勘違い甚だしいかもしれませんが私、この香りを試させていただきました瞬間、つけてみて「春の妖精」になれるような気分になれたのです。バレエの丈長めの衣装ロマンティックチュチュを着てくるくると回りたくなるようなそんな気分(着たこともしたこともないのですがそんな想像力の世界に連れて行ってくれるような素敵な香りなのです。)
ディズニー映画や童話に出てくる妖精達、花畑を飛ぶ春の妖精....それほどまでに香りが美しく透明で清楚で印象がみずみずしい。ふわ〜っと体や心が軽くなるような香りと柔らかな存在感。
ボトルは「ミュウミュウ オードパルファム」と同じく、ブルーのマテラッセをイメージしたそうですよ。手に取る度に輝くボトル。
手にしっくりなじんでつけやすいです。
香りはリリー・オブ・ザ・バレー(スズラン)を基調としたフローラル調に、透明感のあるハニーサックルが加わり、アキガラウッドは冬の眠りから覚めた湿気を帯びた深く豊かな大地を感じさせてくれます。清潔で透明感がある春風のような香り。すずらんが主張しすぎていないのがいい。
キャップには、ミュウミュウを身に纏ったいきいきとした女性を思わせる、まばゆいパステルイエローのディスク。エレガントなブルーのボックスも、開けた瞬間にうれしい驚きを届けるに違いありません。
春と言うとさくらやすみれ、春に咲く花をストレートに表現した香りもありますがこのミュウミュウの香りの素晴らしい視点は
誰もが感じたことがあるどこからともなく漂ってくる春の予感、春の気配を香りとして表現したところです。この香りの調香師であるダニエラ・アンドリエさんは香りの詩人さんですね。
言葉では言い表すことができない肌で感じる春の訪れ、そよ風がそっと運んでくる春の予感。「春がくるんだな...」というあの気持ちは満開の桜を見上げる時の春を愛でる気持ちとはまた違いますよね。心が踊るような。目には見えていないけれど春はもうすぐそこにいると気がつくあの春の湿った空気。冬と春の間って色彩もまだ乏しくて街を歩いていても香りや空気の変化に気がつきやすい時期でもありますよね。
このミュウミュウの新しい香水は、春の花々が咲きそろう少し前の春の訪れの気持ちとぴったり合います。冬と春の間の散歩でみつけた花壇の写真です。この時期の春の主役が咲きそろう前の花壇、低い場所にいる草花も大好きです。
桜やバラはまだ咲いていないけれど、こうして春の野花が少しだけ咲き出す頃、朝露に新芽が濡れ輝くこの季節を連想するのです。しゃがんで撮影したバラの新芽。
アニックグタールのプチシェリーが好きな人は好みな香りですよ。
ぜひ春の訪れの喜びを、誰もが愛する春をまとってみてください。直営ブティック先行販売中です。(青山店に電話問い合わせをしてみましたが1/21現在在庫がありました。)
ミュウミュウ ロー ブルー オードパルファム
発売日:2017年3月8日(水)
※2017年1月18日(水)より、全国のミュウミュウ直営店にて先行発売(一部店舗を除く)
価格:30ml 7,800円、50ml 10,400円、100ml 15,000円
【問い合わせ先】
ブルーベル・ジャパン株式会社 香水・化粧品事業本部
TEL:03-5413-1070
プロ顔負けの美容マニア
得意な美容ジャンルは スキンケア。鋭い観察眼と豊富な経験をもつスキンケア通。コスメの発表会 セミナーレポートに定評あり。
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