女性向けセルフプレジャーアイテムブランドirohaと、同ブランドの10周年記念アンバサダーを務める水原希子さんが初めて共同開発した高性能バイブレーター・iroha mai RURIが発売。製品の開発秘話や水原さんの製品に込めたアツい想いを伺いました!
2010年、『ノルウェイの森』でスクリーンデビュー。ニューヨーク、ミラノ、パリのファッションウィークにモデルとしてランウェイを歩き、様々なブランドに参加。ソーシャルメディアでも圧倒的な人気を誇り、インスタグラムでは769万人を超えるフォロワーを持つ。
●irohaとコラボすることになったきっかけを教えてください
「もともと私は、irohaのデビュー時からのファンなんです。私が企画・監修・出演をした『キコキカク』(アマゾンプライムで配信中)という番組で、irohaの会社訪問をさせてもらったのをきっかけに、ブランド10周年のアンバサダーのお話をいただいて。それまではキャンペーン活動に参加していたんですが、ついにバイブレーターの共同開発をさせていただくことに! 大好きなブランドとご一緒できて、とても光栄です」。
●『キコキカク』ではirohaのセルフプレジャー製品を愛用していることについて、ナチュラルに語っていましたよね。
「お友達同士ではこういう話ってするけど、それ以外ではあまりしないですよね。芸能人ならなおさら。男性には下ネタとして許容されることがあっても、女性は特にタブー視されていると思います。でも、性欲に向き合うことって、人間が健康的に生きるためにはとても大事なことだから、公表することが恥ずかしいっていう感覚は全然なかったかな。irohaの製品は見た目もとてもオシャレだし、むしろもっともっと広めたい。ファッション感覚で、かわいい!欲しい!って買ってほしいなって思います」。
●今回コラボされたiroha mai RURIはいかがですか?
「このmaiというバイブレーターは、“舞”つまり音楽をテーマにしていて、音波から振動を作り出しているんですが、動きが穏やかでとっても静かなのが特徴なんです。そこで、コラボ製品のほうには、ホエールスイムで聞いたクジラの声を使うことを思いついきました。海中でクジラの求愛の声が鳴り響いて、全身で音の揺れを感じたんです。こんなラブソングから生まれた振動が身体を包み込んだらもう最高だなって。私にとってセルフプレジャーって、自分との対話だったり、自分の欲求をいたわってあげたりするものなので、ぜひセルフケアの一環として使ってみてほしいです」。
●MAQUIAでは度々、女性の性欲や、セックスレスの悩みなどをとりあげるのですが、女性たちは性について語る場がなかったり、欲求をパートナーに伝えにくかったりと、「我慢」をしている人が多いと感じます。水原さんはどう思われますか?
「女の子が性欲の話なんてしてはいけないっていう暗黙のルールがありますよね。私も、パートナーに求めたら『性欲強すぎじゃない?』って一言で片付けられて傷ついた経験があります。でも、私たちは日々、ホルモンに左右されていて、女性なら生理もあるし、妊娠・出産もするので、性欲があるのはおかしくない。レスになれば浮気の原因になることもあるだろうし、我慢にも限界がある。そういうときのセルフプレジャーっていうのもあるけど、それとは別に、パートナーに自分のバイオリズムを知ってもらうことも大事だと思います。長く付き合えば、お互いにある意味”飽き”がくるだろうし、うまくセックスができなくなってきても、逃げずに歩み寄って理解し合うことが大事だと思うんです」。
●水原さんのように性についてオープンに語るにはどうしたらいいでしょう?
「性を語ることがタブーになるってそもそもおかしいんだけど、私がirohaさんと活動することが、そんなルールを破るきっかけになるといいですね。それに、セルフプレジャーって性欲を癒す目的だけじゃなくて、リラックス効果やストレスの発散になるから、心と体の健康っていう側面からも大事なんです。いろんな面でメリットがあるよって伝えることで、普通のテンションでみんなが話せるようになるのかな」。
iroha mai RURI ¥16000/iroha
スマートフォンやゲーム機のコントローラーなどの振動にも使われている「Haptic WAVETMテクノロジー」を採用。クジラの鳴き声、さざなみ、ダイビングの呼吸音など、海にまつわる5つの振動パターンをはじめ、海や空をイメージしたカラーとケースもすべて水原さんがプロデュース。サイズ:幅174×奥行33×高さ33mm、約107g
撮影/アベユキへ 取材・文/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)