読書の秋ですね♪
先日エルメスのパフュームの記事(☆)を書いて、思い出したこの本…!
今日は「調香師日記 byジャン=クロード・エレナ」をご紹介します。
エルメス・ラルチザン・ブルガリのオ パフメ オーテヴェールなど、数々の魅力的なパフュームを生み出した調香師…ジャン=クロード・エレナの創作日記です。
常に香りを感じて生活しているジャン=クロード・エレナの日常…♪
普通の人は、ラボや精油所は、なかなか経験することが出来ない場所だけど、普段…日常の中で、誰でも感じることの出来る香りまでも…なんともロマンチックに描かれています。
旅先やジャン=クロード・エレナのデスク…昼下がりの市場…見たこともない精油所などの情景も、目に浮かぶような表現力。
さすが…自身のことを、香りの文筆家とたとえてるだけある!
だからこそ…ジャン=クロード・エレナの生み出すパフュームは、香りもストーリーも印象強くて、出会ったら忘れられないくらい。
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わたしは、コスメもパフュームも専門知識というよりは、ロマンチックに楽しみたい派なので、ゆるい落ち着いた文章のテンポが好き…♪
逆を言うと、専門書的なものを求めている方には、ちょっと物足りないかも…
という方は…こちらがオススメです♪
「香水─香りの秘密と調香師の技 byジャン=クロード・エレナ」※画像はAmazonさんからお借りしてます。
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香水の商品化は、社長自らが選んで決めていた時代から、マーケティング部門が担う時代になった今…
どんなことかというと、売れる香りをリサーチして、プロジェクトチームのチーフが、若い調香師に都度支持して…売れる香りを作る。そんな同じような香りの香水がありふれている…
そんな中、ジャン=クロード・エレナは、パフューマーとして芸術家として、信念をもって、世に自身の芸術という香りを生み出している…
パフューマーとして、初めは嫌われものだったかもしれないけど、その信念の通し方が好きだな…☆*
だからこそ、毎回独特な香りと、ストーリーを感じさせてくれる。
香りは好きだけど、まだこの香りに自分はなりきれていないとか…この香りをまとったことで、性格まで変わってしまいそう…とためらうこともあるくらい。
そんなパフューマーの生み出した香水を、全身で感じられるのは、この上なく幸せ…♪
来月…10月のベルガモット油は、
フローラルなリナロールという成分が一番多く含まれているそう。
そして、2月までに次第にフローラルからフレッシュなベルガモットの香りに変わってくるそう…♪
そんな変化の違いを感じられる商品に出会えたらいいな。
素人ながら…香りの楽しさと追求はとまりません…☆*