上西星来さんとチェック！ 積極的にエイジングケアしたい派のお手入れ術

エイジングサインを積極的にケアしたいという26歳の上西星来さん。一歩先行くケアで美肌の底上げを狙って。

「エイジングサインに働きかけるアイテムが、続々とリリースされる最近のスキンケア市場。原因やその対策も多様化し、それに見合った設計や処方が新たに誕生することも多々。エイジングサインを積極的にケアしたい人には願ったり叶ったりの状況かもしれません。
けれども、たくさんあるアイテムの中から、どんな視点で探したらいいのかわからない場合もあると思うので、まず押さえるべき、積極ケア派向きのトピックをまとめました。紫外線やシミ、たるみをケアする頼もしいアイテム、今話題のエイジングケア成分、効果を十分に発揮するためのアシスト方法まで、あますことなくお届けします。これまでのケアはもちろん、気になるテクニックを加えて、自分なりの積極ケアをブラッシュアップしてみて」

肌の上から塗るのと、サプリなどから摂り入れるのとどちらが効果的？
「どちらも効果的です。また、両方でアプローチした方が効率よくケアできます。特にサプリメントは、手間無く全身に行き渡るのも利点。好みやライフスタイルに合わせてチョイスを」

今からエイジングケアコスメを使っていたら将来使うものがなくなる？
「そうならないために肌トラブルの傾向を消していくのがエイジングケア。今は“トラブル”でも、その芽を摘んでおかないと根深い“エイジングサイン”となり、コスメで太刀打ちできなくなることも」

美容医療とコスメ、どう使い分けるべき？
「“今すぐ”どうにかしたい肌悩みがある場合は美容医療の出番。でも、美容医療を行ったとしても、その後のケアにはコスメが必要。コスメは予防にもなるので、ベースの底上げ的にも必須です」

「昨今の日焼け止めには、エイジングを加速させないための工夫をふんだんに取り入れたアイテムが多く、塗っている間、紫外線対策以外のケアもし続けられるものがあります。高い防御力にリッチな美容成分、スキンケアクリームと見まがうような上質なテクスチャーで、スキンケアの延長として取り入れやすいはず。十年後も美肌でいるために、日中もケア時間にあて、効率的にエイジングケアを」

「血流がよくなると、肌はみずみずしく内側から潤い、輝いてみえます。それは、肌への栄養分や水分を血液が運んでくれるから。そのためには、血流を促すコスメでの“巡りケア”が有効です。その代表格と言えば“炭酸”でのケア。分子量が小さな炭酸ガスが皮膚から浸透することで、毛細血管まで届き血管を拡張。“巡り”をよくするにはうってつけのケアなんです。積極ケア派なら一度お試しを」

「どれだけ素晴らしい製品を使っていても、ケアの時の“手の使い方”次第では肌の負担に！　顔には直線が1つもなく、丸みで構成されていることを考えた上で、手を添えることが重要。力が入りすぎないようケア前に手の力を抜き、ケア中は手よりも肌に意識を向け、力加減をコントロール。手のひらから指先までがムラなく肌に触れる“カーブタッチ”の手つきが、上質なケアにつながります」

「ピンッとアイロンをかけたような肌を目指したいなら、引き締め＆ホールドしてくれる、まるでコルセットのような役割を果たすコスメの投入を。今まで育んできた“いい肌状態”をキープしてくれる効果にも期待ができます。シワやたるみのケアこそコツコツと続ける必要があるので、早めに使い始めるのが吉。積極的にケアをして、なめらかで引き締まった肌を目指しましょう」

「積極ケア派には、攻めのエイジングケアを叶える成分をレコメンド。狙いは、話題の4つのキー成分。シワ改善が期待できるレチノール、ハリ肌へ導く幹細胞、肌の弾力を引き出すペプチド、次世代レチノールとして注目のバクチオール。それぞれ、ほかにもたくさんの役割を果たしてくれる成分で、エイジングサインへ頼もしいアプローチをしてくれます。ぜひチェックして！」

「摩擦が怖いという気持ちから、マッサージを嫌厭（けんえん）する人も多いのでは？　でも適度な圧は筋肉や線維芽細胞へのいい刺激となり、ほぐしたり、老廃物を流したりできるというメリットも。何もしなければ良いというわけではないのが難しいところですよね。塩梅がわからないのであれば、アイケアコスメに付属するツールに頼ってみるのも手。ほどよいテンションもエイジングケアの一環です」

MAQUIA7月号
撮影／天日恵美子（モデル）　佐藤健太（物）　ヘア＆メイク／室橋佑紀（小田さん分）、後藤若菜（上西さん分）〈ROI〉　スタイリスト／黒崎 彩〈Linx〉　モデル／上西星来　イラスト／はやしうき　取材・文／浦安真利子　構成／山下弓子（MAQUIA）

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