大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン6が2025年6月5日(木)より開幕! 今回バチェラーを務めるのは、発表時点から「令和の王子」との呼び声が高い久次米一輝(くじめ・かずき)さん。品のある佇まいに爽やかな笑顔、イギリスへの留学経験を持つ現役医師という華麗なる経歴はまさに完全無欠のプリンス。そんな久次米さんのパーソナリティに迫るべく、配信直前記者会見の直後に突撃インタビュー! 気になる恋愛観はもちろん、ご自身の美容やお仕事についてなどマキアならではの内容をお届けします。
※この記事では『バチェラー・ジャパン』の結末に関するネタバレはありませんが、気になる方はご注意ください。

久次米一輝(くじめ・かずき)●1994年8月26日生まれ、東京都出身。順天堂大学医学部を卒業し、同附属病院で初期臨床研修を修了後は形成外科に入局。『バチェラー・ジャパン』への参加を機に離職し、現在は父が理事長を務める共立美容外科で、美容外科医の道へ。
今までにない出会いをもたらしてくれた『バチェラー・ジャパン』の旅
ーーまずは今回、『バチェラー・ジャパン』への参加を決めた理由を教えてください。
具体的に何か大きなターニングポイントがあったわけではないのですが、これまでは友人の紹介を通じて女性と出会うことが多くて。静岡の長閑な地域にある病院で働いていたこともあり、出会いの幅が広がるような出来事があまりなかったんです。そんな中で番組とのご縁をいただき、迷いなく参加を決意しました。まだ出会ったことのないような方や、真剣に将来を意識している方と出会える貴重な機会だと思ったんです。(久次米さん・以下同)
ーー番組の事前インタビューではあまり自己主張が得意ではないとおっしゃっていました。交際に至るまでのアプローチは基本的にどちらから?
どちらか一方からというより、お会いした場で連絡先を交換して、何度かのやりとりを経て、お互いに興味が湧いてきたらデートを重ねて…という自然な流れでお付き合いさせていただくことが多かったです。共通の友人が設けてくれた食事会のような場で「この方、素敵だな」と思った方と連絡先を交換することがほとんどでした。
ーーこれまでお付き合いをされてきた女性それぞれに素敵なところがあったかと思いますが、人間として惹かれる共通のポイントはありますか?
その方が持つ魅力というのは本当に人それぞれで。外見も内面もこれといった共通点がなく、友人からも「君のタイプが分からない」と言われます(笑)。おそらく、一貫して「これ!」というものは特にないのかもしれません。その点では今回の旅を通じて自分がどういう方が好きなのかを見つめ直す機会にもなりました。
ーー見つめ直して分かったことは?
自分とは違うところを持っている方に心惹かれますね。自分に似た部分が多いとか何でも自分に合わせてくれるというより、お互いに良い部分があって、そこを尊重し合える関係がいいなって。でも、これに関しては旅をする前からあまり変わらない気もします。
ーーでは旅を通じて発見した自分の新しい一面や、意識していたことはありますか?
どちらかというとシャイで内向的な性格だったので、自分の想いや考えはしっかり相手に伝えていかなくてはと思いました。
ーー自分の好意や気持ち、今どういう感情なのかを言わない美徳のようなものが?
あったかもしれない……というか、ありましたね(苦笑)。どんな考えで今の感情に至ったとかも全部自分で解決してしまって。カッコつけじゃないですけど、言わないことを美徳と思っていた時期が過去にはありました。……恥ずかしいですけど(笑)。でも、今回の旅ではその部分を変えようと意識していたし、わりとしっかり想いを伝えられたんじゃないかと思います。
ーー感情を言語化しようという意識は、旅に入る前から?
そうですね。ただ、きちんと言葉にした方が相手に伝わるということは、旅の間にあらためて感じました。参加女性のみなさんは僕以上に僕の行動や仕草、好みを覚えていてくださって。言葉を交わした内容のひとつひとつを覚えておくことは大事だなと強く実感しましたし、言語化するように努めていて良かったなと思えました。

