サロン歴10年、その後セルフネイル歴10年、ネイル大好きな私が「セルフで上手に塗るコツ」を4つのアプローチからまとめてみました!
いわゆるサロン発のプロネイリストさん目線ではなく、あくまでセルフネイラー目線でお送りします。

(1)これさえ押さえれば上手く塗れる!塗るときのポイント

まずは塗り方のコツ。


ムラなく塗るためのポイント
●両手がブレないように固定させること
●ボトルのフチでしごいて液量を調整したブラシを、迷いなくサッとスライドさせること


特に左手で右手を塗るときは必須。
私は、爪の根元から塗るときは「指」を机に付けて、爪先から塗るときは「手の甲」を机に付けて固定。

【サロン歴10年&セルフ歴10年】セルフネイラー目線で解説!失敗しないマニキュアの塗り方_1

塗る順番は、「真ん中」→「両サイド」というのが基本ですが、私は逆の方が、圧倒的にムラなく塗れます。
①「両サイド」を先に塗って輪郭をはっきりさせてから、
②「真ん中」の空白を埋めるイメージ。

「両サイド」はブラシをそれほど広げず、美しいアウトラインを作ることに注力。「真ん中」は逆にブラシを十分に広げて、一息に塗ります。


これを2回繰り返しますが、一度目は薄め、二度目はたっぷりめに塗ると美しい仕上がり。
”たっぷりめ”の量も重要なポイントで、私はこの写真くらいの量がベスト。

ポリッシュを塗る順番

更に見栄えよく塗るポイント
●爪の根元から1mm程度開けたところから塗り始めること
●爪の両サイドも、1mm程度開けたところまで塗ること


爪のフレーム部分にポリッシュがかかると、クリアタイプでも翌日にはヨレが目立つので要注意。この”1mm”というのが難しくて、私は2mm以上開けてしまったりするのですが、そうすると美しくない上に、爪の乾燥、ひいては割れにつながることも。
ラインが乱れた場合は、オレンジウッドスティック等で整え、うっかり皮膚についた場合は、ダイソーなどで購入できる先のとがった綿棒にリームーバーを浸して除去しておきます。


色モチをよくするポイント
●爪の先端に加え、裏側も塗ること


爪の「先端」を塗るのはご存知の方も多いと思いますが、フリーエッジが長い場合「裏側」も塗っておくと、発色がよくなるし、爪の乾燥対策にもなります。


ちなみに以上は全て、ベースコート&トップコートの塗り方にも共通していえること。

(2)それでも難しいならコレを使って!上手く塗るためのおすすめアイテム

(1)は基礎ですが、これを実践しても上手く塗るのが難しいという方は、アイテム選びを見直すとよいかも。
特に初心者さんほど、使うものは大事です。


オススメのポリッシュは、
①サラサラで粘度の低い液質
②液含みがよく適度なコシとボリュームのあるブラシ


そして
③モチをよくしてくれるベースコート
④美しいツヤ感でサロンクオリティに見せてくれるトップコート


①②を満たす私のお気に入りブランドは、アディクションルナソルジルスチュアート、エクセルなど。

【サロン歴10年&セルフ歴10年】セルフネイラー目線で解説!失敗しないマニキュアの塗り方_3

そしてお気に入りのベースコートは、オーリー カラーケア ポリッシュボンド(11mL/1540円(込))。
結合効率の高い独自のゴムコーティングした樹脂を配合し、粘着力を飛躍的に向上させたそう。今まで使ったベースコートの中でもモチのよさはピカイチ。


トップコートは、セシェ ヴィート トップコート(14mL/2310円(込))か、ネイリスト クイッククリスタルコート(638円(込))がお気に入り。
いずれも速乾性とツヤ感に優れているのですが、セシェは、速乾がゆえか縮みが気になるので、最近はもっぱらプチプラのクイッククリスタルコートをリピートしてます。
クイッククリスタルコートクイッククリスタルコートⅡとしてリニューアル発売。


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(3)塗りやすい爪状態にするためのケアも大切!

ブラシの滑りをよくするために、日ごろのケアも大切です!


