、サステナブルやエシカルをキーワードにコーディネーターとして幅広く活躍。Instagram:@alisa_f

file
エシカルな気付きは
自分を大切にすること


Q エシカルコーディネーター活動のきっかけは?
学生時代を米国オレゴン州ポートランド近郊で過ごし、私たちの選択が環境や不平等問題など、様々な矛盾を生んでいる現状を学んだのがきっかけです。


Q 現在、取り組んでいる活動のこと、教えて
普段はSNSでの発信や講演、ウェブ連載、イベントのディレクションなども手掛けています。中でも毎年国際女性デーに開催する「ミモザフェスタ」は大きなプロジェクトです。また、2020年から、環境省の特別広報大使としても活動をされている柴咲コウさんが代表を務めるレトロワグラースのYouTubeでレトロワミューズとしての活動もしています。


Q 美容でできるエシカルな行いとは?
自分を大切に思うこと。健康や自分の肌につけるものを真剣に考えたら、自然とナチュラルでヴィーガンなアイテムに手が伸びるように。自分を大事に感じることがエシカルなアクションにつながるのでは? かわいいもの=環境にいいものがあたりまえになって欲しい。


Q エバンズさんのコスメを選ぶ基準って?
なるべく環境に負担をかけない、そしてヴィーガンのコスメを探しています。まだまだ身近にたくさんあるものではなく、見つけるのが簡単ではないのですが、信頼できる人から紹介されたものを手に取ることが多いです。


Q 幸福だと思う時間やこと、ものとは?
エシカルな取り組みを通して思いを共有できる仲間と語り合える時間や、自然からエネルギーをもらい循環していることを実感できる瞬間。たくさんのインスピレーションをもらえます。次の「ミモザフェスタ」も楽しみです。

最近は奥多摩がブーム

人と環境にやさしいHappyの輪を広げよう!“思い”をアクションに変えた3人にインタビュー_4

A エバンズさん愛用のコスメたち。スキンケアは「みんなでみらいを」、ヘアケアは「davines」。行きつけのサロン「whyte」で購入。B 裸足で地球に触れる、アーシング。C 世界一周の船上から。D プロデュースに関わったオーガニックレストラン「Sustainable Kitchen Rosy」。ディレクションに関わる2021年3月の国際女性デーに合わせた「ミモザフェスタ」ではゲストに藤原しおりさんを迎える。

COOKIEHEADさん

フリーランスライター
COOKIEHEADさん
ニューヨーク在住。パーソンズ美術大学大学院を卒業後、現在はフリーでサステナビリティ、ヴィーガニズム、サーキュラーエコノミーに関する執筆、翻訳、講演などで活動。
THE LITTLE WHIM(https://thelittlewhim.com/)主宰
Instagram:@thelittlewhim

file
人と地球を思いやる
循環型ビューティを


Q コスメとヴィーガンって関係あるの?
いま、生活全般に浸透しているエシカルなポリシー。米国ではコスメにおいてもcruelty-free、veganといった動物搾取を避けるコンセプトに支持が集まっています。


Q 実践されている「地球と人を思う循環型」とは?
動物を利用する産業の環境負荷、倫理的観点から衣食住全般がヴィーガン。欲しいものは中古で探し、新品の場合はオーガニック、地域型、量り売りを取り入れて、不用品は大事にしてくれる次の使い手を探します。中古市場の活用は、個人でも始めやすい循環型の一例。地域社会への貢献も心がけています。


Q エシカルなコスメを選ぶポイントを教えて
動物実験をせず動物性原料フリーであることはもちろん、プラスチックフリーや詰め替え可能な環境負荷の少ないものを選ぶように。たとえベストチョイスでなくても使い切ることを前提に購入するのが大事。


Q 日本人のエシカルな取り組みはどう見える?
解釈が幅広く、曖昧になっている印象。目の前の幸せが、何を経て誰によって成り立っているのか、見えるものと見えにくいものの関係性を意識することからはじまるのがエシカル。ネガティブを減らすよりポジティブを増やす、に焦点を当てることが大事では?

人と環境にやさしいHappyの輪を広げよう!“思い”をアクションに変えた3人にインタビュー_6

コスメ愛あふれるCOOKIEHEADさんの愛用の品々。A ヘアアクセサリーは手作りやヴィンテージ。B「Aether Beauty」のクルエルティフリー・ヴィーガンのアイシャドウパレットはリサイクル可能な紙パッケージ。C クルエルティフリー・ヴィーガン・ゼロウェイストの「Meow Meow Tweet」のデオドラントとリップバーム。D お気に入りの「Coola Sunscreen」は、サンゴ礁にやさしいミネラル処方で、主成分もオーガニック。

野村由芽さん

『She is』編集長
野村由芽さん
自分らしく生きる女性を祝福するオンラインメディア『She is』の編集長として、女性の多様な生き方を肯定するメッセージを発信中。https://sheishere.jp/

file
日常の違和感に
目を向けて心を自由に


Q 女性にとってビューティはどうあるべき?
ビューティとは誰かが決めたものではなく、自分にとっての美しさを見つけるひとつのきっかけ。内に秘めた可能性を新しく、懐かしく発見し、自分の過去と未来を両方愛することで、自分の内側や外の世界とより親密につながっていけるはずだと思います。


Q ダイバーシティのいま自分らしく生きるとは
人間が誰にも疎外/阻害されることなく生きる権利こそ、「自分らしく」いられることだと捉えています。


Q 『She is』が掲げるテーマとは?
自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティというコンセプトのもと立ち上げた『She is』。こうでなければならないという生き方ではなく、年齢とともに選択肢が広がり、社会の中で自分自身を肯定できる場所づくりをめざしています。


Q 立ち上げから3年で女性たちの視点はどう変わった?
日常の違和感に気づき、自分の言葉で語ってもいいのだと思える瞬間や場所が少しずつ増えた。制限の多いシステムや慣習を解きほぐす動きが、個人や個人同士の連帯から生まれていることを実感しています。
 

人と環境にやさしいHappyの輪を広げよう!“思い”をアクションに変えた3人にインタビュー_8

誰にも見せない自分も、なりたいと向かっていく自分に近づくことも、どちらも私だと思えることが自分らしくいられることだという野村さん。
A・B 愛猫の月見との時間や大きな窓のある部屋が癒やしの場。C ストレスがたまらないよう、公園で仕事をすることも。D 花を買って愛でたり、ささやかでも癒やしの時間をつくってメンテナンスすることで、幸せの底力をあげていくのが野村さん流。

MAQUIA 3月号
撮影/長谷川 梓(エバンズさん) ヘア&メイク/牟田未桜〈whyte〉(エバンズさん) 取材・文/安倍佐和子 構成/横山由佳(MAQUIA)

MAQUIA書影

MAQUIA2021年7月20日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。9月号の特集や付録情報をチェックして、早速雑誌を購入しよう!

ネット書店での購入

share