あなたはイエベorブルベ? なりたい顔に近づくためのヒント

メイクアップ

黄みの強いイエベ肌か、それとも静脈の青が影響するブルベ肌?「MAQUIA」5月号では、自己判断が難しいイエベ・ブルベの真実をマキアが徹底リサーチ!

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“なりたい顔”に近づくために
真実が知りたい

日本人の8割はイエべって本当ですか?

黄みの強いイエベ肌か、それとも静脈の青が影響するブルベ肌か―。メイクのパーソナライズ化が進んだ今、肌色診断が美容マニアの関心事に。奥深くて難しい「イエベ/ブルベ」の真実にマキアが迫ります。

※この調査はマキアの取材による独自の見解です。

お話を伺った人

ピアスグループ美容研究所所長
中西由紀美さん

資生堂トップヘアメイクアップアーティスト
大久保紀子さん

大丸東京店カラーアナリスト
大熊さゆりさん

ポーラ製品開発部内容物開発センター
飯田昌枝さん

イプサ商品開発担当
伊藤瑠香さん

カラースタイルコンサルタント
榊原貴子さん

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真実1

発祥のアメリカ的考えでは
日本人のほとんどはイエベ!?

イエベ/ブルベという考え方は、もともとアメリカが発祥地。「さまざまな人種のいるアメリカ基準では、日本人の8割がイエベに分類されます。でも実際には日本人の中にも黄み(表皮のカロテン)が強い人、青み(静脈の色)が強い人がいますよね。大丸では日本人向けにアレンジし、13タイプとより緻密に分類。その分類では、最近は半数がブルベという傾向に」(大熊さん)。またパーソナルカラー診断には、さまざまな流派があり、同じ人でも診断基準によって違うタイプにカテゴライズされることも起こり得るそう。

肌の黄みと青み(透ける静脈の色)と明度で4つに分類するのが基本だけれど、その基準は流派や診断する人によって違うことが。上の図の斜線部分は欧米の分類をもとにした場合の日本人の位置。多くはイエベに分類される。

真実2

なぜ似合う色にこだわるのか?
それは……

「似合う色はスキントーンを整えて見せてくれるので、ニキビやシミなどのアラが目立たなくなり、肌を簡単にキレイに見せられます」(榊原さん)。「血色の影響を受けない人ほど塗ればくすみの影響は少なくなりますが、ナチュラルなメイクをしたいなら、自分の肌タイプに合う色を選ぶべき」(中西さん)。「同じ赤でも、ボルドーもあれば朱赤もある。自分の肌を知ると“この色はダメ”でなく、“似合う色”が探せて多彩な色をつけこなせます」(伊藤さん)。「自分のカラータイプを知っていると、似合う色がぱっと選べるようになりムダが減りますよ」(大熊さん)

美術分野でもよく使われる色分類のマンセル表。隣り合う色はなじみやすく、向かい合う色は重ねるとにごったりグレーにくすむ傾向が。イエベとブルベが対極にあることがよくわかる。

真実3

大手メーカーでは「赤み」と「黄み」
分類するのが主流

「資生堂では独自のカウンセリングツールを開発。日本人は基本的にオークル系なので、その中で黄み系か、赤みの強いピンク系かに大別」(大久保さん)。「日本人の肌色マンセル値(色相)はYRに該当するため、その観点からはほとんどがイエベ肌かもしれません。そんな日本人肌をポーラでは細かく分析し、赤み寄りか黄み寄りかでFDを開発」(飯田さん)

資生堂の美容部員がいる店舗では、アプリを使って似合う色選びをサポート。ピンクベース、イエローベースのどちらに属するかが簡単な診断でわかる。

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点描画のように色を分け、にごらず澄んだ肌色を実現。ディエム クルールカラーブレンドファンデーション 全4色 各¥6500(セット価格)/ポーラ