形成外科から美容医療の世界へ。新しい領域との向き合い方
ーー久次米さんは形成外科での経験を経て、現在は美容外科の医師としてご活躍されています。新しい医療分野へ踏み出して、どのような違いを感じましたか?
形成外科は先天性の疾病や怪我、熱傷のような症状を限りなく健康な状態に戻す再建治療がメインです。美容医療はより美しくなりたいという、審美的な観点での治療を求められるのが大きな違いでしょうか。ただ、人の見た目や造形に携わるという意味ではどちらにも通ずる部分がありますね。近年は美容クリニックが増えて気軽に施術が受けられたり、良いところばかりフォーカスされがちですが、身近になっている分あらゆるトラブルが多いのも事実で。そのような事例に対して、形成外科での経験を真摯に役立てていけるといいなと思います。
ーー形成外科医としての技量もお持ちということで、よくご担当される施術はありますか?
専門分野が外科寄りなので、二重形成や糸リフトのような手術系が多いですね。とはいえ、僕は形成外科医としても美容外科医としてもまだまだ未熟。番組に参加するタイミングで大学の医局を離職することになり、旅を終えてから美容医療の分野がスタートしたので、熟練の先生方から学ぶことがたくさんある段階というところではあります。
ーー最近のおすすめの施術や、患者さんから多く寄せられるお悩みがあれば教えてください。
お悩みでいうと、今の時期は脂肪吸引が多いです。あとは肌管理メニューのご相談も。おすすめの施術については正直なところ、実際に肌を見てみないと分からないですね。たとえば毛穴の開きが気になるといっても、人によって毛穴の開き具合も原因も異なりますし、それによって提案できるアプローチも変わるんです。治療・施術だけでまかなえる範囲と、患者様が求める満足度。そこに対して齟齬が起きないように、事前のカウンセリングをじっくり行うことを一番大切にしています。
ーー流行っている施術を何となく受けるのではなく、まずは入念なカウンセリングが大事なのですね。
そうですね。リクエスト通りにやることはできますけど、その人に合った施術というものがそれぞれありますから。カウンセリングは大事です。あとは日頃からのホームケアも大事ですよ。
久次米さんのホームケアは? 美容との関係をさらに深堀り!
ーー今回の旅は陽射しの強いマレーシア。旅中はやはりお手入れを気にしていましたか?
日焼け止めをたくさん塗っていました。SPF50+・PA++++の最高数値のものを(笑)。あとは日常的に、毎日朝晩シャワーを浴びて洗顔料で余分な皮脂を落とすようにしています。とくに男性は、皮脂量が多いとニキビや肌荒れの原因になってしまいますから。基本は皮脂量をコントロールしながら化粧水や美容液を使って水分を与えてあげるのが僕にとってのベスト。シミも日焼けもあるけれど、とくに美白ケアは取り入れていません。
ーー久次米さんの一体どこにシミが…?
あるんですよ、ナチュラルな肌トーンもいいなと思って取り入れてないだけで(笑)。肌を明るくしたいなら、日頃から美白効果のある成分が入ったスキンケアを取り入れたり、内服薬を摂っておくのがおすすめです。もし美容医療でシミ治療をするなら、ホームケアをしたうえでやる方が効果や満足度は高いと思いますから。
ーー内服薬はどういったものを?
ビタミンCですね。美白効果のあるスキンケアで外側から、メラニン生成を抑えてくれるビタミンCで内側から。それでも気になるシミはスポットでレーザーをあてるといいのではないでしょうか。
ーー参加女性ともこのような美容トークをされましたか?
いや、それはあまりなかったかも。やはり真剣に恋愛をしに来ていますし、する機会がなかったというか(笑)。
ーーそれもそうですね(笑)。それでは久次米さんがいつも必ず持ち歩く美容アイテムを教えてください。
「オバジ ダーマパワーX リップエッセンス」です。唇が分厚いので保湿ケアを意識しているのですが、スティックタイプだと上手く塗れなくて。『オバジ』のリップは斜めカットのチューブタイプで塗りやすいし、ぷるぷるになるので気に入っています。また30代に入り、年齢とともに乾燥肌が気になるようになってきました。最近はスキンケアの一環として、夜に「KUJIME シートマスク」を取り入れるようにしています。肌がしっとり整って、翌朝の調子が楽しみになるアイテムです。……兄に「おすすめしてよ」と言われたんですけどね(笑)。

現在絶賛配信中の『バチェラー・ジャパン』シーズン6。見どころは?
僕自身も真剣に旅に臨みましたし、何より女性たちの魅力が伝わる作品になっていると思いますので、その様子をぜひ楽しんでいただけたらと思います。
●●●取材後記●●●
ハワイのトライアスロンに参加し、帰国したばかりのタイミングで開催されたという記者会見。感想をお尋ねすると「いやもう…登場シーンですごく緊張しました。カーテンがサッと開いた瞬間にフラッシュ撮影が始まって、どこを見たらいいのか分からなかったです」と目をパチパチされていた久次米さん。実はインタビューカットの撮影中も慣れない照明に苦戦し、たびたび「眩しい〜」と聞こえてきそうなキューティフェイスに。陽射しの強いマレーシアでも大変だったのではないかと想像させられました。
また取材中はこちらからの質問をじっくり考え、丁寧に言葉を紡ぐ姿が印象的。とくに美容外科との向き合い方については「簡単に言い切ることがむずかしい世界」と前置きし、問いかけに対して無責任にならない表現を。医師としての信頼度が高まるひと幕でした!
撮影/nara(vale.) 取材・文/井上ハナエ 構成/加賀恭子(MAQUIA ONLINE)
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