歌もダンスも芝居も完璧にこなし、クールで軽やかに見える永瀬さん。彼が内に秘めている思いとは? 永瀬 廉の自由な人間性に迫る。

永瀬廉 インタビュー

飄々とした姿に潜む、静かな情熱
永瀬 廉
あふれる想いを瞳に託して

猫っぽい

なぜか昔から「猫っぽい」とよく言われます。自分ではそれがピンとこない。そもそも、「猫っぽい」とか「犬っぽい」とか動物に例えること自体がピンとこない。自分のことを「◯◯っぽい」で表現するなら「O型っぽい」、これが一番ピンときます。こだわり少なめで大雑把、僕の性格、まさに“O型男子”ですからね(笑)。

簡単には懐かない

こう見えて、実は人見知りなので。「この人とは 感覚が合うのか合わないのか」最初は時間をかけて慎重に相手のことを見るんです。誰とでもすぐに仲良くなるタイプではないと自分でも思う。ただ、「この人と仲良くなりたい」と思ったらパカーンと一気に心を開く。積極的に歩み寄ります。自分から連絡先も聞くし、ゴハンにもガンガン誘う。懐くときは一瞬で懐きます。

家が好き

オフを二日間もらえたとしたら、一日目に全ての用事を詰め込んで、二日目は家でゴロゴロする。僕、家の中が本当に好きなんですよ。家での定位置はソファの上。そこに寝転びスマホで動画やアニメを観たりして。で、お腹が空いたら出前を注文して夜までひたすらダラダラし続けます。“ダメになる時間”が本当に好き(笑)。

面倒くさがり

――いつかしてみたい髪型は「面倒なセットをしなくていい」坊主、料理センスはある気がするけど「面倒だから」作らない……。永瀬さんにインタビューするたび、「面倒くさい」というキーワードがよく飛び出します。


僕、面倒くさがりですからね(笑)。まず、靴下を洗うのが面倒だから、基本的に夏も冬も足元はずっとサンダルです。今日の私服もそうですけど、上はちゃんとコートまで着ているのに足元は素足、みたいな。仕事現場ではすぐに衣装に着替えるので“まあいっか”って感じですね。さすがに、街に出るときや買い物に行くときはちゃんと靴を履きますけど(笑)」


――永瀬さんといえばオシャレ男子としても有名なのに、足元はまさかのサンダル。それくらい面倒くさがりなのに、クローゼットと部屋だけは常に整理整頓していなければ気がすまないとか。


「そうなんですよ。普段は小さなことはあまり気にしないタイプなのに、ある一部分だけは妙にこだわってしまう……。僕、自分でも自分のことが本当に謎で。“永瀬廉という人間は不思議だな”ってよく思うんですよ。でも、そんな自分のことを変えようとも思わないんです。だって、面倒くさいから(笑)


――最近はその面倒くさがりな性格のおかげで、潔癖気味だった性格が治りかけているという噂は本当ですか?


「確かに、いちいち気にするのが面倒なので、あまりこだわらなくなったかもしれないです。でも、相変わらず、家では使い捨てのコップで水を飲んでいます。洗うのが面倒くさいし、台所を汚したくないので(笑)

 

永瀬 廉

1999年1月23日、東京都出身。
2018年、King & Princeのメンバーとしてデビューする。
グループ活動はもちろんのこと、連続テレビ小説 『おかえりモネ』やドラマ『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』、映画『弱虫ペダル』等の話題作に出演。役者としても注目を集めている。

『夕暮れに、手をつなぐ』

『夕暮れに、手をつなぐ』
都会で育った音(永瀬)の前に突然現れた、野性的でチャーミングな空豆(広瀬すず)。ぶつかったり、笑ったり、励ましあいながら夢に向かっていく二人の“愛おしい時間”を描いた青春ラブストーリー。TBS系で毎週火曜22:00〜放送中。

MAQUIA4月号
取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)

最終更新日:

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