「MAQUIA」6月号では、なかなか痩せられない人におすすめの“行動療法ダイエット”をご紹介。自分の太りグセを知れば、自然と痩せ体質になれるはず!
行列ができるダイエット外来
工藤孝文先生式
ついついやっちゃう行動&思考を変えて痩せ体質に
行動療法ダイエット
ダイエットの失敗を繰り返している人にすすめたいのが、ダイエット外来・工藤孝文先生の行動療法ダイエット。食行動を正すことで効果的に痩せられるから、自分のタイプを見極めて実践!
工藤孝文先生
福岡・工藤内科にてダイエット外来を担当。肥満治療評論家。著書は『マンガでわかるダイエット外来の医者が教える成功率99%のやせ方』(池田書店)など多数。
C 空腹? 満腹? 鈍感タイプの太りグセとは?
・お腹が空いていなくても食べてしまう
・たくさん食べないと満腹を感じない
・空腹を感じにくい
工藤's 診断
お腹が空いていなくても食べてしまったり、たくさん食べても満腹を感じにくかったりと、空腹感や満腹感が鈍くなっているタイプ。本当にお腹が空いてから食べるようにし、少量でも満足感が得られるような工夫をすることが痩せるためのカギ。
対策1:目の錯覚を利用して満足感アップ
見た目に量が多く見えれば脳は満足する
「たくさん食べないと満足できないという人は、視覚で脳を騙すのがおすすめ。脳は見た目を元に食べる量が多いか少ないかを判断しています。ですから見た目の量が多く見えるよう盛り付けなどを工夫すれば脳が騙され、少量で満足できます。下記の方法が効果的」
すぐできる! 目の錯覚テク
・食器を小さくする
同じ量の食べ物を、大皿に盛り付けると少なく見えるけれど、小皿に盛り付けると量が多く見え、実際には少ない量でも脳が満足を感じ、食べ過ぎ予防に。
・グラスは細長い形で
低くて太いグラスより、高くて細長いグラスに入った飲み物のほうが、実際の量より多く見える。ビールなどつい飲み過ぎがちなものを飲むとき取り入れて。
・青系の色でテーブルコーディネート
赤やオレンジなど暖色系の色は食欲を増進させる効果があるが、青系の色には食欲を減退させる効果が。食べ過ぎがちな人は、テーブルクロスなどを青系に。
対策2:お腹が空いてから食べて「痩せる胃」を作る
次の食事のとき空腹になるよう量の調整を
「食事は空腹になってから食べるのが望ましいのですが、太りやすい人は、まだ胃に食べ物が2〜4割も残っている小腹が空いた状態で食べる傾向が。すると胃が大きくなるので満腹を感じにくくなり、食べ過ぎグセがつきます。“食べるのはお腹が鳴ってしばらくしてから”を心がけて。次の食事のとき空腹になるよう食事量を調節するのもポイント」
マキア公式ブロガーななみんが4週間チャレンジ!
マキア公式ブロガー
ななみん(44歳)
旦那とスイーツを食べるときも、大きいお皿に3つのせて、半分ずつ......いや私が2つ分くらい食べてました。知らず知らずに量を食べていたかも。
工藤's 診断
目の錯覚や脳をうまく騙すダイエットでちゃんと効果が現れていますね。お腹が空くと、脂肪を燃焼するミトコンドリアが活性するので、空腹になってから食べる習慣は今後もぜひ続けてください。
大きなお皿が落とし穴!
来客が多いため大皿をよく使いますが、二人でも大皿を使っていたため、食べている量が少なく見えていたことに気づき反省。
一人分を意識して小さなお皿に
一人分の量を意識するように、お皿も大きいのを避けて、食器の色も寒色系に。焼きりんごも量があるように見えて、満足感あり。
食べている量をちゃんと把握していなかったので、一人分を意識したり、目の錯覚を利用して、3食の量を調整したら、自然と1.6kgの減量に成功。お腹が空いた状態で食べると、ごはんもより美味しく感じるので、続けられそうです。
MAQUIA 6月号
イラスト/菜々子 取材・文/和田美穂 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
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