私が気を付けているのは、
●ポリッシュを塗っているときは「爪の根元」、塗っていないときは「爪全体」にクリームやオイルを塗る
●ネイルのすっぴん状態は避ける
●湯舟になるべく浸けない&素手で水仕事をしない


ケアアイテムとしては、よくルシャを愛用。

  • 【サロン歴10年&セルフ歴10年】セルフネイラー目線で解説!失敗しないマニキュアの塗り方_5_1
  • 【サロン歴10年&セルフ歴10年】セルフネイラー目線で解説!失敗しないマニキュアの塗り方_5_2

ピンポイントに塗りやすいルシャ ネイルパーフェクトセラム(0.3mL/2530円(込))とルシャ ネイルリペアクリームWK (12g/2310円(込))。


ネイルのすっぴん状態を避けるのは、素手で水仕事をしないことに通じていて、濡れた状態で水分が蒸発するとき、爪が乾燥してしまうからです。
セルフネイルの連載が終わった後、爪のためにしばらくネイルをしないでいたら、逆に爪が乾燥し、二枚爪になったり割れたりしてしまったので、これは絶対!

【サロン歴10年&セルフ歴10年】セルフネイラー目線で解説!失敗しないマニキュアの塗り方_6

オススメは、ハードナーとしての機能のあるデュカート 自爪補強コート(7mL/990円(込))など。


爪の表面の凹凸は、以上のケアでかなり予防することができます。
爪の表面を物理的に整える「爪磨き」は、爪を薄くしてしまうので、私はなるべく回避。
「甘皮のケア」も、お風呂上りに綿棒で甘皮付近をクルクルして、「ルースキューティクル」だけ除去。セルフでのプッシャーやニッパーの使用は、返って爪の負担になることが多いので、今は最小限にしています。


こちらもご参照ください。(甘皮をしっかりケアしてた頃の記事で、HowToを写真付きで掲載。)
>>セルフネイラーさん必見!セルフネイルをサロンレベルに格上げする【便利アイテム10選】

(4)上手に塗れなくてもバレないデザインをマスター!

セルフを10年やっても単色塗りが苦手な私は、実はネイルアートをしてる方が気が楽。
テクなしでできる、初心者さんにオススメのアートをいくつかご紹介します。


その① 塗りかけネイル

塗りかけネイル

文字通り、「塗りかけ」の状態でポリッシュを重ねていくだけ。そもそも塗りムラができても問題ナシなデザインです。

塗りかけネイルのやり方

ベースカラーを二度塗りし、乾いたら、ライトピンク、マゼンタピンク、ブルーを順に塗り重ねます。


ラメネイルを重ねたり、ネイルシールを貼ることで、ベースのアラを隠すことも可能。
詳しいHowToはこちら


その② ミラーネイル

ミラーネイル

キャンドゥセリアで購入できるミラーパウダーを使ったミラーネイル。
やはりベースの塗リムラをごまかすことができるミラーネイルは、コツさえつかめば超簡単。

ミラーネイルのやり方

トップコートを塗り、完全に乾き切る前に、チップでパウダーを爪全体に塗布。
パウダーが爪全体に均等に付くように、別のチップで上から軽く擦り付け、ブラシで余分なパウダーをはらったら完成。


詳しいHowToはこちら


その③ マグネットネイル

マグネットネイル

こちらも、キャンドゥマグアートネイルのポリッシュと専用マグネットを使えば簡単。


このポリッシュは発色抜群。もともとムラになりにくいのですが、模様を入れることで、更に誤魔化しがききます。

マグネットネイルのやり方

マグネットネイルを厚めに一度塗り。すぐ専用マグネットを近づけて、5秒ほど待ちます。
私の場合、盛り上がるようにカーブしている爪があって、マグネットが当たらないように近づけると、爪先を大きく離れてしまい、特にストリームは模様が浮き上がりにくくなりました。同じ爪タイプの方には、ストリームではなく、キャッツアイの方がオススメ。




おうち時間が増えた今、セルフネイルにチャレンジする絶好のチャンス。
いやでも目に入ってくるネイルを美しくしておくと、それだけで気分も上がります。
是非、ワンランク上のセルフネイルにトライしてみてください!

ギ☆

MAQUIA エキスパート

ギ☆

17年目/乾燥肌

エイジングケア&ネイル命

得意な美容ジャンルは、エイジングケア・ネイル。メイクもスキンケアも、「自分に合うものを見極めて、楽しむ気持ちも忘れずに」がモットーの主婦兼ライター。

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