年齢を重ねた肌をポジティブにとらえよう！ その年代らしい肌をデザインするためのスキンケア術を、小林ひろ美さんがアドバイス。アラサーはストレスくすみを回避できれば、愛され肌黄金期に！
どの年代でも「その時だけの肌」を楽しむことが「イイ感じ見え」を呼ぶ！
ポジティブ発想スキンケアで肌をデザインしよう！
Around 30アラサー（28~33歳頃）
顔色さえよければHappyに見える！
保湿＆透明感ケアを徹底しよう
from Hiromi
むしろ愛そう♡
ホルモンバランスの乱高下
アラサーは女性ホルモンの黄金期。月内変動で肌の調子も一定にはなりづらいけれど、生理後1週間はお手入れするほどうるおいとツヤがアップします。
ここは改善！
くすみと肌冷え
仕事や人間関係などでストレスフルなアラサーは、くすみや肌冷えに見舞われがち。お疲れ顔に見えるだけでなく、慢性化するとエイジングの引き金に。
Design 1
お疲れ顔に見えるどんよりぐすみは
「洗ってケア」
「日々あたりまえに行うクレンジングや洗顔で、くすみケアができるいい時代♡ これを利用しない手はありません。テクニックもひと工夫して、透明感ある肌をデフォルトにしましょう」（小林さん）
古い角質がたまると、光がキレイに反射せず、にごったような暗い肌に。これがお疲れ顔の原因！
資料（イメージ図）提供／ロクシタンジャポン
クレンジングは、
メイクを落としながら
老廃物もリリース
肌内部に老廃物がたまると、どんより感の原因に。クレンジングしながら老廃物をリンパの「ゴミポケット」へと流して肌内部もクリーンナップ。
顔の上半分はこめかみ、下半分は耳たぶのつけ根の「ゴミポケット」へとクルクル。目と口は「輪筋」に沿って。
3種のクレイがくすみをオフ
肌上でスルリととろけ、肌に摩擦負担をかけることなくクルクルなじませられる。デュオ ザ クレンジングバーム ホワイトa 90g ￥3960／プレミアアンチエイジング
洗顔は、鼻→あご→額を洗って
最後に頬を洗う
洗顔泡はまず鼻に。額からだと「泡が目に入るかも」と焦ってこすり洗いしがち。くすみやすいTゾーンから泡を転がすように洗い、頬はサッと。
くすみやザラつきがたまりがちなあごは、舌で内側から押し出すと泡が行きわたりやすい。
1 ベルベットのようなきめ細かな泡立ち。古い角質を取り除くのに、つっぱらず、しなやかな洗い上がり。ディオール スノー ライト フォーム 110g ￥6820／パルファン・クリスチャン・ディオール 2 くすみケア、角質ケア、巡らせケアを洗顔で。1プッシュで出てくるもっちり弾力泡で肌に摩擦負担をかけない。レーヌブランシュ イルミネイティングクレンジングフォーム 150ml ￥4950／ロクシタンジャポン
Design 2
血流アップで
うるおいが内側から
行きわたる肌に
「肌がくすむのは、ストレスなどで血管がキュッとなることによる肌冷えのせい。内側からのうるおいがストップし、血色感もダウン。巡りをアップすると、肌の生き生き感が急上昇」（小林さん）
真皮には毛細血管が張り巡らされていて、肌は血液から水分や栄養をもらっている。
参考資料提供／資生堂
温冷ケアで
効率よく巡りをアップ
スプーンをお湯（38~40℃）で温めたり、氷水で冷やしたりして使用。交互に行うことで効率よく血流が促される。
（右）頬は、スプーンの背を当て、軽くパタパタ。温かさ（または冷たさ）を感じながら、血流を目覚めさせる。
（左）額は、温かい（または冷たい）スプーンの背を肌にジワーっと当てる。少しずつ場所を変えながら。
顔はもちろん、全身のケアにも使えるスプーン型美顔器。なめらかなカーブと計算された重さで効果的に美肌ケア。セブンフロー ヴィーナス パッティング ￥3300／美・ファイン研究所
血管壁を強くして、
肌のすみずみまで血流を
肌に内側からのうるおいを与える毛細血管の「血管壁」が弱くなると、途中でうるおいがもれて巡りの悪い肌に。血管壁に着目したクリームで血管から元気に！
うるおいを生み出せる肌に
肌なじみ抜群のクリーム。血管壁を強化するオタネニンジン根エキスを配合。自らうるおいを生み出せる肌に。エッセンシャルイネルジャ ハイドレーティング クリーム 50g ￥7150／SHISEIDO
Design 3
細胞老化の新知見
「セネッセンス」をくい止める
シャネルは最先端研究により、セネッセンスという細胞老化のプロセスを発見。これをくい止めることで、エイジングを先延ばしに。アラサーのうちにセネッセンスケアをスタートしたい。
細胞老化セネッセンスに着眼し、レッド カメリア ペタル エキスを配合した美容液。不調な日が減り、ツヤっぽい輝く肌に。セラム N°1 ドゥ シャネル 30ml ￥13200／シャネル
Design 4
小ジワは
「ブライトニングケアと兼ねる」のが正解
アラサーがケアすべきファーストプライオリティはくすみ。小ジワも気になる！という人は、くすみも小ジワも同時にケアできる、優秀ブライトニングをチョイス。
1 ナイアシンアミドが透明感もシワケアも同時に。ヒアルロン酸も3種配合。肌ラボ 極潤薬用ハリ化粧水（医薬部外品）170ml ￥1100（編集部調べ）／ロート製薬 2 肌がホッとくつろぐような温感オイル美容液。生き生きとしたツヤ感がよみがえり、小ジワのないハリ密肌に。DEW ウォームヒュッゲオイル 40ml ￥3850（編集部調べ）／カネボウ化粧品
Base makeup
ヘア＆メイクアップアーティスト
高橋里帆さんと考える
アラサーのポジティブ肌ベースメイク
ツヤッツヤの保湿ベースがマスト
下地で頬と目尻にツヤUP
「透明感をアップさせるピンク系のツヤ感下地を部分的に投入。目尻のCゾーンと、目の下の三角ゾーンに、指でトントンとなじませて」（高橋さん）
（右）うるんとツヤめき、目の下のクマもカバー。ジルスチュアート イルミネイティング セラムプライマー 03 SPF20･PA＋＋ 30ml ￥3520／ジルスチュアート ビューティ （左）肌の血色感を引き出し、目尻の小ジワ、頬の毛穴もなめらかに。エレメンタリー エッセンシャルPPクリーム Awabeni SPF50・PA＋＋＋＋ 28g ￥11000／ITRIM
MAQUIA5月号
撮影／天日恵美子（小林さん、モデル） 橋口恵佑（物） ヘア&メイク／広瀬あつこ（小林さん） 高橋里帆〈Happy Star〉（モデル） スタイリスト／程野祐子 モデル／高田里穂 イラスト／きくちりえ〈softdesign llp〉 構成・文／小田ユイコ 企画／村岡真知子（MAQUIA）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
MAQUIA2024年8月22日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア10月号の大特集は「私が輝く秋メイク」。通常版の表紙は池田エライザさんです。
