大人のモテメイクは、前のめりにアピールするのではなく、忍ばせる程度が◎。「MAQUIA」7月号では、距離感に合わせて、色とツヤのバランスを考えたメイクを、paku☆chanさんが提案!
ヘア&メイクアップアーティスト
paku☆chanさん
媚びていないのに女性らしいメイクが各シーンで人気。独自の統計学と論理的なメイクテクでリアルなモテメイクを提案。
可愛げはひとさじで充分。
大人のモテは色とツヤのバランス命
「甘くて可愛くて守ってあげたいヒロインがモテる時代は終わり。今は“ハンサムモテ”が主流だと思っています。男性とも対等な関係が求められる今、モテること=媚びることではなくなっている。カッコイイ、自立している、スマート、だけど女性らしい。そんな女性像は、対男性でなくても、いろいろな場面で魅力的に映る、モテる女性の条件。だから可愛げは、ひとさじ程度でOKなんです。ただピンクを塗るからモテる、ツヤ感があるから色っぽいのではなく、色とツヤのバランスによって、パーソナリティを活かしながら、素の美しさをいかに引き出すかが大切。そのバランス感覚を備えた女性こそ、好感度が高く、惹きつけられる存在だと思います」
親密さや距離感で
色とツヤのバランスが変わる
ひとつのメイクを勝負顏と決めつけず、相手との距離感で色とツヤのバランスを変化させるのが今っぽい。会うたびに良い意味でのギャップが生まれ、その新鮮さが、さらに親密さを深めるきっかけに。大幅な変化は、一歩間違えるとケバくなってしまうので、ニュアンスチェンジがキモ。
色選びもタイミングが重要!
ピンクは恋、赤は愛の色
わかりやすい“甘さ”や“色気”を生むピンクや赤は、相手へ好意をアピールできる勝負カラーと心得て。その他大勢へ向けるのではなく、2人きりのデートや“ここぞ”な日に使えば、いつもと違う“ギャップ”が生まれ、特別な存在へと格上げできます。段階を踏むごとに小出しにするのがコツ。
マットな肌は心の壁になりかねません
ツヤも隙のひとつ。
熱を秘めた肌のツヤは、心の距離を自然と近づける効果が。ただしツヤの比率&出すタイミングを間違えてしまうと、下品な印象を与えて本命からは遠ざかってしまうこともあるのでご注意を。TPPOや距離感に合わせてプラスすることで、相手への特別感もアピールすることができますよ。
“あざとさ”はバレると“媚び”に変化する。
だから、素の延長で高めてくれるコスメ選びを
目を大きく見せたいとか、色っぽく見せたい下心が透けて見えると、一気に媚び感が出てしまう。あざとさは、バレないのが醍醐味。だからこそ、血色の延長カラーや、肌なじみの良いツヤ感など、そのひと自身の持っているものと錯覚するようなアイテム選び&トータルバランスが肝心!
“もっと知りたい”欲をあおる
知的なコントゥアEYEと
血色カラーの好バランス
はじめましての出会いには、50%の色と50%のツヤのバランスで相手へ親近感を与えながらも、隙を作りすぎないように意識。透け感のあるブラウンで目元を立体的に見せ、目尻のキワにあえて作った隙間で、目の魅力を残しつつも抜け感を演出して。リップやチークは程よいツヤ感を持つ血色カラーをチョイス。包容力のある雰囲気に。
MAQUIA7月号
撮影/天日恵美子(モデル) 恩田はるみ(物) ヘア&メイク/paku☆chan〈Three PEACE〉 スタイリスト/中村美保 モデル/内田理央(MORE専属) 取材・文/谷口絵美 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA7月号☆好評発売中】
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