生理前のスキンケア、どうするのが正解？ 専門家がズバリ教えます！

毎月のように繰り返す肌の不調は、生理周期の影響かも？ 「MAQUIA」4月号では、生理と肌の関係を専門家がレクチャー。今回は、トラブル多発の生理前におすすめのケア&アイテムをご紹介します。

●バリア機能がグンと低下
●1カ月で一番敏感な肌に
●皮脂テカなのに、インナードライ

潤いこそが最強のガードに。
洗いすぎないよう心がけて
過剰な皮脂分泌がトラブルとなって現れがちだけど「まずは保湿重視。ニキビができても10代のような皮脂をとるケアはNG」（松村先生）。「ニキビができやすいならゼラニウムの精油を。PMS改善効果もあり」（南上さん）

Q なんだか肌が脂っぽい……テカリ対策、どうしたらいい？
A 肌が過敏な時期だから、スキンケアパウダーを
皮脂を取りすぎると分泌が加速するので、余分を押さえる程度に。ケア効果があって夜も使えるパウダーをお手入れの最後に使えば、さらりと心地いい状態に。

Q 顔だけじゃなく、ボディもカサカサ。粉を吹きそう！
A 乾燥性敏感肌を食い止めるなら包み込むバームケアを
ホルモンの影響を受けるのは、顔の肌だけにあらず。全身がパサつくなら、顔にも使える良質なバームで潤いをホールド。膝下の粉吹き乾燥にもおすすめ。

Q ポツンとニキビを繰り返す肌、洗顔を変えるべき？
A ティーンのニキビとは違う。洗顔より保湿をチェンジ
「肌を守ろうと皮脂分泌が活発になるのがこの時期です。洗いすぎは逆効果なので、ノンコメドジェニックの優しい保湿を心がけましょう」（松村先生）

Q 肌がちりちりする感じが……敏感肌を底上げしたい
A 徹底した保湿がポイント。敏感肌専用をチョイス
「この季節なら、花粉症もミックスしている可能性が。帰宅したらさっと顔をすすいで花粉を落とし、敏感肌OKなコスメですばやく保湿を」（松村先生）

Q 肌だけでなく、気持ちもゆらゆら。落ち着く方法ってありますか？
A ゼラニウムの精油はケアにも揺らぎにも有効
「ゼラニウムの精油は、PMS改善や皮脂バランスを整える効果が。私は大きなニキビがぽつんとできやすかったのですが、使ううちに肌が安定」（南上さん）

Q 揺らぐ時期のスキンケア、何を目標に頑張ればいい？
A 1にも2にも、潤い補給。肌水分量を維持できれば合格
「赤ちゃんを育むのに備え、健気に頑張っているのがこの時期の体。肌も揺らぐのが当たり前とゆったり受け止めて、潤いを補給できればOKです」（松村先生）

Q 毛穴も全開、皮脂もギトギト。どんな洗顔がいいの？
A 吸着型のクレイ洗顔で負担をかけずクリアな肌へ
バリア機能も落ちている肌は、皮脂が浮いていてもマイルドな洗顔が鉄則。クレイなど余分な皮脂を吸着してくれる成分の入ったもので優しく洗って。

Q 「肌に優しいもの」ってどうやって見極めるの？
A 肌に備わった成分を補うシンプルケアを
弱った胃腸にお粥が優しく染み入るように、この時期の肌にはシンプルな保湿が一番。セラミドやNMFなど肌に本来備わっている成分を目安に、コスメをセレクト。

Q 乾くしテカるし、とにかく扱いづらい
A インナードライになりやすいから、さっぱり保湿を念入りに
表面はテカっていても、肌内部はカラカラなのがトラブル期の厄介なところ。混合肌用のコスメで、水分と油分のバランス調整を心がけると乗り切れる！

Q できちゃったニキビ、みんなどうケアしてるの？
A メイクの上からも使える専用コスメをこまめに
「できてしまったニキビはいじらず、ビタミンC配合のコスメで落ち着かせて。炎症をおこした赤ニキビは早めの治療が一番なので病院へ」（松村先生）

MAQUIA 4月号
撮影／橋口恵佑　イラスト／沼田光太郎　取材・文／高見沢里子　構成／村岡真知子（MAQUIA）

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