肌馴染みが良く、決して派手ではない“地味色”なのに、おしゃれ感満点のくすみカラー。この地味色アイテムを上手に取り入れて、色×色のバランスで「カラフルなのに馴染む=地味カラフル」なメイクを始めよう!
地味色の“まぶし方”で色選びの幅、もっと広がる!
「地味カラフルメイク」配色LESSON
林 由香里さんの地味カラフル論。
カラーメイク=ポップなイメージだったけれど、ある時「くすみ色と組み合わせれば、派手色もおしゃれに見えるかも!」と気付いたのが「地味カラフルメイク」の始まり。地味色だけを掛け合わせても、派手色を投入しても、程よく華やかで馴染みやすいんです。塗るだけでおしゃれな地味色が豊富な今こそ、カラフルを恐れずにトライしてみて欲しいですね。
PATTERN1
マスクしててもハッとさせる。 目元で地味カラフル
明るいコーラルに差すオリーブで軽やかに
今季続々登場している、注目のコーラルシャドウ。同じ赤み系でまとめたくなるところを、あえてオリーブのアイラインとパープルみのあるまつ毛で“ズラし”てまとめすぎないのがカギ。淡い地味色オリーブが、目元に抜け感も加えてくれます。(林さん、以下同)
A 温もりを感じさせる春色が一つに。ルナソル アイカラーレーション 14 ¥6820/カネボウ化粧品 B ミルキーに発色する、旬なくすみオリーブカラー。ヴィセ リシェ アンティークパステル ライナー GR780 ¥1100(編集部調べ)/コーセー(2月16日発売) C ラベンダーが混じるブラック。汗・水に強い。ブルーミングラッシュ ニュアンスカーラー 04 ¥3300/ジルスチュアート ビューティ
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D 頬中央に、逆三角形にふわりとオン。ブラッシュ ルミエール ペッシュ ロゼ ¥9020/シャネル(限定品) E Dのオレンジをぼかすようにひと回り大きく逆三角形にのせ、頬に明るい抜け感を加える。ザ ブラッシュ マット 001M ¥3300/アディクション ビューティ F 輪郭よりも少しオーバーに塗り、指でポンポンと馴染ませる。コンスピキュアス ブラッシュリップス 10 ¥5170/アンプリチュード
HOW TO MAKEUP
Aの淡いコーラルaをアイホール広めにのせ、b+cを下まぶたに黒目幅より少し広く入れて引き締める。dのきらめきを上下の目頭と下目尻にポイントでのせたら、上まぶたの目尻側3分の1に太めにオリーブ色のBでラインを引き、上まつ毛にはパープルのCを塗る。
透ける寒色を重ねて
アンニュイな目元に
グリーン、ブルー、グレーとすべて寒色で、特にグリーンは鮮やかですが、どれも透けていたり白みのある柔らかなトーンを選択。組み合わさった時も目元がうるさくならず、カラフルなのに抜け感を感じさせるアンニュイなムードになるんです。
A オリーブの実を想起させる配色。ペタル フロート アイシャドウ 14 ¥2420/トーン B 白みを帯びたパステルグレー。伸ばしやすくアイシャドウにも使用可能。デザイニング ペンシル EX01 ¥2970/スナイデル ビューティ(限定色) C 見たままに色づく高発色タイプ。青みがかったグレイッシュトーン。ザ マスカラ カラーニュアンス WP 103 ¥4180/アディクション ビューティ(限定色)
OTHER ITEMS
D 上下2色をブレンドし、小鼻の横から耳前に向かって広くのせて血色感を。プレスト ブラッシュ 09 ¥3850(セット価格)/ポール & ジョー ボーテ E 唇の輪郭に沿うように、しっかり色づけ。ルージュ スナイデル EX01 ¥3080/スナイデル ビューティ(限定色)
HOW TO MAKEUP
Aのグリーンaをブラシでアイホールにふんわりとのせたら、下まぶたにはa+bを混ぜてキワ全体にのせる。グレーのペンシルBで上まぶたのキワにラインを太めに引き、上下まつ毛にグレーのマスカラCを塗ることで、目元全体の印象を透けさせて地味カラフルに。
MAQUIA3月号
撮影/堀越照雄〈TRON〉(モデル) 新谷真衣(物) ヘア&メイク/林 由香里 スタイリスト/滝沢真奈 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 取材・文/森山和子 構成/吉田百合(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
最終更新日: