「MAQUIA」3月号では、美の賢者として大活躍中の神崎 恵さんと田中みな実さんの対談がついに実現! さまざまな美容を実際に試した経験から見えてきた、本当に大切なものとは?

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“さらなるキレイを目指す
好奇心がモチベーションに”

(田中さん)

“なりたいのは美人ではなく、
生き方を含めた〝美しい人〟”

(神崎さん)


Special Beauty Talk
ストイックに見えて、実はそうじゃない―。
生き方重視な“わたし思い”美容


美容界を牽引する二人が
理想とする美しさとは?

神崎 私、田中さんにずっとお会いしたかったんです。もともとすごく可愛らしいけれど、最近ますます美しさに磨きがかかっていて……。自分の理想を自力で実現していく田中さんの姿に、勇気と希望をもらっている方がたくさんいると思います。

田中 嬉しい♡ 神崎さんは誌面ではとても艶っぽいけれど、実際にお会いしてみるととってもチャーミング! いい意味でギャップがあり、着こなしも含めたセルフプロデュース能力がすごいと思いました。私も小柄なのですごく勉強になります。

神崎 小柄だとイメージが限定されがちですよね。私がメイクだけでなくファッションやボディなど全体のバランスを考えるようになったのは、その点が大きいかも。以前は美容が好きだからこそ顔だけに偏りがちだったけれど、30代後半からそのバランスを意識しはじめたら美容がさらに楽しくなりました。


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自分がキレイだと思えると、挑戦する力が湧いてくる(神崎さん)

田中 私も30代になって、ボディラインの変化を感じはじめた頃から全体を意識するようになりました。洋服で隠していた時期もあったけど、きちんと向き合って気になるところをしらみつぶしにしていった方がこの先も自信を持って楽しく生きられるんじゃないかと思ったんです。そこから食生活を変えたり運動を取り入れたりしていたら、自然と肌もキレイになってきて……。健康と美容は繋がっていると実感しました。

神崎 すごくわかります。三度の出産で体型が崩れていった時、洋服でごまかしても心のモヤモヤは消えなかった。その時に、女性が晴れやかな気持ちで生きるには、自信が持てるボディでいることが大切なんだと痛感したんです。よく「何のためにボディメイクするの?」って聞かれるけれど、人に見せるためじゃなくって自分のためなんですよね。

田中 体が変わると自信になりますよね。私の場合、最初の頃は体の変化が楽しくてトレーニングをやりすぎてしまって(笑)。硬くギスギスした感じに見えてきたので、しなやかな体づくりにシフトして、炭水化物や水分をしっかり摂るようにしました。今目指しているのは、神崎さんもよくお話しされている“触れたくなる”質感。男性だけじゃなく、女性も自分も触れたくなるような体や肌、髪の毛でいることを目標にしています。

神崎 触れた時に心地がいいと、自分を大切にしようと感じますよね。結局美容って、自分に響くかどうかが大切だと思うんです。誰かにキレイと言われるよりも、自分がキレイだと思える方が何百倍も心強いし、それだけで毎日の景色が違って見える。自信がつくことで、新しいことに挑戦する力が湧いたりもするし。

田中 私はストイックだと思われがちだけれど、自分のためにやってるから日々のケアを大変だとは思わないんです。美容の情報収集も、知りたくて研究しているからすごく楽しい。もちろん常に全力というわけではなくて、すごく疲れていてスキンケアをするより早く寝たい日も。そういう時は、自分の中での一発逆転アイテムを使うんです。丁寧にケアできた方がいいけれど、“この子は信頼できる”と思い込んで使うことで効いてくる気が。そういう意味では、マインドが美容に与える影響ってすごく大きいと思います。

神崎 私は40歳を超えてから、常にちょっとだけ余裕を残しておきたいと思うようになったんです。“本気出せばもう少し頑張れる”っていう伸び代を残しておくとラクじゃないですか(笑)。多少のシワはまぁいいかと許せる、いい意味での諦めと前向きさを持っている人が個人的に好きだし、そういうマインドでいた方が自然体の“キレイな生き方”ができるんじゃないかな?



MAQUIA 3月号

撮影/金谷章平 ヘア&メイク/AYA〈LA DONNA〉(田中さん分) ヘア/津村佳奈〈Un ami〉(神崎さん分) スタイリスト/筒井葉子〈PEACE MONKEY〉(田中さん分)  取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)


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