いつの間にか「国民の『親戚』」になっていた人、イモトアヤコさん。「MAQUIA」5月号ではそんな彼女に、同郷の美容エディター 松本千登世が話を聞きました。気になって仕方がない! 存在から放たれる美しさの秘密とは?

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一生懸命がわたしの個性!

イモトアヤコ
“自分が好きな自分でいるために


タレント・女優 イモトアヤコ
『世界の果てまでイッテQ!』への出演で一躍人気者に。女優としてドラマに出演するほかCM出演や雑誌連載、自身のラジオ番組『イモトアヤコのすっぴんしゃん』を持つなど活躍の場は幅広い。

美容エディター 松本千登世
近著『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる 「いい加減」美容のすすめ』(講談社刊)ほか著書多数。


家族や仲間が自分を
好きになる原動力

松本 私、イモトちゃんに聞いたお母様の話がとても印象的でした。

イモト そうでした、そうでした! 母はとてもユニークな人。その影響もあってか、小さいころから人前に出ることにあまり躊躇(ためら)いはなかったんですよね。そんな母から、私が『下町ロケット』というドラマでシリアスな役を演じたとき、普段来ないメールが突然来たんです。見ると「じつはお母さん、昔女優になりたかったの」。鳥取で暮らしているんですが、当時祖父に反対されてオーディションに行くことができなかったのだと。えーっ⁉ そうなの? 初めて知った母の過去に心底驚き、苦笑しながらも、母にも夢があって、それがDNAとして引き継がれ、今につながっているのかもしれないと思ったら、なんだか感動しました。そう言えば、『イッテQ』の感想はくれないのに、ね(笑)。

松本 イモトちゃんは、お母様を始め、まわりの人をとても大切にしていて、濃密な関係を築いているように見えます。

イモト 改めて最高の仲間に囲まれているなあ、と実感しています。例えば、木村佳乃さん。私がアメリカで、岩と岩の間を綱渡りする「スラックライン」のロケに臨んだとき、その間中、佳乃さんはずっと心配してLINEでメッセージをくれていたんです。あまりにも追い詰められて私が返信できないでいると、コーディネイターさんにまで連絡をしてくれて。あまりにも怖くて声が聞きたくなり、時差を無視して日本時間の早朝に電話をしたら、すでに佳乃さんは起きていて「今、洗濯物を干しているから、ここからN.Y.に向かってパワーを送るね」と大声でがんばれと叫んでくれました。愛があるんです、本当に。私のまわりには、そんな人ばかり。

松本 イモトちゃんがそういう人を「吸い付けている」のかも。それは「空気を読む」というより「空気を作る」人だから。自分が自分を好きだから、なんですね。

イモト 自分を好きでいるためには、失敗してもいいから、人によく思われる自分よりも「こっちの私が好き」という自分を選ぶこと。そうできないときを許しながら、それを癖にしないことが大事なのかなと思います!


趣味の写真で
世界中の風景を撮りたい

「写真を撮るのが大好きなので、国内外問わず、いつも気づけばシャッターを切っています」

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MAQUIA 5月号

撮影/菊地泰久〈vale.〉(人物) ヘア&メイク/犬木 愛〈agee〉(イモトさん分) スタイリスト/後藤仁子 取材・文/松本千登世 構成/火箱奈央(MAQUIA)


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