「MAQUIA」7月号から、若い人にも急増中の髪と頭皮の悩みをお届け。日々の工夫で減らせる薄毛・白髪悩みの予防法を教えます。
教えてくれたのは
美髪アドバイザー 田村マナさん
自身もストレスから20代で薄毛に悩み、正しい知識とセルフケアで克服した経験が。共著『頭皮ケアで始める美髪バイブル』(講談社)
松倉クリニック医師 田路めぐみ先生
育毛外来を担当。自身の脱毛や薄毛悩みの経験から栄養やホルモンの観点からもアプローチ。根本から改善する親身な治療に定評が。
『サロン・ド・リジュー』オーナー 永本羚映子さん
まだ頭皮ケアが注目されていなかった15年前にサロンを開業。頭皮をデトックスする独自のアプローチと結果に熱烈なファンが多い。
実は20代から始まっている
薄毛
ライフスタイルの変化で、薄毛悩みが若い人にも急増中。早めのケアが回復の鍵!
Q.薄毛が30代に増えている、その原因は?
A.食生活の乱れが最大の要因。顔だけでなく頭頂部をチェック
「20代なのに薄毛の人も。栄養が足りてないため薄毛になって受診する若い方が急増」(田路先生)。「生活習慣やパーマ、カラーの繰り返しなどいくつかの要因が」(永本さん)
Q.いったん薄毛になったら、もう戻せない?
A.無理ではありませんが、時間がかかります
「私は今40代ですが、若い頃のほうが日焼けなどでダメージが多かったです。正しい頭皮ケア&ヘアケア、食生活の見直しなどを続けると確実に変化します」(永本さん)
Q.薄毛って、ホルモンバランスが主な原因でしょ?
A.何より大事なのは栄養です!
「クリニックの薄毛治療で最初に行うのも、食生活の見直し。必要な栄養をきちんと摂ればホルモンバランスも整います」(田路先生)
Q.薄毛治療を受けるべき年齢は?
A.自覚があれば一刻も早くクリニックへ。早め治療が早め回復の秘訣
Q.薄毛ケアって本当に効くの?
A.痩せ細った髪が太くなるので、印象がかなり変わります
「時間はかかりますが髪が太く丈夫に。私もかつてストレス由来の薄毛に悩まされましたが、セルフケアで回復しました」(田村さん)
ストレスや食が大いに関係
白髪
生活習慣が如実に反映される、白髪悩み。日々の工夫で減らせるのでトライして。
Q.できた白髪は染めるしかないの?
A.ケア次第でかなり黒く戻った例もたくさん
「髪を黒くするメラノサイトが休眠しているだけのことも多いので、食事や睡眠を改善して黒くなったケースも多数」(田路先生)
Q.ワカメを食べると髪が黒くなる?
A.黒髪に必要なミネラルのひとつ。ワカメだけで黒くはなりません
「甲状腺ホルモンの異常による薄毛には海藻のヨウ素が有効ですが、薄毛の原因はさまざま。鉄などのミネラルやビタミン類をバランスよく摂取することが大切」(田路先生)
Q.白髪は抜くと増えるって本当?
A.本当です。毛穴が歪んでうねりも出現するので厳禁!
「その毛根のメラニン産生が低下しているので、抜くことで白髪の発生が重なっていく結果に」(田路先生)。「抜くと毛穴も歪むので、白髪は見つけたら切って」(田村さん)
Q.ヘナのほうが髪のダメージって少ない?
A.ヘナは色の幅も限られます。トリートメント効果で選んで
「ヘナ=安全イメージがありますが、カラーリングでもトリートメント効果が高ければ大丈夫。パーマとカラーを一緒にしない、頻度を下げるなどもダメージ予防に」(田村さん)