真実4

肌に厚みがあると
色の影響を受けにくい

「肌の厚みも色写りに影響します。いわゆる4シーズンタイプに分けたとき、スプリングやサマーは肌が薄いことが多く、強い色に影響されやすいので明るい色が合うんです。プロのモデルさんは様々な色を着こなさなければならないので、比較的、肌の厚みのある方が多いのかも」(大熊さん)


真実5

色白や日焼けは関係なし。
パーソナルカラーは基本変わらない

「日焼けしたり年齢を重ねても、基本的に肌タイプは変わりません。“ブルベ=色白”と思っている人もいるようで、美白するとブルベになるの?と聞かれることもありますが違います。肌の白さや黒さ、日焼けしているかなどではなく、動脈や静脈の影響が決め手です」(中西さん)。「パーソナルカラーは一生同じといわれています。ただ、肌がみずみずしい子どもは色の影響を受けにくく、イエベ/ブルベの区別が難しいので、基本的に大人になってから診断するのがおすすめです」(榊原さん)


真実6

似合う色を知ると
エイジング悩みも解決できる!?

「イエベ/ブルベの分類は基本的には一生変わりませんが、みずみずしくてトラブルのない若い肌だと、その影響を受けにくいのは事実。ところがくすみや影が出てくるアラフォーになると、自分に合わない色をまとうことでエイジングサインが目立ちやすくなります。自分のカラータイプを知っていると色でそういった悩みをカバーできるように」(大熊さん)

真実7

実は診断は
プロでも難しい

「大丸ではカラーアナリストとなってからも、年2回の研修を義務づけ診断の正確さを常にブラッシュアップ。それくらいに難しいものなんです」(大熊さん)。「肌だけでなく、髪や瞳の色で総合的に診断しますからトレーニングが必要。イエベ&ブルベ両方の要素を半々に持つ、境界線上にいる人も多いので、じっくり診断します」(榊原さん)

榊原さんが使う簡易診断。ゴールドが肌に映えればイエベ、シルバーならブルベ傾向に。


真実8

似合う=なじむだけが
メイクの正解じゃない

「ベースとしての“似合う色”はありますが、なじみすぎると無難で“印象に残らない顔”になる可能性も。オフィスシーンやデートなどナチュラルに見せたいならなじみ色が断然おすすめですが、たとえば女子会やパーティなどで人と差をつけたい、目を引きたいときにはあえて反対の色をポイント的に取り入れると他者に強い印象を残しやすくなります」(大久保さん)。“トレンドカラーが自分に似合う色と違う”などと嘆く必要はなく、苦手色もテクニック次第で武器になることも! 似合う色を知ることは、メイクの自由度と幅を広げてくれるのです。

真実9

ブランドでは
独自の診断方法
を確立

「その人に似合う色を」という目標は同じでも、肌の色を2つに大別するブランドから日本人向けに細かくアレンジするところまで、診断方法はさまざま。「当然、結果も違ってきますが“何が正しいか”より“自分にしっくりくるのはどの診断か”で選んで。実際に対面で診断を受けるとヒントがたくさんあるはず」(大熊さん)


大丸松坂屋百貨店

トレーニングを受けたカラーアナリストが、カラードレープを使って似合う色を診断。13ものタイプに分けるきめ細やかさに定評が。1カ月先まで予約で埋まっているけれど、待つだけの価値あり!(45分 ¥3000)

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イプサ

肌色や血色感、肌に足りない光を測定して似合う色を導き出す。30年間、何百万人分ものデータ蓄積があるので説得力は抜群。独自の肌測定器、イプサライザーを使う客観性、診断の的確さも評判に。

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カバーマーク

イエベ/ブルベ研究を始めて20年超のパイオニア的存在。「ここで初めてフィットするファンデに出会った」との声も多いカバーマーク。日本人のための14色ファンデ〈ジャスミーカラー〉は圧巻。


MAQUIA5月号

撮影/岩谷優一〈vale.〉 齋藤晴香(物) イラスト/本田佳世 取材・文/高見沢里子 企画/火箱奈央(MAQUIA) 


【MAQUIA5月号☆好評発売中】

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