Sexy Zone・中島健人さん——「完璧じゃない自分を、抜けている自分を、卑下する言葉は美しくないと思う」

実は努力で手に入れた“愛され力”を携えて。“言葉の魔術師”と言っても過言ではないほどのコミュニケーション力と愛され力をもつ中島健人さんにインタビュー。会う人、見る人、聞く人の心に爪痕を残して虜にしてしまう、彼の魅力とルーツとヒミツに迫る！

周りから愛される人って、どこか“抜けている人”が多い気がする。「助けたい」「力になりたい」「なんとかしてあげたい」そういう気持ちが“愛され力”に繋がるような気がします。だからこそ、完璧じゃない自分を、抜けている自分を、卑下する言葉は美しくないと思う。つい「自分なんて」を口にしてしまいそうなときは周りの言葉に耳を傾けて自分を取り戻すようにしている。ただ、そこには自分の“信じる力”も大切で。数多の言葉の中から誰の言葉を選び、受け取り、信じるのか……本当に自分を思ってくれる人の“美しい言葉”を受け止めるために取捨選択ができる自分であることも“美しさの秘訣”だと僕は思っている。

ファンの皆と一番コミュニケーションできる場所、それはやっぱりコンサート会場になるのかな。一人一人とは話せないからこそ「楽しんでほしい」「喜んでほしい」と僕はエンターテインメントでコミュニケイトする。最後、ステージを階段でおりるときは頭が隠れそうになった瞬間にピースを残す（笑）最後の最後まで、楽しんでほしい気持ちを届ける。そんなときに湧き上がる歓声はいつも僕にパワーを届けてくれる。よく「アイドルを見ると若返る」っていうけれど「アイドルはやるほうも若返る」ということを美を追求するマキア読者の皆さんにちゃんと伝えておこうと思う（笑）

MAQUIA8月号
取材・文／石井美輪　構成／萩原有紀（MAQUIA）