「顔筋ほぐし」で顔のむくみや歪み、たるみ、ほうれい線などのお悩みもスッキリ! こり固まった顔の筋肉をほぐすことで、口元や鼻まわりの表情筋も活性化し、小顔効果や、口角が上がるなどのるなど嬉しいメリットも期待できます。今回は、おすすめの顔筋ほぐしをプロがレクチャー! 筋肉のほぐし方のポイントや、簡単にできる小顔マッサージのやり方もチェック。
- そもそも顔筋が衰える原因は?
- 顔のコリをほぐすとどんな効果があるの?
- ほぐすべき顔筋の種類と役割
- 顔筋ほぐし・マッサージの基本のやり方・ポイント
- 【顔筋ほぐしのやり方】ほうれい線悩みにおすすめのマッサージ法
- 【顔筋ほぐしのやり方】顔のたるみ、リフトアップにおすすめのマッサージ法
- 【顔筋ほぐしのやり方】鼻をすっきり見せるのにおすすめのマッサージ法
- 【顔筋ほぐしのやり方】口角を上げたり、唇のボリュームアップにおすすめのエクササイズ・マッサージ法
- 顔筋ほぐし・小顔マッサージの最新記事一覧
そもそも顔筋が衰える原因は?
柔道整復師。鍼灸師。独自の美容ボディバランス整体に基づく小顔術が人気。女優やモデルからも絶大な支持を得る。
長時間のマスク着用
マスクのゴムで耳が常に
前に引っ張られた状態
コロナ渦の影響で常にマスクをつけていることが顔歪みの原因に。「マスクをつけているとゴムひもによって常に耳が前に引っ張られています。すると耳が前に押し出され、顎関節のあたりにある外側翼突筋という筋肉が固まって機能しにくくなります。外側翼突筋は顔を引き上げる筋肉なので、正しく機能しないと顎が前に出て、顔を歪ませます」(山口先生・以下同)
口周りの筋肉を動かす場面の減少
頬がマスクに当たるのが嫌で、
思い切り笑えない
マスクによって笑えなくなっていることも顔に悪影響が。「マスク装着時は、笑おうとすると頬骨にマスクが当たって笑いにくいのであまり笑わなくなります。また、愛想笑いもしなくていいのでどんどん笑わなくなり、口の周りの口輪筋や笑筋などの筋肉が衰え、顔がたるんだりむくんだりしてベース型になり、顔が大きくなってしまうのです」
スマホを見る時の姿勢
ひとり時間が増え
スマホを見る時間が増加
ひとり時間が増え、スマホを見る時間が増えたことも顔の肥大化の原因。「スマホを見るときは必ずうつむいた猫背姿勢になるため、首が前に倒れてストレートネックに。すると上下の歯が当たって食いしばりやすくなり、顎周りの筋肉が発達して顔が大きくなる可能性が。首の前側の胸鎖乳突筋も硬くなり、顔が下に引っ張られてたるみも加速」
顔のコリをほぐすとどんな効果があるの?
顔のむくみや歪みをスッキリ
マスクを外して「最近、顔が大きくなった!?」と感じている人が多数。実はそれ、顔の歪みやむくみが原因なんです。目が少し開きにくい、エラの高さに左右差がある、エラが張ってパンパン……。そんな悩みも解決してくれるのが「顔筋ほぐし」です。山口良純先生の「顔筋ほぐし」は1日3分と短時間で行うことができ、顔が全体的にスッキリしたり、エラの左右差や角も目立ちにくくなるなどのメリットがあります。
筋肉をほぐして“在るべき姿”へと戻すことができる
どんなに小顔なモデルさんであっても、必ずメイク前に行うのがマッサージ。顔は骨格が作るものではあるけれど、そのコンディションを左右するのが、実は筋肉の凝り固まり。普通に生活するだけでも、顔の筋肉は緊張しやすく、放っておくと代謝を落とし、むくみやたるみの要因に。だからこそ、スキンケアの一部としてマッサージを取り入れて、ニュートラルな状態に戻していこう。(河北裕介さん)
ほぐすべき顔筋の種類と役割
高津文子式アドバンスインストラクター。耳つぼ、ドライヘッドヨガを組み合わせたオンラインレッスンが人気。
顔、ボディを理想の形状にととのえる「村木式整筋」メソッドが人気。著書に『顔印象変わる美鼻矯正』(講談社)。
大頬骨筋、小頬骨筋、口輪筋をほぐして口元美人に
「マスク生活で口の半開きや無表情が続いたことで口元のぼやけに悩む人が増加。舌の位置が下がると口元だけでなく顔まわりのたるみにも。また口輪筋の衰えも口角を下げ、唇が薄くなる要因に。」(YASUDAさん)
口角上げに欠かせない大頬骨筋、小頬骨筋
口角を上げる「にっこりスマイル」の要となるのがこのふたつの筋肉。衰えると頬の重みを支えられずへの字口に。
