ごちそうなどの誘惑が多い年末年始。これまでダイエットに励んできた女子たちも「やっぱり来年から頑張ろう!」と挫折してしまったり、間違った思い込みのせいで逆に痩せない原因を作ってしまったり、なんてことも。この時期の“あるある”を、ダイエット美容家・安藤絵里菜さんが優しくアドバイス!
『AHRNNtokyo』主宰。3食お米も食べて14kgのダイエットに成功。2020年7月にはYouTubeチャンネル『Erina's choice』を開設し、食べて綺麗に痩せる食事術や自宅でできるトレーニングなど、ダイエットのアドバイスを行なっている。
ダイエット“あるある”CASE①
「ごちそう続きの年末年始。毎年結局『来年から頑張ればいいや〜』と自分を甘やかしてしまいます…」
「ダイエットは無理や我慢をしては続かないので、あまり罪悪感を感じないで! ごちそう続きで、濃い味付けに慣れてしまっているはずなので、年末年始の楽しいイベントが終わったら、まずは味覚のリセットから始めましょう。お出汁をきかせた食事や、味付けの薄い食事に変えて徐々に戻していくと◎。楽しむときは楽しんで、終わったらすぐに切り替え! 切り替え上手こそ、美と健康の秘訣です」
ダイエット“あるある”CASE②
「毎年寝正月ですが、今年はさらに家から出なくなりそう! 運動不足が心配なのですが、自宅でもできることって何かありますか?」
「いきなり頑張って運動しても続かないので、小さな事から始めてみましょう。例えば、マンション住まいならエレベーターを使わずに階段を使ったり、テレビや映画を見ながら、気になるパーツだけ筋膜リリースをしてみたり。おなかいっぱいの状態で、寝転がるのも良くないので、すぐに家事や掃除をするなど、家のなかでもちょこちょこ動くことが大事です」
ダイエット“あるある”CASE③
「野菜もたっぷり食べられるし、鍋ってヘルシーですよね?」
「確かに野菜もタンパク質も摂れるのでダイエット中に鍋はおすすめではありますが、全体的な栄養バランスも考えて! 野菜だけでおなかを膨らまそうとしたり、お肉ばかり食べ過ぎたりするとバランスが偏り、逆に痩せづらい体質になりかねません。また、私なら最後の〆まで食べちゃいます! 糖質を抜くとからだが糖質を欲してしまい、食後にアイスなどの甘味が食べたくなるので、それなら潔く〆た方が懸命。雑炊なら、少量のごはんでも満足感があるのでおすすめです」
ダイエット“あるある”CASE④
「今日の夜はごちそうの予定♡ 朝と昼の食事を抜いておけば太らないですよね?」
「朝からしっかり食べましょう! 食事を抜くと、夜に食べた物の吸収が高くなりますし、かえって食べ過ぎてしまいます。夕食で摂れなさそうな栄養素を朝と昼でしっかり摂って調整しておきましょう。例えば、夜に焼肉を食べる予定なら、朝と昼は野菜を多めに食べて、たんぱく質は肉ではなく豆腐で摂取しておく。夜にパスタを食べる予定なら、朝と昼で野菜やお肉を食べておく、など1日3食のトータルバランスで考えて」
ダイエット“あるある”CASE⑤
「お正月太りしても20代の頃は数日で体重を戻せたけど、なんだか痩せにくくなった!?」
「加齢による代謝の低下で起こり得る当たり前のことなので心配しないで! 焦って食事を抜いたり、減らし過ぎると、逆に痩せにくいからだを作ってしまいます。栄養の足し算で、食べても痩せるからだ作りをしていきましょう! 生活習慣を早めに通常に戻して、焦らず時間をかけて体重を元に戻していくのがおすすめです。何歳からでもダイエットは可能です!」
※本記事で紹介している健康効果・ダイエット効果には、個人差があることをご了承ください。
撮影/藤澤由加 モデル/安藤絵里菜 イラスト/沼田光太郎 企画・取材・文/織田真由(MAQUIA ONLINE)