【口輪筋】表情筋の司令塔
表情筋の70%とつながる口輪筋。衰えると唇の輪郭がぼやけてボリュームダウンし、鼻の下まで伸びてしまう。
上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋、口輪筋をほぐして、むくんだ鼻をスマートに
「マスク着用のせいで、鼻が押しつぶされ横に広がった人は多いです。口呼吸となり、鼻呼吸で使う小鼻をすぼませる筋肉も劣化。口がぽかんと開いて鼻が下に引っ張られています。鼻のマッサージ&エクササイズですっきりすると顔立ちが立体的に見え、小顔効果があります」(村木さん)
【上唇鼻翼挙筋】活性化することで美鼻に
目と目のあいだから小鼻の下までを支える美鼻の要筋。
【上唇挙筋】鼻の下を縮める役割も
上唇を引き上げる筋肉。マスク生活でカチコチに。
【口輪筋】鼻と連動して鼻下を引き上げ
衰えると鼻を引き下げ、鼻下の“間のび感”にもつながる。
顔筋ほぐし・マッサージの基本のやり方・ポイント
摩擦じゃなく、顔を揺らす
摩擦は色素沈着の原因になるのでマッサージにはご法度。滑りが良くなるよう、たっぷりとクリームをつけ、やや圧をかけながら筋肉を揺らすと、強ばりがほぐれやすい。
できれば朝晩行う。無理なら夜だけでもOK
寝ている間にダメージを受けた細胞を修復したり、代謝を促すため、筋肉の緊張状態をマッサージでリセットするのが◎。スキンケアの栄養成分も行き渡りやすくなる!
小顔矯正のスペシャリストと名高い、代官山山口整骨院・山口院長とのコラボで誕生。マッサージ時の使用はもちろん、塗るだけでも巡りを改善! &be マッサージクリーム 50g ¥3850/Clue
【顔筋ほぐしのやり方】ほうれい線悩みにおすすめのマッサージ法
柔道整復師。鍼灸師。独自の美容ボディバランス整体に基づく小顔術が人気。女優やモデルからも絶大な支持を得る。
パーソナルフェイストレーナー、身体調律家として活躍。独自のメソッドには、アスリートから女優まで多くのファンが。
硬くなった口輪筋・咬筋をほぐしてほうれい線を解消
マスク生活で衰えた口周りの口輪筋や頬骨の下の頬筋、食いしばりで硬くなった咬筋をほぐす方法を山口先生が伝授。ほうれい線やマリオネットラインも改善。
1 手を握り、中指の第2関節を口角の少し斜め下に当て、エラの前まで強めに押し流す。これを5回。
2 中指の第2関節を口角の横に当て、耳の穴の手前まで強めに押し流す。これを5回。
3 中指の第2関節を小鼻の横に当て、頬骨の下の縁に沿って耳の上部の手前まで強めに押し流す。これを5回。1〜3を左右とも行う。
頬と口角も上がる、ほうれい線解消マッサージ
「神経を刺激しながら頬をストレッチすることで、筋肉にしなやかさを取り戻し、頬の位置がアップ。真顔に戻るとほうれい線が消え、口角が上がります」(木村さん)
神経を刺激しながらチュー顔
頬骨をたどっていくと凹みのようなツボが。ここを2本の指で押さえ「う」の唇に。
チュー顔のまま唇を横へ
「う」の唇を指と反対の真横に動かし、頬全体にテンションを。反対側も同様に。
【顔筋ほぐしのやり方】顔のたるみ、リフトアップにおすすめのマッサージ法
硬くなった側頭筋をほぐしてリフトアップ
耳をほぐすと外側翼突筋がほぐれて顔が引き上がりやすくなるので、まず最初に耳をほぐす。次に、食いしばりで硬くなりやすい側頭筋をケア。硬くなった側頭筋のほぐし方を山口先生が伝授します。
1 親指と人差し指で耳をつまみ、斜め上に引っ張る。
2 そのまま後ろ回しで耳を回していく。クルクルと早めに15〜20回。
3 グーの手の第2関節を髪の生え際から指1本分内側に強めに押し当て、円を描くように10回回す。側頭部を3分割し、少しずつ後ろに手をずらして3カ所とも同様に。1〜3を左右とも行う。
顔の歪み・たるみの原因になる側頭筋のこりを解消
「マスクの紐やストレスによる食いしばりは、側頭筋を緊張させガチガチ状態に。この凝りを放置すると、顔のたるみや歪みによるハチ張りを引き起こす! 耳をつまみ、手前から後ろに回すことを習慣にしたい。」(河北さん)
おでこや頬の筋肉をほぐす小顔マッサージ
河北さん自身も行っている、河北流・最強小顔マッサージのやり方をご紹介!
1 おでこを上へと引き上げる
クリームを全顔に。シワができやすい額中央から上半分を、引き上げるようにクルクル。
2 眉上のこわばりをほぐす
緊張しやすい眉上は、皮膚を揺らすように眉頭上〜眉尻上まで指をクルクルと移動させる。
3 眉つまみでまぶたスッキリ
眉をつまみ、眉頭から眉尻へと流す×3回。その後、眉頭下の骨のキワを軽くプッシュ。
4 繊細なまぶたは優しくなでる
指の腹を使い、目まわりを優しく流す。クマ部分も圧をかけないようにタッピング。
5 小鼻横〜頬骨下をしっかり流す
鼻で呼吸しながら小鼻横をプッシュ。そのまま頬骨下を通り、耳前へと流す×10回程度。
6 口まわりをほぐして表情豊かに
意外と凝っているのが口まわり。指の腹で皮膚を揺らすイメージでクルクルとマッサージ。
7 つまみ流しでもたつきを阻止
鼻から息を吸い、あご下をつまんで耳下まで流し、息を吐く。このつまみ流しを×10回。
8 首筋の筋肉をつまんでほぐす
首にクリームを塗り、横を向いて鼻呼吸。吸った時に浮き出る胸鎖乳突筋を上→下へつまむ。
【顔筋ほぐしのやり方】鼻をすっきり見せるのにおすすめのマッサージ法
顔、ボディを理想の形状にととのえる「村木式整筋」メソッドが人気。著書に『顔印象変わる美鼻矯正』(講談社)。
上唇鼻翼挙筋をほぐして、広がった鼻筋を通す
「マスク生活、スマホなどによる無表情でサボっている上唇を引き上げる筋肉『上唇鼻翼挙筋』を活性化。ここを刺激することで、横方向ばかりに開いていた口が縦にも開くようになり、もっさり広がった鼻筋を通します」(村木さん)
両手人さし指の第2関節を、鼻筋の脇、頬との境目に当てる。顔の奥へと圧をかけ、上下に小刻みに揺らす。目と目のあいだ、鼻の中央の2カ所で各10回。
人さし指の第一関節と第二関節のあいだで、鼻筋の軟骨の脇を両側からはさむ。軽く圧をかけ、指を内側に回転させながら引き下げる動作を繰り返す。×10回。
口輪筋との連動で小鼻をタイトに見せるマッサージ
「鼻に圧をかけながら口を動かすことで、小鼻の筋肉のコリをほぐして、デンと広がった鼻をタイトに。口を大きく動かすことで『上唇挙筋』にスイッチが入ります」(村木さん)
小鼻の少し上あたりを親指と人さし指で上からはさむ。圧をかけながら、「え」「お」「え」「お」と口を大きく動かす。×10回。
同様に「う」「お」「う」「お」と口を大きく動かす。いずれも鼻が動いているのを指先に感じられていれば効いている証し。×10回。
【顔筋ほぐしのやり方】口角を上げたり、唇のボリュームアップにおすすめのエクササイズ・マッサージ法
パーソナルフェイストレーナー、身体調律家として活躍。独自のメソッドには、アスリートから女優まで多くのファンが。
高津文子式アドバンスインストラクター。耳つぼ、ドライヘッドヨガを組み合わせたオンラインレッスンが人気。
口輪筋をほぐすチュー顔エクササイズ
「チュー顔をするだけで、口輪筋につながる表情筋や、あごやデコルテに効率よくアプローチ。砂時計ゾーンにテンションがかかり、真顔に戻ったとき、口角がフワッと上がります」(木村さん)
姿勢を正して
唇を「う」の形に
背中が丸まらないよう姿勢を正し、大頬骨筋や笑筋を引っ張るように「う」の形に。なるべく前へと突き出す。
大頬骨筋と小頬骨筋に効く口角上げエクササイズ
「口角を上げる大頬骨筋と、そのとなりの小頬骨筋にアプローチするエクササイズ。つくり笑いではなく、自然と口角が上がった好感度の高い笑顔になれます」(木村さん)
指で押さえながら口角を上げる
口角を目いっぱい引き上げて笑顔をつくり、小鼻のわきを2本の指で押さえる。
口を大きく開けて「あー」
指で口角と頬を固定したまま「あー」と口を開く。目をカッと開くとうまくいく。
口周りの筋肉を動かすおちょぼ口トレ
「唇のボリューム感アップと、鼻の下の間のび解消に効くのがこちら。上唇の山がめくれ上がり、輪郭がくっきりします」(YASUDAさん)
1 力を抜き、唇を少し前につき出した「ほ」の形に。両人さし指で両口角を押さえる。
2 上唇中央のとんがった部分と、下唇中央を軽くくっつけては離す。1日に何度でも。
顔筋ほぐし・小顔マッサージの最新記事一覧
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
編集部
スキンケア、メイク、ボディケア、ダイエット、ヘア、ライフスタイルなど実践に役立つビューティ情報を、マキアオンライン編集部が厳選してお届けします。週間人気記事ランキング、マキア公式ブロガー人気記事ランキング、インスタグラム人気投稿ランキングもチェック!
最終更新日: